小川亮作のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
オマル・ハイヤーム「ルバイヤート」赤783-1 岩波文庫
『11世紀ペルシアの詩人ハイヤームは、生への懐疑を出発点として、人生の蹉跌や苦悶、望みや憧れを短い四行詩(ルバイヤート)で歌った。19世紀以後、フィッツジェラルドの英訳本によって広く世界中の人々に愛読された作品の、日本最初の原典訳。』(本書そでより)
全部で143首が収められ、役者により八部に分類されています。
八分類のなかでも特に
『生きのなやみ』
『むなしさよ』
『一瞬をいかせ』
あたりは真骨頂といった感じで、興味深い四行詩がいくつもありました。
唯一、共感できなかったのは、やたらに酒を飲んで済まそうとするところでしょうか笑
いわゆる刹那主義。無常観や、日本人も好きそうな仏教思想的で、無神論的反逆をイスラム教に向けた唯物論者。
人生なんて短く、あっという間。
時は不可逆だし、死んだら肉体は自然の摂理に従って分解され土に還って大地の一部となる。いろいろ勉強して小難しいこと考えても結局、謎は深まるばかり…。それならこの一瞬を楽しもうぜ!酒でも飲んで!
というのが、表目的な部分しか汲み取れなかった私の理解です…笑
お気に入りを2首紹介いたします。
5
生きてこの世の理を知り尽くした魂なら、
死してあの世の謎も解けたであろうか。
今おのが身にいても何もわからないお前に、
あした身をはなれて何がわかろうか?
127
人生はその日その夜を嘆きのうちに
すごすような人にはもったいない。
君の器が砕けて土に散らぬまえに、
君は器の酒のめよ、琴のしらべに!