マーゴ・マグワイアのレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
厳しい自然を愛するお姫様
イングランドとスコットランドの敵味方の血が混ざって生まれたお姫様はどちらの領地に行っても人々から冷たく扱われます。
ヒーローに少しずつ惹かれていきますが、彼も騎士道の精神から簡単に関係を前進しようとしません。その二人の心の葛藤の描写でお話は進みます。
厳しい北海の大自然で生き生きしているヒロインと、母を亡くした子供に対する彼女の愛情、自閉症気味な子供との信頼関係もほのぼのと色を添えます。
いつも自然の中でたたずんでいるヒロインや、その恋心の描写がとても美しいです。
あえていうなら最終章の誤解からくる嫉妬の部分は少々長いかと。。。 -
購入済み
運命に勝つ
二人とも人柄がいい!周りは最悪な人がいても、助けてくれる人がいて、守られ、そして過酷な運命にも立ち向かえて二人も周りも幸せに。ラブラブな所がもう少し欲しかったけど、昔だし仕方ないか。絵もきれいでよかったです。
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Posted by ブクログ
一介の男爵令嬢の私に、国王がいったい何のご用だというの?キットは王に呼ばれていることを知り、動揺のあまり逃げだすが、継父に連れ戻され、手ひどく折檻されてしまう。顔に大きなあざができ、服も泥だらけの彼女の前に、王の使者である黒髪のたくましい騎士、ウルフが現れた。実は前夜、キットは水浴びに訪れた湖で彼に出会っていた―唇を奪われ、名をきかれても、彼女は答えずに立ち去ったのだが。ウルフは目の前の薄汚い娘がゆうべ見初めた娘と気づいていない。複雑な思いを抱え、キットは彼に連れられて男爵邸をあとにした。国王に会いに行く旅の途中で、お互いを意識していくが・・・
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ネタバレ 購入済み
体に戦闘の傷を沢山負った騎士ヒュー・ドライデンと、チューダー家のレディー、心根の優しい賢いシャーンのお話。
それぞれ貴族として決められた定めがあり、惹かれ合いながら結ばれない切ない恋。
あまりに出来すぎている夢のような救出アクション劇の章は、読むのに時間がかかりましたが、歴史上の人物も登場して面白かったです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレイングランドとスコットランドの血ひ半分ずつ受け継いでるせいで、スコットランドの村で迫害を受けていたヒロイン。
そのヒロインを迎えにきたイングランドのとある孤島の領主のヒーロー。
しかしそこでも領民から敵意の眼差しで見られてしまう。
久しぶりにこんな純真なヒロインを見た。
野生の動物に好かれ、厳しい孤島の景色に感動する。
ヒーローには心を閉ざしてしまった5歳の娘がいるんだけど、ヒロインによって娘が明るくなっていくのを見て感動すら覚えた(笑)
ここまで完璧なヒロインは中々いないのでは。
ヒーローはヒロインに惹かれるも、教養もない野蛮なスコットランド人とは結婚できないとずっと思っている。
でもヒ -
ネタバレ 購入済み
ヒーローが王の命令で送り届けるお姫様は実は国王の腹違いの妹。道すがら互いに惹かれ合っていますが、理性が邪魔します。
また目的地ロンドンには、二人には王の命令で結婚させられる相手がおりました。
悪党への復讐も絡めながら、誤解が誤解を呼んでハラハラドキドキでも、最後は団円団。 -
- カート
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試し読み
Posted by ブクログ
ネタバレ乗っていた船が難破して、浜辺に打ち上げられた記憶を失ったヒロインの女性と、彼女を見つけ救ったその土地の領主バートのロマンスのお話です。
ヒーローは、妻からひどい裏切り行為を受けたという過去の苦い経験から、すっかり女性不信になっています。
一命はとりとめたものの、記憶が全くないと言うヒロインに対しても、彼女が嘘をついているのではないかと、彼は疑いの気持ちを向けることをとめられません。
それでも、美しいだけでなく、ワガママな妹たちを上手に扱うヒロインの優しさなどに、惹かれるようになっていきます。
ヒロインも、バートの城に滞在するうちに、彼から女性として求められたり、彼の弟妹たちへの優しさを垣間見た