古川春秋のレビュー一覧

  • BORDER

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    ドラマのプロットを元に別の作家が書いた話。これもドラマにはない話で、面白く読んだ。鬼の生死が不明なのが不気味。もちろん普通の人なら生きてないけど。

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    2019年07月16日
  • BORDER

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    原案/金城一紀、小説/古川春秋『BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査4係』角川文庫。

    なかなか面白い設定とストーリーの警察小説。ドラマのノベライズらしい。

    捜査中に頭部に銃弾を受け、生死の境をさまよい、奇跡的に生還した刑事・石川安吾は死者と対話出来るという特殊能力を身に付けていた。

    都内で発生した男性会社員の惨殺事件を発端に、相次ぐ変死事件は意外な方向へと向かう。石川は変死事件の被害者と対話しながら、鑑識の準キャリア・比嘉ミカと共に事件の謎に迫る。

    強いて言うなら、惨殺事件の犯人が余りに有り得ないというか、現実味が無いというか、もう少しスッキリした犯人像を描いて欲しかった。

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    2017年01月21日
  • 殺人犯といっしょ

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    連続殺人犯 御手洗真悟と甘粕新吉がメインキャストだが、御手洗が冷静に人を殺める場面はゾッとする.高岡龍馬と朽木明日香が捜査をするが、足がつかめない.得体のしれない七尾の情報から次第に絞り込んで行く過程が面白い.真悟は自分の殺人を模倣した奴らを嫌悪し、等々力延彦らと対決する最後のシーンが秀逸だ.朽木の機転で新吉と真由美は死ななくて済むのだが、壮絶だ.真悟の執念は千住の殺し方に示されている.怖いやつだ.

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    2015年10月16日
  • BORDER

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    ネタバレ

    去年放映されたドラマの小説版。ドラマとは異なるストーリーでしたが、主演の小栗旬などのキャストが見事に石川や立花を演じきっていると読んで感じました。
    市倉など少し小説とドラマで感覚が違う人物もいましたが。

    ドラマとは異なり、ストーリーはある殺人事件から政治の闇に迫る重厚で深いものでした。
    石川の死者と話せる能力を駆使して真実に迫っていくところは惹き込まれましたし、能力が成長するところもありました。

    昨年一番よかったドラマで小説も期待を裏切らない作品でもう一度ドラマを見返そうかと感じた作品でした。

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    2015年01月10日
  • BORDER

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    ネタバレ

    ドラマが面白かったので小説版も読んでみたかったんだけど、「原作」ではないようですね。それもまた違う事件として面白かった。
    死者と会話ができるというのは、刑事という立場からすると何ともズルい能力だけど笑、結果、検死ってそこまで確実ではないことが分かった(仕方ないんだろうけど)。声を聞いて初めて知る真実、想い。これが伝わって、初めて成仏できるのかなあ。

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    2014年06月16日
  • BORDER

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    ドラマの内容にどハマりしたため購入。ドラマの後の話みたいですね。原作先行のドラマなどだと原作とドラマでイメージ違うじゃん!とか良くありますが、元々小栗さんイメージで作られていたって事で全然そういうイメージ崩れとかも無いし大好きな作品の1つとなりました^^*
    ただ、私が大好きなS&Gコンビが出ないのが少し残念←

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    2014年06月07日
  • BORDER

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    TVドラマを見て原作が気になり購入
    原作ではなく ドラマ後の話の様
    ドラマの視聴率も上がっているようだし SP番組などという展開有りかな
    大林は大杉漣さんのイメージ

    おもしろかったので 他の話も読みたい

    本が二重カバーになっていて上側に小栗旬さん、サイズが2ミリ位小さい

    著作を初めて読むが 抑えた文体と流れでちょっと不思議
    「ホテルブラジル」にも期待

    追記:ドラマのラストは衝撃的で 本作とはつながらない…よね
    それぞれ別物として考えよう

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    2014年06月07日
  • BORDER

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    ドラマと同じ話がいくつか入ってるのかと思ったら、ドラマよりちょっと後の話みたい。
    おもしろかった!! ドラマの検死官がいまいち好きじゃなかったんだけど、小説のなかの検死官は好印象。何が違うのかな(笑)。

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    2014年05月05日
  • BORDER

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    ネタバレ

    原案は金城一紀で主人公を端から「小栗旬」と決めてつくったお話だとか。主人公、確かにぴったりです。

    設定がしっかりしているからということもありますが、なかなかに面白いです。初めて読む作家さんでしたが、文章はシンプル。抵抗なく読めました。(好き嫌い多いのです…)まああえて言うなら、なんてことない会話がもっとナチュラルだったらな!とは思います。伊坂幸太郎とかはその名手だと思う。どうでもいい会話をほんと面白く読ませるんですよね…伏線までもぐりこませるし。

    ドラマでご存知のかたも多いでしょうが一応、設定ぐらいはさらっときましょう。

    主人公は石川安吾。
    警視庁捜査一課第二強行犯捜査・殺人犯捜査第4係

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    2014年04月29日
  • 殺人犯といっしょ

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    テンポよく話が進んでとても読みやすかった。
    容疑者の絞り込みの過程や視点がコロコロと変わるところは面白い。それぞれの視点から事件に巻き込まれていく経過が追えるのは、視点が変わるこそのギミックで斬新だと思った。
    肝心のトリックを裏社会の力というざっくりしたものに任せきりにしていたように思うのでその点が残念。

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    2025年10月28日
  • BORDER

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    『あなたを殺したのは誰ですか?』

    捜査中、頭に銃弾を受け、生死の境を彷徨った警視庁捜査一課の刑事・石川 安吾。
    奇跡的に覚醒した石川は、死者と対話が出来る特殊能力を身につけていた。

    果たして、『鬼』とは誰なのか?
    本当の真犯人とは?

    天国で兄と会話する石川。
    まだ、お前はこっちに来るべきじゃない。
    まだ、やるべきことが残っている。
    それはお前にしか出来ないことだ。

    幼い頃亡くなった兄との会話。
    ウルウルします。

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    2022年11月23日
  • 家族ドミノ

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    ・とても読みやすい。小中学生からおすすめ。
    ・3兄弟それぞれの視点の短編から成る作品。
    ・起承転転転結って感じ。
    ・分量の割に読み応えはいまいち。

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    2021年11月28日
  • 暗殺日和はタロットで

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    間違ってはいないがタイトルが軽すぎる…。ピアノコンクールに挑戦する主人公に対し、殺し屋だの麻薬製造だのチャイナマフィアだのもりもり。

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    2019年07月23日
  • BORDER

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    ドラマが素晴らしかったので読んでみた。しかしノベライズではなく、設定を同じくしたオリジナルプロットである。
    石川が死者と会話できるという設定は同じだが、こちらは能力がだんだん進化しているらしい。あとドラマではなかった立花や比嘉のバックボーンが描かれていたのがよかった。でも石川が不死身すぎでは…
    全体としては面白かったが、ドラマの方が深い味わい。

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    2019年03月29日
  • 暗殺日和はタロットで

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    ネタバレ

    若くて才能豊かな女性ピアニストの周辺に次々と起こる悲劇、そして命の危機。最初はミステリーなのかなと思って読んでいたら、途中からはバイオレンスで押してくる。面白いと言えば面白いが、どちらも浅く、悪く言えば中途半端。タロット占いは斬新だが、少しそれに頼り過ぎな印象。脇役が使うなら良かったと思うが…。キャラが立っていて皆魅力的なので、漫画化したら化けそう。

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    2019年03月10日
  • 暗殺日和はタロットで

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    ピアニストと挫折、殺し屋とボディーガード、日本刀と舞姫、与一と千手、運命と打開、と様々な対比によって彩られたエンタメ作品。

    コンクール前に事故に遭い、4年間寝たきりで過ごした星子真琴。母も父も亡くなり、天涯孤独の身となった琴子に近付く女子高生。そして謎の女、舞姫。更に謎な男、与一。物語は二転三転して進んで行く。読者は誰もが翻弄され、ページを捲る手が止まらなくなるだろう。どのキャラクターも個性的で目に浮かぶリアルな描写。そして所々にコミカルな部分も。

    よく練られたプロットだなと。強いて言うなら、もっと一人一人のキャラクターを掘り下げて展開してあると、もっとそのキャラに没入出来たはず。与一とは

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    2019年03月05日
  • 暗殺日和はタロットで

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    ネタバレ

    絶対はずさない腕のいい殺し屋与一。受ける仕事も今どうすべきかも
    すべてをカードで占う。
    「乙女かよっ」と最初は思いつつ読み進めた。
    展開が早いけれど、それぞれのキャラがわかりやすくて面白かった。
    占いに翻弄されたり利用したり。占いの様々な解釈は
    結局自分で決めるということか。けれど、自信の決断という意志さえもカードは
    すでにお見通し、なのか。よくよく考えると不思議な感じになってくる。
    最後の最後はとっても痛そうだけどとっても好み終わり方で嬉しかった

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    2019年03月02日
  • BORDER

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    ネタバレ

    これも旅のお供として。薄い本。中編って感じ。金城一紀が原案だけど、この人自身が書くのはやめたのかしら。好きだったのに。ドラマ、漫画、小説のメディアミックスとして元々書かれたそうだ。話の中にも出てくるけど、まさにシックスセンス。銃弾が頭に入ったままという、死から蘇った石川が死者の霊から話を聞いて事件を解決していくというもの。何かめちゃめちゃ殺され過ぎじゃね、とも思う。やっと黒幕・生島が捕まった、と思ったら、右翼にすぐ殺されてるし。何だかなー。

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    2018年05月26日
  • BORDER

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    頭部に銃弾を受けたことから幽霊が見えるようになった刑事石川。続けて起こった残忍な殺人事件の被害者との対話から犯人を突き止めていくが、被害者と話せたからと行って、それが即、犯人に結びつかないもどかしさが良い。立花とのコンビとか、比嘉との生死感の話とかおもしろかった。ドラマとは独立した話のようで、ドラマを見ていなくても楽しめたけど、ドラマへの興味が俄然湧いてきました!「鬼」の角は何だったのかちょっとモヤッ。

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    2017年07月16日
  • BORDER

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    2014年に放送されたドラマ「BORDER」のノベライズ。
    脚本は金城一紀によるオリジナルで、結末までプロットが出来上がった状態で撮影されている。
    小説ではドラマのように結末までは描かれていない。
    ドラマを見ていない人が読んでも「BORDER」の世界観は十分に楽しめる。
    瀕死の重傷を負い、生死の境をさまよった結果得られた能力を、石川は戸惑いながらも捜査に活用しようとする。
    手柄をたてるためではなく、無心に、ただ殺された人の無念を晴らすために。
    殺人事件があった場合、事件解決のためには被害者から事情を聞くことが一番早い。
    けれど、「死人に口なし」ですでに死んでいる人間からは何も聞くことができない

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    2017年04月17日