感情タグBEST3
イングランドとスコットランドの敵味方の血が混ざって生まれたお姫様はどちらの領地に行っても人々から冷たく扱われます。
ヒーローに少しずつ惹かれていきますが、彼も騎士道の精神から簡単に関係を前進しようとしません。その二人の心の葛藤の描写でお話は進みます。
厳しい北海の大自然で生き生きしているヒロイン...続きを読むと、母を亡くした子供に対する彼女の愛情、自閉症気味な子供との信頼関係もほのぼのと色を添えます。
いつも自然の中でたたずんでいるヒロインや、その恋心の描写がとても美しいです。
あえていうなら最終章の誤解からくる嫉妬の部分は少々長いかと。。。
Posted by ブクログ 2021年09月06日
イングランドとスコットランドの血ひ半分ずつ受け継いでるせいで、スコットランドの村で迫害を受けていたヒロイン。
そのヒロインを迎えにきたイングランドのとある孤島の領主のヒーロー。
しかしそこでも領民から敵意の眼差しで見られてしまう。
久しぶりにこんな純真なヒロインを見た。
野生の動物に好かれ、厳しい...続きを読む孤島の景色に感動する。
ヒーローには心を閉ざしてしまった5歳の娘がいるんだけど、ヒロインによって娘が明るくなっていくのを見て感動すら覚えた(笑)
ここまで完璧なヒロインは中々いないのでは。
ヒーローはヒロインに惹かれるも、教養もない野蛮なスコットランド人とは結婚できないとずっと思っている。
でもヒロインがラテン語を話せて数学もできると知った途端に結婚を決意するような人間です(笑)
ただ欲望にかられヒロインに手出しをするような男性じゃなかったし(キスはしちゃうけど)、ヒロインのことを守ろうとしているのを見たら許せちゃう。
例の女性は最後まで怪しい怪しいと思いながら読んでました。
エピローグもしっかりあって幸せな気分になれた一冊。