松田丈志のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
(2017/8/19)
松田 丈志とそのコーチ。
アスリートの自分に勝つ精神力がにじみ出る。
クラブでの全体的な練習を嫌い、半ばコーチとのマンツーマンで
その日その日の練習を組み立て、ターゲットである五輪の金を目指した二人。
金こそ取れなかったものの、4度のオリンピックで4つのメダルを獲得することができた。
コヴィーの七つの習慣やエディさんを読んでいるのと同じ感覚になる。
結局は目標に向かうための人間の頭の持って行きようはそうは変わるものではないということだろう。
世界陸上で日本マラソンの惨敗を連続して見た直後に読み、
考えさせられるものがあった。
日本最高位は組織での練習を拒否した公務 -
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購入済み
二人の信頼関係が素晴らしい
24年間という長い時間をかけて築いてきた信頼関係が、オリンピックでの2大会連続メダル獲得という素晴らしい結果を導いたのだと感じ取れる作品だった。
松田選手の、まだまだ先を進んでいくという熱い思い、そして指導者久世コーチのとことん育てぬくという思い、それらがあったからこそ導かれたものだったと分かった。私自身競泳を続けてきた過程で、これほどまで信頼を置けただろうか、と自分の内面とも対峙できるような松田選手の思いも伝わってきた。 -
Posted by ブクログ
「自分超え」
延岡のビニールハウスという環境と幼少時代から共に戦う久世コーチは松田選手の背中を強く押す。
私が松田選手を知ったのは恐らくアテネ五輪です。外国人が強さを特に発揮する自由形やバタフライという舞台で戦っていること、ビニールハウスという環境から日本の競争に勝ち、世界に挑戦していること、久世コーチとの2人3脚など多くの点で驚きと凄さを感じましたが、一番はその努力を持続できる力と精神力、純粋に速く泳ぎたいという欲です。
特に、ロクテ選手との合同練習(2011年7月後)で「自分はまだまだ練習が足らない、才能や体格が世界と自分を分けているわけではない」と思い、純粋に速さを追求して、自分 -
Posted by ブクログ
競泳の松田丈志選手とコーチの久世由美子さんがロンドンオリンピックに臨むまでを書いた本。自分はこうなりたい、今の自分はこれぐらい、だからこう行動するっていうことがハッキリ見えて、その通りに行動する、そうすれば出来るんだっていうストーリーが松田選手の実体験に基づき書かれている。彼のインタビューの際のコメント、いつもわたしは大好きだった。自分色のメダル、康介さんを手ぶらで帰らせるにはいかない、自然に人を感動させることばを発する彼が頑張って来た軌跡、そしてコーチとの太いパイプ、コーチの指導、何のトピックを読んでも清々しい。どこの章から読んでも松田選手の勝ちたい目標、今の彼、何をすべきかって全部書いてあ
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Posted by ブクログ
ロンドンオリンピックの競泳日本代表が好成績を残した要因の1つとして、チーム力を上げていた。この本は代表選手それぞれが内側から見て感じた日本代表について語っている。
元スイマーとして、あぁ、わかる。という部分と、随分変わったなぁという部分があったし、アイスブレークなどチームでどんどん意見を言い合える雰囲気を作る工夫は、社会人としてわかるという部分があった。
全体として水泳界は良い方向に進んでいて、選手が正しいトレーニングをして実力を上げると同時に、選手が戦えるようコーチなどの首脳陣が、考えて場を作るなど工夫や実践していることもあり、世界と戦えているのだということがわかった。 -
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