滝田愛美のレビュー一覧

  • この血の流れ着くところ
    ただしくないひと、桜井さんがもう衝撃的すぎて…こちらの作品出てるの知らなくて見つけてすぐに読みした。
    圧巻、の一言。すごいな滝田さん…何を見て何を経験して生きてこられたんだろう。
    新興宗教、小児性愛、虐待、売春、DV、シェルター、目眩する。思わず憎悪してしまうあらゆるものがぎゅっぎゅっと詰まっている...続きを読む
  • ただしくないひと、桜井さん(新潮文庫)
    就活のために買ったけどそんなこと抜きでおもしろかった本。そういう本じゃないんだけど結構エッチな描写でてきておいおいまじかよってなった
    表面で見るとよろしくないとされるであろうことをしてる人も出てくるんだけど、そういう人たちにも共感してしまうし各々の心情を慮ると勝手に切ないきもちになる
    人って無意識に...続きを読む
  • ただしくないひと、桜井さん(新潮文庫)
    ただしくないひと、ばかりが出てきた。
    でも「ただしいひと」なんて存在するのか。
    そもそも「ただしい」ってなんだろう、誰のものさしではかっているんだろう…
    自分が選んだことならば、それはその人にとってただしい。それで良いんじゃないかな。
  • ただしくないひと、桜井さん(新潮文庫)
    本屋さんでちょっと気になり購入。「ただしくない」というのは、犯罪ではないけど「不道徳」というような意味かと思う。いわゆる「いけない関係」のいろいろが出てくる。潔癖症の人にとっては不愉快な話かもしれないが、人間というものの弱さを突いている気がしてなるほどと思った。弱い人間が、弱いながらも頑張って生きて...続きを読む
  • ただしくないひと、桜井さん(新潮文庫)
    短編集。学童に勉強を教えるボランティア活動で知り合った丸山さんと桜井さんとの関係に関する連作が表題だと思うが、嫁に嫌われて孫と会えずにいるおばあちゃんと若い男と付き合う「いくつになっても私には、」がよかった。おばあちゃんが若い男とラブホに行く場面にちょっと衝撃を受けた。
  • ただしくないひと、桜井さん(新潮文庫)
    正しいひとなんでどこにもいない。
    みんな程度はあれ正しく無い一面を持ってる。

    人って簡単にはつかめない。
    だから深く深く関わればいろんな一面が見えるよ。

    自分の物差しだけで人を見たらいけないよね。
  • この血の流れ着くところ
    「正しくないひと、桜井さん」がよかったので、こちらも読んでみました。
    個人的には「正しくないひと~」の方が好みでした。
  • この血の流れ着くところ
    途中までは澱んだような空気が肌に合わなくて何度も挫折しかけたが、ミステリー要素もあった後半は割とスルスル読めた。
    毒親を持つ子どもたちが悩み苦しみながら自分を生きていく。親の愛は毒になったり、子の知らないところで助けになったりといろいろに変化するから厄介。一つ一つ愛を確認していくように幼い娘を育てる...続きを読む