大塚雄介のレビュー一覧
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仮想通貨の入門書
ビットコインがここ数年で脚光を浴び誰もが知るほど有名なものとなったが、それが何かを知る人は一般のレベルではほとんどいないのではなかろうか。仮想通貨は儲かるらしいけど博打っぽい。現実通貨でないから信用が出来ない。主婦が手を出して火傷したらしい…など巷では囁かれている。
だがそれらの不安の9割は恐らくそもそも仮想通貨というものが何なのか知らない、無知故の恐怖ではなかろうか。また、いくら儲かるからと言ってもよく知りもしないものを買おうとして詐欺に引っかかるものもいる。
本書はそれら仮想通貨初心者向けの入門書である。何故仮想通貨が価値を持ち得るのか、何故注目されているのかなど初歩的な知識が網羅的に分か -
Posted by ブクログ
投機対象や決済手段から金融資産へ。
日本も暗号資産の世界では世界トップレベルとか。
2017年のビットコインの誕生から相場の大きな変動を繰り返す過程で中国の撤退やアメリカの暗号通貨への本格的な参入。
イーサリアムのスマートコンストラクタの世界が切り開く自律分散投資ファンドDAOの世界は興味を注られます。
ブロックチェーンなどの基幹技術の話から、秘密鍵などの公開鍵基盤のお話まで多岐に渡っていて、最新の動向を知ることができました。
中央政府に依存しない分散型の民主主義的な世界観がこの坂、どのように広まっていくのか。
数年前まで1BTC10万円が1BTC1800万円とか景気が良い話だなと感じます。 -
Posted by ブクログ
ブロックチェーン技術、特にビットコインの技術的な仕組みと最新の状況に関して難しすぎず、かといって大事なところは飛ばしすぎずにとてもよくまとまっていると思う。マイニングが必要となる理由やその課題、それを解決するためのブロックサイズの拡張、L2、サイドチェーン、ペイメントチャネルなどは一通りわかるのでは。
また、リップルやイーサリアムについても必要最低限にバランスよくまとめられた記載内容だと感じた。最近はNFTが注目を集めているが、イーサリアムはまだ可能性を感じる。ETHとETCが分離した経緯や理由はわかりやすいが、ガス代がどのように決まり、この先どうなるのかはここまでくれば教えてほしかった。