篠宮あすかのレビュー一覧

  • 太宰府オルゴール堂 独身貴族の探偵帳

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    ミステリーが成立する条件は事件と探偵の存在が必要で、その為にはどうしても人を掘り下げる必要がある。じゃあ、それを地域という特異性で装飾するとどうなるかというとこういう作品になる訳だ。個人的にはもう少しオルゴールを出してほしかった。

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    2017年04月20日
  • 辻褄先生のオカルトフォトクリップ

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    つま先の1センチ向こうには、境界線がある。

    突如写真を撮るスクールカウンセラーは
    張り倒していいと思います。
    いや、偶然を装ってカメラを叩き壊す?
    それはそれで、文句付けられそうですが
    そこは無視したいところ。
    それができれば、物語は終了してしまうのですがw

    目に見えないものを信じない、と言ったら視せられた状態。
    次々と知り合ってみたり、触れてみたり
    情報を得てみたり。
    それはいいのですが、写真撮りまくり~な人がちょっと。
    確かにその通りなのですが、ただの図体のデカい
    我儘な子供、としか見えません。
    これに付きまとわれる事になった主人公に
    若干道場してしまいます。
    まぁ…悪い人ではないので

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    2020年10月29日
  • 博多食堂まかないお宿~かくりよ迷子の案内人~

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    自分が何者なのか。生きてるのか、死んでるのかも分からない。そんな状況は怖すぎるけど、山田の雰囲気なのか、料理なのか、とにかく落ち着ける感じが漂っている。そんな中で、自分の居場所を持とうと山田を手伝うことにした花子の行動は理解できる気がした。何処にも所属していない状態って怖いと思うから。飄々とした山田と、周りのことを先に考えてしまうお人好しの花子。この2人が他のお客様と会うのをもっと見たくなった。

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    2020年06月25日
  • 辻褄先生のオカルトフォトクリップ

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    目に見えるものしか信じない。そんな現実主義者のはずの裄が「非現実的」なことに遭遇する。スクールカウンセラーの辻褄や神様たちに振り回され続ける裄を見ると、ちょっと気の毒になってきた。とにかく自分本意な人たち(?)が多くて。「神様に気に入られる」ってありがたいことなのかもしれないけど、この神様には気に入られたくない。と思ってしまった。

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    2019年09月09日
  • 太宰府オルゴール堂 独身貴族の探偵帳

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    アルバイトに応募した先の店主は、方言オタクだった。

    連続中編で、若干ながらも信頼関係が深まっている二人?
    人間どういう繋がりがあるか分かりません、な
    見本品のような主人公と店主です。
    最初の話は、どうなのだろう? という感じです。
    子供で、大好きな両親が相手で言い出せないのは
    分かります。
    けれどこれを仕方がない、と受け入れている彼女は
    どういう感じだったのでしょう?
    大切だから、と思っていても、これを受け入れるのは
    まだ小さすぎる気がします。
    行きたくない、という気持ちがあれば、あれですが。
    若干違和感を感じますが、良かったね、な内容でした。

    2話目は店主の過去がちらりと見えたわけですが

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    2018年05月08日
  • あやかし屋台なごみ亭 : 1 金曜の夜は不思議な宴

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    見知らぬ青年に連れられて行ったのは
    金曜日にだけ現れる、誰でもいけない屋台。

    場所が屋台、なので当然話に食べ物が関係してきます。
    これがまた、おいしそうでたまらない!
    料理の基本、という5色も初めて知りましたが
    確かに見た目がいいかもしれません。

    案外あちらこちらに神様はいて、見守ってくれていたり
    寄り添ってくれていたり。
    関係性も面倒だったりで、どこの世界も大変です。
    大事なことは言葉にしましょう。
    簡単なようで、非常に難しいです。

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    2018年01月06日
  • あやかし屋台なごみ亭 : 2 金曜の夜は風のお祭り

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    2巻目から読んでしまいました。
    SS詰め合わせといったかんじで、
    個人的には消化不良なかんじがちょっとあって。

    ただ、アサギ様と澄子さんのおむすびのお話が
    切なくてあたたかくてキュンとしました。

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    2017年04月09日