ヴィクトリア・ダールのレビュー一覧

  • 地味秘書ジェーンの願いごと

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    ヴィクトリア・ダールのアスペン〜タンブル・クリークのシリーズ3作目。まったくこの作者さんのタイトルと表紙、あらすじは、これでいいのか、悪いのか。タイトルのイメージで読み進めると今回も、違う意味でディープなドラマが待っている。先の2作「モリーの言えない秘密」「天才富豪とモーリの真夏の約束」と同様、ヒロインが自分や家族との葛藤から、恋愛を通して自立していく話なのだが、ヒーローヒロインの家族関係が一段と深刻。これじゃグレるよ、と思わせる背景で、よくここまでやってきたよ、もういいじゃないか、と言いたくなってしまう。ヒロイン・ジェーンの心の鎧は固く、辛抱強く包容力のあるヒーロー・チェイスのアタックをもってしても難攻不落。だからこそ、つい拳を握って応援したくなる。心に傷を負い弱い部分を持つそれぞれの家族が事細かに描かれていて、特に父親たちがいい味を出している。オリーブおばあちゃんも。ジェーンのダメ弟ジェシーも更正の糸口が見えてきているようだし、チェイスの父親にとってジェシーの事件がいい突破口になっていたというのも救い。
    最後、ローリの送別パーティは大団円の雰囲気が、3作読み進めてきた私にとっては何とも淋しい。ローリとクインはタンブルクリークを離れてしまうのね、と住人でもないのにセンチメンタルになってしまった。このシリーズ、ホットシーンはちょっとついて行けないところもあるけど、ストーリーやキャラクターは大好き。またを書いてくれるといいなあ。

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    2015年04月26日
  • モリーの言えない秘密

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    10年ぶりに故郷の田舎町に戻って来たモリー。憧れの人、警察署長のベンはますます素敵な男性になっていた。過去のトラウマもあり、とってもスキャンダルに敏感なベンは、モリーの職業を尋ねるが、頑として言わないモリー。想像を膨らますがどれもエロい方向なのが笑える!自由奔放なモリーに振り回される生真面目すぎるベンの恋が最高に面白い。そこにモリーに狙うストーカーや、エスカレートする嫌がらせがストーリーをピリッとさせてくれる。犯人の目星はすぐについちゃうんだけど。だけとモリー、その最後の秘密は確かに言えないよねぇ(笑)

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    2017年12月06日
  • 天才富豪とローリの真夏の約束

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    亡き父の自動車修理工場を継ぎ、女性メカニックとして男っ気なしの生活を送るローリ。せめて男性と割り切った関係を築こうと決意するが、そこに立候補したのが親友モーリの兄、建築家のクインで……。
    まず、このタイトルで星ひとつ減。天才富豪じゃないし、このタイトルとあらすじで軽い作品だと思ったら、いやー、これも前作同様結構サスペンスだった(笑)
    ローリの立場が個人的に自分と被るので、すごく切実に感じ、泣きそうになってしまった。この作家さん、ユーモラスに書きながら、ちょっと泣かせどころがあるのが憎い。
    個人的に好きなのは、ヨーロッパに行く夢を抱いていたローリが、地図にきれいな色のピンを立てているところ。それをクインがみつけたときの、切なさ。
    ホットシーンも相変わらずtoo muchなのだが、ローリが別れを覚悟しながらの行為に、胸が締め付けられる場面もあったり。最後の建築に例えるシーンも良かった。
    前作よりヒロインが地道な分、共感するところが大きかった。いろいろつっこみどころ(そっちのつっこみじゃないよ、とローリに言いたいw)はあるものの、私はこの作品が好きです。

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    2015年04月26日
  • モリーの言えない秘密

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    亡くなった叔母の家に越してきたモリー。10年振りに戻った町には昔好きだったベンがいて、彼とはとある因縁があった……あらすじだけを読むと、単なる官能小説家と思ったら、結構サスペンスだった。ヒロインはちょっと隙がありすぎだろうと思うし、ヘタすると死んでるよ! とベンじゃなくてもハラハラする。でも憎めない。それ以上に警察署長であるはずのベンがかわいい。モリーの職業を邪推して悶々する場面は、シットコムの海外ドラマを見てるみたいに映像として浮かんでくる。
    コミカルなタッチが楽しく、登場人物の背景が細かく描かれていて、日本じゃ到底考えられないぶっ飛んでいる登場人物にも感情移入できる。
    そして時に切ない。ベンがモリーの写真を撮って、置いておくところ、すごくよかった。死刑台のエレベーターのラストシーンみたいな。映像がはっきりと浮かんでくる情景描写がうまいなあと思う。
    ただ、いくら官能小説家と言っても、警察署長ともホットシーンだというのにちょっとやり過ぎ感があり、その辺が星ひとつ減。
    でもこれもスピンオフのお楽しみが有り、ローリ、ジェーンと話は続く。勿論読みますとも。

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    2015年04月26日
  • 地味秘書ジェーンの願いごと

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    地味秘書ジェーンの正体が面白い。一生懸命に生きているヒロインが絶望的な状況になりながらも必死で頑張る姿に勇気づけられる。一度は切り捨てた家族のために全力で戦い、最後には家族の愛、ヒーローの愛、そして自分自身が持っている愛に気付くシーンに泣かされる。幸せな気分で読み終えられるお話。2013.4

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    2013年04月17日
  • 地味秘書ジェーンの願いごと

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    ブルーカラーヒーロー×ホワイトカラーヒロイン。
    お堅い秘書の裏にはトンデモな過去が。
    ヒロインの家族は訳ありな人ばかりで一度は逃げ出すんだけど、またしっかりと向き合うヒロインの姿が良かった。
    最後の母親とのやり取りには涙。ちゃんと向き合ってみないと見えないものが多いよね。
    HOTシーンは多いんだけど、ロマンスというよりジェーンという一人の女性の物語として読んでいた気がする。

    ヒーローは首にタトゥーを入れたいかつい大男で外見だけなら近寄りがたい人。なんだけど中身は優しくて素敵な男性だった。
    ヒロインに結構酷いことを言われるんだけど、ヒロインが弱ってたり助けを求められたらすぐに駆け付ける。
    突き放すにしてもヒロインにちゃんと選択肢を与えてから。精神的にもすごく支えていたのが読んでいてもよく分かった。

    ポテトの序列のシーンはあるあるすぎ( ̄∇ ̄)

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    2017年03月08日
  • 天才富豪とローリの真夏の約束

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    10年間、ローリは父親の介護に明け暮れた。
    大学進学も恋愛も諦めたが、その父がついに亡くなり、抜け殻になったローリも自分の人生をようやく考え始める。
    まだ恋をする気にはなれないけど、割り切った甘美な関係だけを誰かと楽しみたい…そんな密やかな願いをクインが偶然知り、立候補してきた。



    クイン、仕事に夢中なおとぼけキャラ。
    はたから見てると可愛いけど、お付き合いはしたくないなぁ。
    こんな風にスグにこっちを忘れられたら、嫌でしょ。

    モリーもそうだし、ローリもそうだけど、頑なに付き合ってる相手に相談しないよね。
    頼れってことじゃなくて、必要な情報を手に入れるためにとか、付き合ってる相手とうまく関係を(発展させなくとも)ある程度築きたいなら、コミュニケーションの一環として、身に起こっていること不安なことを言えばいいのにーと、思った。
    自分でなんとかできるを証明するためか、あまりに頑なに思えて、気になった。

    面白かったけど、多分この人の作品は見つけたら読むだろうけど、あとちょっと何かが欲しいなぁ…。

    ☆3つ。

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    2016年10月08日
  • モリーの言えない秘密

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    モリーは亡くなったおばが遺した家に住む為に、10年ぶりに故郷に帰ってきた。が、それは表向きの理由で、本当は兄の親友ベンに逢うためだった。
    ずっと憧れてきたベンに、今こそ抱かれたい。だがベンはモリーを妹扱い。
    そこでモリーは大胆な作戦に出ることにした。


    面白かった。
    つか、小さい街って嫌だね。街の普通の人の事が新聞に載るなんて。

    ヒロインのモリーとベンは昔からお互い好意を持ち合ってて、やっとくっついたわけで。
    しかしモリーは、自分の仕事内容を完全黙秘。これ、ここまで頑なじゃなくても…と思った。
    「本書いてるけど、先入観を持たれたくないし、身近な人が読んでると思うと落ち着かないから、内緒にしておきたい」くらい言えば、ここまで興味を惹かれないのでは。
    まぁ、話を面白くするにはこういう「ちょっとやり過ぎでは」な部分がないとダメなのかもね。

    ところで、最近読んだロマンス本はみんなそうなんだけど、家庭を持ちたいって思うことは愚かなことなのかね?
    みんな最初は「大人としてセックスする関係でいましょう。面倒くさいことはなし」みたいなスタンスを出すんだけど、真面目に結婚前提でお付き合いするってのは大人としておかしいのでしょうか。

    んー、まぁ☆は3つ。

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    2016年10月08日
  • 彼女たちの可憐な恋愛白書

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    「ヴァージン卒業宣言」ローリー・フォスター
    ウェイトレスとして働くメリリーには悩みがあった。
    たった1人の家族である母親の介護に明け暮れ、ついに母が亡くなってから一年経ってもまだヴァージンであること。
    ある日メリリーは以前から気になっていたブリックに、はじめての相手になってくれないかと頼む。果たしてブリックは…。


    面白かった。
    短かったけど、ちゃんと満足できた。
    メリリーだけじゃなくて、メリリーの美貌の家主さんとヒーローの親友との恋も同時進行な感じで楽しめた。
    欲を言えば、この親友の方の恋の決着ももうちょっとしっかり味わいたかったな。
    「きっとうまくいくよ」的な会話で終わっちゃったからな。
    メリリーとブリックの方は二人共好感持てたし、ペットがたくさん出てきてるのも楽しかった。
    ☆4つ。


    「ぼくと君の同窓会」ジャネール・デニソン
    ウィルは卒業10周年の同窓会へ、迷いつつ出席することを決めた。
    ハイスクール時代人気者だったアリーとのある一件について、誤りたかったからだ。


    なかなか良かった。
    しかし、アメリカってすごいエネルギッシュだよね。
    大統領選挙の長さもびっくりするけど、同窓会に一週間もかけるなんて、どうかしてるとしか思えないけど(笑)
    ウィルみたいな人、可愛いよなぁ。
    大人になって、自信が出て変わったウィルもいいけど、個人的にハイスクール時代のウィルが可愛いな。

    ☆3つ。


    「ひと夜を刻んで」ヴィクトリア・ダール
    カメラマンのイヴは、数年前に失った恋を未だに心の傷として抱えていた。
    恋を失ったと同時に、自分自身の何かも失ってしまったのだ。


    ヒーローのブライアンがやったことは、わたしは許せるかどうかわからないなぁ。
    ブライアンは結婚していながらイヴに惹かれて、このままじゃ一緒に居ることすらままならない、とまで思い詰めてイヴの元を去った。
    妻とは何度めかの別居中だったけど、やり直すために妻の元へ戻った。
    イヴに「愛情がある」と認めた手紙を残しておきながら、妻とやり直すって意味わからないんだけど?
    わたしが妻なら、いやイヴだとしてもブライアンをぶっとばしたいわ。
    他の女へ愛を告げながら、お前(妻)とやり直すために来たって言う男って…。
    一度はイヴを失ってもいいと、妻を選択したわけでしょう。
    それで妻とはダメでした。イヴ、戻ってきたよ~なんて男はほんとに嫌だ。
    誠実なとか、誠意のある態度、とかいうことなんだろうけど、それって結婚に対してとか妻に対してとかで、イヴに対してはどうなの?去る時に思いを告げておいて、妻を選んでるんでしょ。
    妻に対して本当に誠実なら、それやるのダメでしょ。
    ただズルい男だと思う。
    わたしは無理だな。
    ☆は個人的に男のダメさに2つ。

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    2016年09月17日
  • 天才富豪とローリの真夏の約束

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    『モリーの言えない秘密 』の続編。ローリ・ラブと、モリーの兄の建築家クイン・ジェニングス。セックス目当てと云いながら始まるお付き合いが、正式に恋人としてのお付き合いになるまで。事件捜査のサスペンス色が多少。

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    2012年11月13日
  • モリーの言えない秘密

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    10年前に見てしまったヒーローのみだらな姿、とかいう扇情的なあおりのとおりとってもホットな話でした、前半は。
    がしかし、やっと二人がうまくいきかけたところで、ヒロインが隠していたとある秘密が明るみに出て二人の仲が怪しくなったり、ヒロインの昔の彼氏が現れたりと、後半の展開がかなりきつい。こわい。
    素人創作をたしなむ身としては、書いたもの=自分の経験・願望だと思われるあたりが一番怖かった。殺人事件を書いてるミステリ作家がリアルで人を殺したがってるとは誰も思わないでしょ。

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    2012年07月07日
  • モリーの言えない秘密

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    10年ぶりに故郷に帰ってきたヒロイン。警察署長ヒーロー。
    少女時代の淡い恋の相手の淫らな姿が忘れられないヒロインだったけどヒーローのほうも少女時代から美しかったヒロインを想いえがくぐらい惹かれていたわけで 過去の燃えかすに火が着いたような二人の関係。
    周囲で不気味な出来事が重なってストーカーまで出現して彼らの関係に横やりが入ったけれど 犯人達の荒んだ想いは二人には届かないと思うのよ。

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    2012年04月09日