林屋辰三郎のレビュー一覧

  • 京都

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    今から50年以上たった今でも輝きを失わない名著
    今では変化の少ない街、京都も時代に翻弄され、それを乗り越えながら何度も生まれ変わり現在に到っているということが分かった。
    なんだか古臭さしか取り柄のない今の京都を寂しく思った反面、今はなき建造物に思いを馳せたりもした。
    京都を重層的に理解でき、街歩きが楽しくなること間違いなし。オススメ

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    2017年01月08日
  • 京都

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    今から50年以上前に書かれたものですが、京都の地域ごとに歴史を辿り、名所旧跡を巡り、今の京都を描き出すもので、読み応えがあります。この50年の年月のもたらした変化は大きいと思いますが、今度、この本を手に京を歩いてみます。

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    2016年07月03日
  • 京都

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    歴史学者である著者が、京都の各地にのこる歴史の名所を案内している本です。

    京都といえばかならず、伝統をいまの時代にのこす町として語られますが、その「伝統」はけっして一枚岩のものではなく、多層的な形成の過程が積みかさねられてきたものだということがうかがわれます。また、1962年に刊行された本ということもあって、本書のなかで語られている「現在」でさえもがすでに遠い過去になっています。とりわけ観光事業の展開を進めていくさなかにあって、京都という町の歴史を振り返ることで京都とはなにかと問いなおしているところも、興味深く読むことができました。

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    2021年05月08日
  • 南北朝 日本史上初の全国的大乱の幕開け

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    『応仁の乱』ほか、近年の中世史ブームに乗って復刊されたと思われる一冊。

    オリジナルは1957(昭和32)年で、あまり大きな修正は加えずに文庫→新書になったようで、結構、難しい言葉が使われている。が、丹念に読んでいくと、読みどころが多くて、新書とは思えない濃厚さだ。細かい戦の位置付けなど、参考になった。

    「北条氏が鎌倉時代を通じて御家人に対して執ってきた態度は、もっぱら対立する有力御家人を自滅させるということであった」など、切れ味鋭いながら、納得感のある評価が本書が名著とされる理由かも。

    一回ではとても全部を消化しきれていなさそうなので、何度か読み返してみたいと思う。

    それにしても鎌倉~

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    2020年08月23日
  • 京都

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    京都について知らなかったこと、いろいろ勉強になります。
    どれも興味深くてゆっくりと読みたくなります。

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    2020年07月19日
  • 南北朝 日本史上初の全国的大乱の幕開け

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    この本の付章 内乱の余波 ということで、以下のように書かれていました。
    わたくしは、一つの歴史的事実の意義を評価する場合、いつもその前後の半世紀、通じて1世紀を明らかにすることを主張している。
    歴史の移り変わりをながめてみると、半世紀すなわち人間で言えば1世代(ふつう30年をいう)がすっかり変わると、どんな問題でも新しい変化が生まれてくるようである。
    そうしてはじめて、歴史的事実に対して客観的な評価ができるような気がする。

    と書かれていました。
    その上で、この本では、南北朝の内乱は、ふつう4つの段階に分けて考えられるとし、
    第一は建武新政府の成立を最後として、王朝権力の没落する過程であって、

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    2018年02月21日
  • 京都

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    [ 内容 ]
    京都の発展のあとを地域的にたどり、千年の古都というその歳月を、都の中に求める試みが本書である。
    太秦の地に歴史の胎動を探り、街の規矩に平安朝の繁栄をしのぶ。
    古えを彷彿させる祇園祭。
    歴代王朝に因縁深い嵯峨・宇治・大原。
    京都を愛し、長くこの地に住む歴史家が、遺跡をめぐり時代を再現する。
    これこそ真の京都案内書といえよう。

    [ 目次 ]


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    2011年05月15日
  • 南北朝 日本史上初の全国的大乱の幕開け

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    6人の人物を追いながら、南北朝時代全体を描いていておもしろかった。
    ただ、資料を抜き出した部分が古文のままで翻訳されておらずその部分が読みづらかった。

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    2025年09月22日
  • 京都

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    「千年の都」京都。
    その京都を千年という時間と空間で区切って語らってみようというのが本著である。
    「千年」と云うが本著ではこの地に人が住み始めた縄文時代まで遡って現代(1962年著)までを15章に分けて15の時代と15の空間の歴史を描いた労作。

    新書一冊で千年の歴史を語ろうとすれば夫々が浅くなるのは必定だが本著ではそんな心配は無用でどこまでも深い言及がされていて、これが一人の著者の作品になるとは恐ろしさすら覚える。

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    2016年07月01日
  • 歴史の夜咄(よばなし)

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    「日本人はどこから来たか」「日本人はいかに形成されたか」をお二方の豊富な知識でおもしろく語っています。日本の歴史についてもっと知りたくなった。

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    2012年04月11日