周藤蓮のレビュー一覧
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生存に必要なあらゆるものが生成され、住民の望む形にその内部を変化させる住宅が発明された未来が舞台のSF。
バイオスフィアⅢ型建築という存在やサイボーグなどが出てくるものの、その技術的背景などが掘り下げられることは少ないので、そこに物足りなさを感じる人はいるかも知れない。
すべてが自己完結する空間が...続きを読むPosted by ブクログ -
ミステリ仕立てのSF。バイオスフィアⅢ型建築とは、内部で資源とエネルギーの全てが完結し、そこ住む人に恒久的な生活と幸福を約束する、未来の住居。言い換えると、死ぬまで外に出なくてもすむ完全引きこもりを可能とする住宅である。元ネタはバイオスフィア2実験だろう。
主人公であるアレイとユキオイはバイオ...続きを読むPosted by ブクログ -
1巻から5巻までの集大成とはまさにこの事。
作中での要素やこれまでの物語を余す事なく詰め込んでいる素晴らしい最終巻。
ここで終わることに寂しさを覚える。
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一冊まるまるリーラをとりもどすためのラザルスの賭け。かっこよかったです。2話目ぐらいから夢中になって読んだ漫画でした。原作と併せてどちらも楽しんだ。
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最終巻。今回は前回までのような賭博勝負といった趣は弱くなって、前回の後日談といった内容。4巻が良かっただけにここで終わるのはもったいない気もするが、最後は綺麗に終わって作者の人と感性が合うような気がした。アニメ化しないかな。Posted by ブクログ
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どうなることか、今度こそラザルス死んでしまうとハラハラした。
それだけに最後は……! 見開き挿絵のフランセス見ましたか? 説明できないけどこんなぴったりな表情、はあ〜夫婦か!!
繰り返し現れるフレーズや伏線回収も良いです。「十字架なくして王冠なし」。
次巻で最後とのこと、名残惜しい。すごく良いものが...続きを読むPosted by ブクログ -
会心の出来と思わせてくれるぐらい良かった。主人公の過去のモヤモヤした部分をこれ以上ない形で物語に落とし込んで昇華させていて、読んでいる方も胸が熱くなった。Posted by ブクログ
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この間も読み応えたっぷりで、中世的でハードボイルドな世界観を堪能できる。リーラのキャラとしての魅力がどんどん増しているのもなんだかこそばゆいながらも素敵Posted by ブクログ
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1巻でリーラという奴隷の少女を助けたため
帝都ロンドンから都落ちすることになった
賭博師のラザルス。
次の落ち着き先はバースと決めたのは
良いのですが、道中で事故に巻き込まれ
地主の少女、エディスに出会って…。
という導入。
今回は、リーラを『買いたがって』いた人物と
勝負がつきます。
但し...続きを読むPosted by ブクログ -
1巻魅力的をそのままに、登場人物それぞれの考える様々な秀逸なアイディアが次々と登場する作品で、作中全般で驚きながら読めるため、中々に面白い。
並行してミステリーっぽさもあるので、色々と考えながら読めるのも良いです。
ただ、人の未来が見通せる、等を始めとした突飛な設定を色々と置いている割に、現実的に考...続きを読むPosted by ブクログ -
人の将来を有限の可能性に絞り込めるようになった未来において、必ず犯罪すると予測された少年少女が無人島に集められ、共同生活を行う上で様々な事件に遭遇するお話。
非常にわくわくさせてくれる設定で、また、細かな謎解きをメインとしての展開が所々意表を突かれて良かった。キャラクターが多い(生徒だけで12人)の...続きを読むPosted by ブクログ