岡本倫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
そっかどっかでみたとおもっていたら、エルフェンリートのひとなのか。
ヤンジャン掲載の割には絵はなんだか少年マガジンとかガンガンみたいだなあ、とか思いながらみていた。マンガ喫茶のお勧めコーナーに、ダークファンタジーの一文がなかったら、絶対スルーの絵柄だった。
でも、ポップの妙ってんですか、それで思わず手にしちゃいました。
それでもって、結果としてはまたまた泣きながら読む羽目に。特に9巻は泣きました。わりかしちゃんと。 極めてわかりやすい、ダークファンタジーの系譜を辿っている物語にすぎない、と頭でわかっていても、やはり喪失の表現には感情が刺激されてしまうのですね。
苛烈な設定と、それを放置したようなビジュアルとしての拙さがかえって、物語の進行とともに不協和音としてのずれを生んでいる気がする。
黄金比、という言葉があってそれは、誰しもが共通に持つバランス感覚で、そこにすとんとはまるから究極の美なのだとおもうけれど、そういった共通認識で逆に、誰しもが不快・不安になるものってあるのかもしれないと思わせる。
最初からつきつけられている陰惨な設定と表現の軽みのアンバランスが、しだいにずれとして無意識に深層に響き、蓄積するとはいえないのだろうか?
快に流れようと誘導するビジュアルと、それを否定する世界観。絶えずずらされる不安感。
一言で言うと、落ち着けない。
さらに敷衍するとそのことで私たちは、今のこの現実さえもまた、明日にも崩れてしまう砂上の楼閣であると深層心理で認めてしまい、その恐怖がこの、落ち着けない不安感に結びついているのか?
なんて、いやいや、かんがえすぎか?
いずれにしてももしかしたら、大人でもたまに読んでみてよ、そんなマンガに、ダークファンタジーを加えてもいいのでは、と、結構真面目におもってしまった。
気軽に、でも、怖がりながら、お読みなさい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ村上良太は叔父・小五郎の協力の元、鎮死剤の手掛かりになるかもしれないと寧子から預かった携帯端末にパスワードを入力する。途端、自動的に電話をかけ始めてしまうが、電波暗室だったため圏外となり無事で済んだ。
他にも魔法使いがイジェクトされた後に出てくる謎の生物を小五郎に見せたことで、何かよからぬことがありそうな気配も。
ヴィンガルフでは新人の土屋が配属され、初日から魔女の脱走に遭遇してその異常さを見せつける。まだ一般人の感覚を持つ彼女が魔女スカジの世話を任されることは、そのまま読者目線でヴィンガルフの魔女の扱いを見ることになり、その哀しさが伝わる。
カズミや寧子たちは試験勉強に励み、しばし穏やかな時間を持つが、佳奈はカズミが研究所に捕まって殺されるという予知を見てしまった。
とてもゆっくりだけど、確実に進んでいるから読むのがやめられない。しかし魔女ってたくさんいるんだな。それだけ使い捨てにされてるってことか…
表紙カバー下のキャラ紹介は村上良太。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ苦い戦いを経て鎮死剤を手に入れた村上達。寧子は彼を信じて、脱走の事故の際に研究者から受け取った携帯端末と宇宙人の受精卵を渡す。
寧子に続きカズミも村上の通う高校へ転校してきて、学園ラブコメに変わるのかと思いきやそれほどでも無く。
同じ時期に転校してきた鷹鳥小鳥が天文部へ入部。天体観測をする一同だが、佳奈は「寧子が小鳥に殺される」予知を村上に告げた。
そして事故の時に逃げだした魔女の一人からカズミへ助けを求める連絡が入り、一同は小鳥に対する疑心暗鬼を0残したまま刺客・キカコに立ち向かう。
無理やりに戦わされているのがわかる状況だけど、敵側の魔女が敵らしい顔立ちなのがまだ救いかな。元々みんな似た境遇なだけにツラい。
カバー下表紙は佳奈のキャラ紹介。普段寝ているだけなので、立っている佳奈は貴重。
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