小澤征爾のレビュー一覧

  • 小澤征爾さんと、音楽について話をする(新潮文庫)

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    小澤征爾が亡くなって、未だに悲しい。昔読んだ本をまた読み返した。
    村上春樹は本当に優しい人だとわかる。特に「スイスの小さな町で」がいい。
    小澤征爾がもう少し若い時に語り合ったら、もっとエネルギッシュな話が聞けただろうな。
    もうこれ以上、話が聞けないのが、また悲しい。

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    2024年08月09日
  • 小澤征爾さんと、音楽について話をする(新潮文庫)

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    音楽は殆ど知らないし、楽器も弾けませんが、それでも読んでいてすごくおもしろかったです。今度、子どもを連れてコンサートに行ってみようと思います。

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    2021年11月15日
  • 小澤征爾さんと、音楽について話をする(新潮文庫)

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    3回は読み返してるけど、毎回読んでよかったと思う。
    何度も手に取ってしまう理由を言語化しようと試みたけど、諦めました(*´∇`*)

    クラシックを鑑賞する面白さを理解したい。
    小澤征爾の仕事(指揮者)を少し理解したい。
    笑いたい。
    そんな欲求を満たしてくれた素敵な本です。
    二つ以上当てはまる方、ぜひ読んでみてください!

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    2021年11月02日
  • 小澤征爾さんと、音楽について話をする(新潮文庫)

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    クラッシック音楽の聴き方変わる。
    「厚木からの長い道のり」に向けての物語のようだった。
    村上春樹が見る小澤征爾の想いが胸を熱くさせた。
    まさかこんなにすばらしい物語が読めるとは思ってもいなかったので、買ったまま本棚に置いたままで読むのを忘れていたのが残念でしょうがない。


    p84 小澤「・・・墨田区のトリフォニーホール。あれが今、東京の中では、レコーディングするにはいちばん良いホールだと思います」
    世界の小澤の褒めるホールがうちの近くにあるとは!

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    2021年09月03日
  • 小澤征爾さんと、音楽について話をする(新潮文庫)

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    こんなマニアックそうな対談、私に読めるかしらとずっと積読状態だったのですが…
    もっと早く読めば良かった

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    2021年01月19日
  • 小澤征爾さんと、音楽について話をする(新潮文庫)

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    この本が素晴らしいのは、実のある夢のコラボレーション。小澤征爾さんは世界的な指揮者ですが、彼の音楽家としての実力は、われわれはいつもは、演奏される音からしか、うかがい知ることができません。
    村上春樹さんは、素敵な小説家ですが、ノンフィクションライターとしての実力も、アンダーグラウンドなどで実証済み。この本でわかったことは、春樹さんは、それに加えて、小澤さんが活躍されるクラシック音楽についても、永く深く聴き込んでいたということ。ちょっと他にいなさそうな稀有なリスナーをインタビュアーに配して、さまざまな演奏を共に聴きながら発せられる質問や感想に刺激され、小澤さんは古い記憶もよみがえり、語り、それを

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    2020年05月25日
  • 小澤征爾さんと、音楽について話をする(新潮文庫)

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    2018年12月31日
  • 小澤征爾さんと、音楽について話をする(新潮文庫)

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    とても楽しく、そして為になる一冊でした。大西順子さんとのラプソディインブルーの経緯も詳しく書かれていました。私はテレビでこのライブを観たのですが、感動ものでした。
    音楽を教える一人として確信を得たり、勉強になったりと読み終わって充実した気分です。いつまでも手元に置いておきたい一冊。

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    2018年02月01日
  • 小澤征爾さんと、音楽について話をする(新潮文庫)

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    文中に「○○は完璧な音楽だった」という記載があり、「完璧な文章など存在しない」という文章を過去に書いていた村上春樹が「完璧な音楽」という表現を使ったのに非常にグッと来た。
    あと、今回は再読だったけど、初読の時に比べて違う角度で文章が読めた気がする。違う角度が入ったために、より深く本の内容を理解できた、というか。ともあれ無性にマーラーの音楽が聴きたくなってきた。

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    2018年01月07日
  • 小澤征爾さんと、音楽について話をする(新潮文庫)

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    タイトル通りの内容。小澤征爾さんと村上春樹さんが音楽について話をする。村上春樹さんの音楽好きさ加減がよくわかる。作家であることもプラスに働いて小澤征爾の活動を中心に語られる。オケが形になっていくプロセスを垣間見れる。これはいろんなことに通じていると思う。なので、読んでいて刺激的でとても面白かった。

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    2017年12月18日
  • 小澤征爾さんと、音楽について話をする(新潮文庫)

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    小澤征爾と村上春樹という、クラシック音楽と文壇の巨人による対談集。「マーラー」「オペラ」「バーンスタイン「グレン・グールド」というテーマについて、二人は縦横無尽に語り尽くす。あるときはレコードを聴きながら、あるときは村上の仕事場で。この二人にとって、バーンスタインの存在は大きいようだ。小澤征爾の若手音楽家に接する姿勢やリハーサルの仕方は、ほとんどバーンスタインのやり方をまねていると言っていいだろう。文庫化にあたり、日本を代表するジャズ・ピアニスト大西順子が、小澤指揮のサイトウ・キネン・オーケストラと2013年9月に共演したときの顛末が追加収録されている。 大西はこの公演の直前に引退を表明し。音

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    2016年05月14日
  • 小澤征爾さんと、音楽について話をする(新潮文庫)

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    今まで読んだ対談集の中で一番面白かった。村上春樹さんの知識と聞いた音楽の数は凄まじい。だからこそ小澤さんの忘れていたこともたくさん導き出せているのだろうな。村上春樹さんの作品は小説よりエッセイが好きなのだけれど、これから他のインタビューものも読んでみたくなった。

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    2015年10月15日
  • 小澤征爾さんと、音楽について話をする(新潮文庫)

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    指揮者自身は音を出さないが、大勢の奏者を躍らせて音楽を生み出す。
    作家もまた一人で作中の登場人物を自在に操り物語を紡ぐ。
    同業者同士の対話は、共通認識を語らず細部や流行に傾きやすい。
    しかし異業種の対話では、むしろ幹が浮かび上がる。
    小澤征爾と村上春樹のやりとりからは、音楽のディテールに加え、創作の根本や未来への視点までもが立ち現れてくる。

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    2025年09月05日
  • 小澤征爾さんと、音楽について話をする(新潮文庫)

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    お二人の対談形式で、小澤征爾氏のこれまでの演奏にまつわるエピソードや、様々な演奏のレコード(CD・DVD)を聴きながら、その演奏に対してマニアックなやり取り、想い出話が繰り広げられる。村上春樹氏がこんなにクラシックをはじめとした音楽に造詣が深いとは知らなかったが、お二人の会話のキャッチボールの中で、小澤征爾氏の音楽哲学や音楽への思い、お人柄が浮かび上がる。大西順子氏とのやり取りはとても印象的。

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    2025年07月20日
  • 小澤征爾さんと、音楽について話をする(新潮文庫)

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    47冊目『小澤征爾さんと、音楽について話をする』(小澤征爾/村上春樹 著、2014年7月、新潮社)
    稀代の指揮者と小説家による対談集。クラシック音楽に造詣が深い村上が聞き役に徹し、小澤が波乱に満ちた自身の音楽家人生を語るというインタビュー形式がとられている。
    小澤がスイスで行っている若い奏者のためのセミナーや、ジャズピアニスト大西順子と組んで行われたGigのルポも収録。「良き音楽」が生み出されてゆく過程に迫る。

    〈「良き音楽」は愛と同じように、いくらたくさんあっても、多すぎるということはないのだから〉

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    2025年06月03日
  • 小澤征爾さんと、音楽について話をする(新潮文庫)

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    小説家の村上春樹は、指揮者の小澤征爾も驚嘆するほどの鋭い耳を持っている。
    そして、クラシックに関する造詣も深い。
    時には、小澤も知らないような知識を披瀝して小澤を驚かせる。
    村上春樹は、若い頃ジャズ喫茶を経営していたので、ジャズに関する知識は尋常ではないと思っていたが、クラシックに関しても同様だ。
    音楽に対する、途轍もない情熱を持っているのだ。

    その情熱が小澤征爾を刺激して、通常では語らないようなことまで語り出す。
    ボストン•シンフォニーでのエピソード、師であるカラヤンとバーンスタインの差などが続々と出てきて「えっ、そうだったの」と感嘆しきり。
    極付で面白い。

    中でも、ジャズ•ピアニストの

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    2024年10月08日
  • 小澤征爾さんと、音楽について話をする(新潮文庫)

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    村上春樹さんの音楽の知識はすごいのだけれど、小澤征爾さんとの会話が本当に楽しい。それは日常が垣間見れるからではないかと思う。そう感じたのは、村上さんの家に小澤さんが遊びに来るシーンだ。村上さんが冷蔵庫から冷えたビールを何種類か出す。小澤さんはその中から懐かしいなあと言って一番安い外国製のビールを選ぶ。
    「これこれ、これがうまいんだよ。貧乏をした時によく飲んだなあ」と言いながらグビグビと飲むその姿が目の前に見えてなんだかとても美味しそうに思えた。

    音楽祭で若手の音楽家へのお二人の会話もクラシック音楽は素人に近い私でも音楽が聞こえてくるようで楽しかった。

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    2024年01月09日
  • 小澤征爾さんと、音楽について話をする(新潮文庫)

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    小澤征爾さんが言う音楽がすとんと入ってくる…というような境地。すごいなぁ。居住まいを正したくなる本。

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    2023年01月15日
  • 小澤征爾さんと、音楽について話をする(新潮文庫)

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    予想以上に面白かった。

    やはり村上春樹は小説よりこういうインタヴューものやエッセイの
    ほうが良いのではないだろうか。

    それもクラシックオタクではなくもう評論家・研究家の域なので
    小澤さんが知らないことや気づいていなかったことまで
    深く掘り下げることができる。
    指揮や楽器を学んだらそこそこプロとして活躍できたのでは
    と思わせられるほどの注意力、洞察力がある。

    題材は以下。いずれも素晴らしい曲ばかり。BGMにどうぞ。
    マーラーの9番なんて泣けてきそうです。
    ・ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番
    ・ベルリオーズ幻想交響曲
    ・ブラームス交響曲第1番4楽章
    ・マーラー交響曲第9番4楽章、1番3楽章

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    2021年02月13日
  • 小澤征爾さんと、音楽について話をする(新潮文庫)

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    この本をきっかけに苦手意識のあったベートーヴェンを聴くようになった。ピアノコンチェルト3番が大好きになり丁度アニバーサルイヤーだった昨年生で聴けたのは感慨深く縁を感じた。ご本人達はおそらく" (レコード収集家の人たちには) 興味のない聴き方"といった話をされてたが自分は好きな曲や人軸で聴き比べするのがクラシックの醍醐味たる聴き方だと思っているのでこの本に出てきた曲をspotify podcastでプレイリストも作って色々と聴き比べている。マエストロの昔話を交えた前半の聴き比べをもっとやってほしかった。後半はどちらかというとマエストロの現在の活動(執筆当時)にフォーカスされ

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    2021年01月11日