周藤蓮のレビュー一覧

  • 賭博師は祈らない

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    かなり好きな本だ。近世ロンドンの賭博師の話。キャラクターも魅力的だし、ストーリーも凝っている。(ジョンが名脇役すぎる!)
    強いて批判するなら、主人公の元カノは前半に登場シーンがあっても良かった気がする。あと前半の内容は世界観を描くといった要素が強く、後半の展開にあまり活かせてない気も。
    しかしその上でも、非常にハイレベルで、わくわくしながら読むことができた。しっかりエンタメしながら、テンプレに頼らない。この本と、この作者と出会うことができて良かった。続きもじっくりと読んでいきたい。

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    2020年07月25日
  • 吸血鬼に天国はない

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    禁酒法時代のアメリカを舞台に運び屋と吸血鬼の恋を描く。
    アメリカン・ニューシネマを彷彿とさせるような退廃的な雰囲気と厭世的な主人公の独白が作品の味。
    この作品が上手いのは周りの全てを主人公の主観で説明している点。読者の心理が丁寧に語られる主人公の心情とリンクしているおかげで、後々の展開の衝撃に惑わされ、揺さぶられる。
    とにかく、主人公の造形とそれを描く手法が見事といえる。

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    2020年03月11日
  • 賭博師は祈らない

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    面白かった……
    「どうでもいい」が口癖の賭博師が、奴隷の少女と出会ったことから「どうでもよくなくなっていく」。
    キャラクターが魅力的で、ジョンが好き。
    決着のつけ方は賭博師らしく賭け事で行われたけど、ちょっと盛り上がりにかけた気もする。
    世界観好みです。

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    2019年02月09日
  • 賭博師は祈らない(2)

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    人間のクズな弁護士とのダイス勝負。互いのイカサマ騙し合いの勝負がいい。ライトノベルではほんと珍しい内容で面白い。

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    2017年08月13日
  • 賭博師は祈らない 1

    ネタバレ 無料版購入済み

    SORYよりも覚える価値のある言葉がたくさんあるって、賭博に使うよう用語を教えるところがひねくれ者らしいけど、祈りの言葉を一番大切って教えているのに切なくなりました。

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    2023年07月21日
  • バイオスフィア不動産

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    家の中で全てが完結する家ができ、ほぼ全ての人類がそこで暮らすようになった世界でその家のクレーム対応を仕事とする1人少年とサイボーグの話。人間すらもバイオスフィアⅢは作ることができるため、家族やペットすらも再現され、人間は1人ずつ一つの家に住んでいる。全ての欲求は代替可能である、という言葉が印象的だった。

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    2022年12月29日
  • 吸血鬼に天国はない

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    魅力的な点もあるが展開が主人公の思考だけで進んでいくので結構分かりにくい。もっと分かりやすく感動させてほしかった。、

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    2019年11月06日
  • 賭博師は祈らない(2)

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    1巻に比べると賭博の爽快感も薄くて進行のストーリー性も薄いなあと思う。ただ、今回の話のメインである二人の関係性は上手く描けていると思った。あとは、せっかくヒロインキャラが増えたのに描写が薄い気がする。可愛いキャラなのだからもっと上手く描写してあげてほしかった。

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    2017年09月04日