【感想・ネタバレ】孤島の花嫁【ハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版】のレビュー

あらすじ

無垢な花嫁はまだ知らなかった――その純粋さが、伯爵を遠ざけることを。

両親が相次いで亡くなり、クリスティアーヌはただひとり、スコットランドの小さな町で迫害を受けていた。伯父の計らいでイングランドの孤島の伯爵家に嫁ぐことになったが、そこでも彼女は、島民から悪意に満ちた目を向けられる。このつらい境遇もしかたのないことなのかもしれない。スコットランドとイングランドの血を半分ずつ受け継いだ身だから。両国の争いが終わった今なお、双方から目の敵にされてしまう。クリスティアーヌの居場所は、もはやどこにもなかった。島の領主で伯爵のアダムも、島民と同じく、私を花嫁と認めないだろう。悪漢から守ってくれた彼に、私は心を奪われてしまったというのに……。

■波瀾万丈の物語に定評のあるヒストリカル作家マーゴ・マグワイアの珠玉作を初リバイバル! どこにいても針のむしろに座らされる思いをしている不遇の娘が、“つらい暮らしの島”と呼ばれる孤島の伯爵に捧げる愛は、いつか報われるときがくるのでしょうか?
*本書は、ハーレクイン・ヒストリカルから既に配信されている作品のハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。

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ネタバレ 購入済み

厳しい自然を愛するお姫様

イングランドとスコットランドの敵味方の血が混ざって生まれたお姫様はどちらの領地に行っても人々から冷たく扱われます。
ヒーローに少しずつ惹かれていきますが、彼も騎士道の精神から簡単に関係を前進しようとしません。その二人の心の葛藤の描写でお話は進みます。
厳しい北海の大自然で生き生きしているヒロインと、母を亡くした子供に対する彼女の愛情、自閉症気味な子供との信頼関係もほのぼのと色を添えます。
いつも自然の中でたたずんでいるヒロインや、その恋心の描写がとても美しいです。

あえていうなら最終章の誤解からくる嫉妬の部分は少々長いかと。。。

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2021年04月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

イングランドとスコットランドの血ひ半分ずつ受け継いでるせいで、スコットランドの村で迫害を受けていたヒロイン。
そのヒロインを迎えにきたイングランドのとある孤島の領主のヒーロー。
しかしそこでも領民から敵意の眼差しで見られてしまう。

久しぶりにこんな純真なヒロインを見た。
野生の動物に好かれ、厳しい孤島の景色に感動する。
ヒーローには心を閉ざしてしまった5歳の娘がいるんだけど、ヒロインによって娘が明るくなっていくのを見て感動すら覚えた(笑)
ここまで完璧なヒロインは中々いないのでは。

ヒーローはヒロインに惹かれるも、教養もない野蛮なスコットランド人とは結婚できないとずっと思っている。
でもヒロインがラテン語を話せて数学もできると知った途端に結婚を決意するような人間です(笑)
ただ欲望にかられヒロインに手出しをするような男性じゃなかったし(キスはしちゃうけど)、ヒロインのことを守ろうとしているのを見たら許せちゃう。

例の女性は最後まで怪しい怪しいと思いながら読んでました。
エピローグもしっかりあって幸せな気分になれた一冊。

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2021年09月06日

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