神尾葉子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ前作の「虎と狼」はさっぱりおもしろくなかったので、今回はどうかな?って思ってましたが、面白かったです。
悪魔と女子高生っていう組み合わせですが、ルシ男が意外といい奴で、のばらもはっきりものを言うために孤立はしてますけど、それを苦にしているワケでもなく、悪魔に相棒と呼ばせる強さもあって、好感を持てました。まあ、たまにのばらの言葉遣いが気になるときはありましたけど。
辺見も天然なのかと思いきや、彼にも悪魔が憑いていて、のばらを陥れたのが計算だったっていうのは意外な展開でした。簡単に玉を作るのばらと自分で必死に玉を生み出さないといけない辺見。
倒れた辺見を放っておけばいいのに、きっと放っておけな -
Posted by ブクログ
いじっぱりでどこか冷めた女子高生のばらは小さい頃から普通の人には見えない変なものが見える力があった。そのせいで友達や周囲の人から孤立し、すっかりひねくれた性格の持ち主になってしまった。そんな彼女に子どもの頃から話しかけてくる見えない存在。16歳の誕生日にその声の主が姿を現す。声の持ち主は何と人ならざる存在ーー悪魔だった。のばらはひょんなことからその悪魔と同居することになり…。
神尾さんの新作。主人公ののばらはひねくれてるけど悪魔のルシ男(笑)と出会うことで変わってきたね!なんか生き生きしてきた。悪魔も最初は冷たそうな恐い奴と思ってたけど、照れたり心配したりとどこか憎めない存在になりつつあるね -
Posted by ブクログ
ネタバレ前巻の最後で現れたライオンことシシオが実は不登校の同級生だったってことが分かり、バタバタしてきました。シシオって、実はいい奴ですよね。
オオカミとミーもお互いに惹かれてきましてけど、まだ本人たちには自覚がなく、トラだけがオオカミの気持ちに気付いている感じです。
でも、この巻で一番印象に残ったのは、紅子。幸せそうな人たちの仲を壊すのが趣味?のデストロイヤー女で、最初はいい人そうに近づいてきて、知らない間に壊されちゃってるっていうとんでもない女でした。ほんとむかつきます。
紅子の策略にまんまとひっかかってしまったミーですが、シシオには正体ばれたし、オオカミやトラもなんとなくおかしいって気付い -
Posted by ブクログ
昔10巻あたりまでは読んでいましたが、以後読んでいなかったので、古本屋で読破してきました。
実写版(ドラマ、映画)も全部見たわけじゃないのですが…うーん、実写版のエンディングを見ているせいか、原作は妙にあっさりしすぎているように感じました。あれだけドタバタしといてこんな終わり方なんて…。ドレスを着たつくしが司と踊るシーン見たかったし、結婚式シーンだって…。ぜひ4年後、司が迎えに来る話が読みたい…。
たくさんの障害を乗り越えながら自分や司と向き合うつくしはかっこいいな。
私の中ではあんな金持ち集団なんか「ありえないっつーの!!」という感じでしたが(笑)、つくしという等身大キャラがいてくれたお