ルイス・フロイスのレビュー一覧

  • 回想の織田信長 フロイス「日本史」より

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    フロイス『日本史』は、他の信長物で良く目にするが、そのものを読んだのは初めてで、比較的面白く読めた。各章末にある注釈解説の中で、信長公記で書かれている内容も挙げられており、以前読んだ『地図と読む 現代語訳 信長公記』も引っ張り出してきて、その記述箇所も照らし合わせながら読んだ。

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    2023年03月11日
  • 回想の織田信長 フロイス「日本史」より

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    中公新書が品切れになっていたので、文庫での再刊は嬉しい限り。文庫版の日本史も持っているが、本書は信長との関係でまとめられているので、手に取りやすい。人物評価は、キリスト教宣教師のバイアスが分かりやすいだけに、そこに注意すれば良いと思います。

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    2020年05月18日
  • ヨーロッパ文化と日本文化

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    16世紀、イエズス会宣教師のルイス・フロイスは日本での布教を通じて、織田信長などの戦国大名と交流し、長崎で没しています。

    その彼が、日常生活でのヨーロッパ(おそらく出身のポルトガル)と日本の風俗、メンタリティー、振る舞いの違いを事細かに記したのが本書です。その中で、次の文章に興味を惹かれました。

    「ヨーロッパでは言葉の明瞭なことを求め、曖昧な言葉を避ける。日本では曖昧な言葉が一番優れた言葉で、もっとも重んぜられている」

    訳注によれば、これは当時の敬語法が発達していたことに因るとするも、言葉に対する日本人の態度は現在もあまり変わっていないように思われました。

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    2019年09月12日
  • ヨーロッパ文化と日本文化

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    15世紀戦国時代の日本に来た宣教師ルイスフロイスがその当時の日本の文化や生活などを綴った記録をまとめた貴重な本です。
    戦国時代の日本には今では考えられない風習があったり今でも受け継がれてるなぁと思わせてくれる所があってとても面白い一冊でした。
    調べないと分からない言葉や単語が多かったので読むのに
    多少苦労しました。
    ルイスフロイスが他に書いた「日本史」と言う本がある事も知れたので、そちらの方も今度読んでみたいです。

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    2019年04月26日
  • ヨーロッパ文化と日本文化

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    同じ日本人でも500年近く前では生活習慣も違っていてるので、文化の比較とか難しいことは考えなくても読んでいて面白い。

    ヨーロッパ人の目線なので見下した表現になるのは当時のことなので仕方がないかな。あと、注記も現代語訳されているともっとよかったのでは。

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    2015年11月08日
  • ヨーロッパ文化と日本文化

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    戦国武将や歴史上の秘話のような事柄は出てこない。
    400年前の日本を知る貴重な記録ではあるのだろうが、異文化に対する態度は、なんだかキリスト教的な啓蒙者の「上から」のそれであり、いちいち西洋文明の優位を述べているように感じてしまう。

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    2015年04月16日
  • ヨーロッパ文化と日本文化

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    ネタバレ

    信長にも近しい存在であったルイス フロイスによる文化比較論。
    ヨーロッパ文化との差異を強調する為、極端な表現になってる感は否めないが、我々にとって日本固有の伝統だと思っていたものが、戦国時代つまり16世紀当時はそうじゃなかった点も多々あり興味深い。
    しかし、商売敵?である仏教の坊主に対しては辛辣且つ執拗。

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    2014年10月09日
  • ヨーロッパ文化と日本文化

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    短いけど濃密。当時の日欧の身近なものを比較しつつ記す。解説がありがたい。異文化について考えるとき、この比較の視点は役立ちそう。取り上げている物は実物を見たことがないものが多かったので、博物館で見るなどして知っているものを増やす必要があると感じた。

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    2014年09月29日
  • ヨーロッパ文化と日本文化

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    16世紀に来日した、ルイスフロイスの目を通して、ヨーロッパ(ポルトガル)と日本の違いについて記述したものを抜粋した形でまとめられている。

    まず、当時の日本の仏教について、彼らが奇異の目で見ていたことが列記されている。
    「坊主らは悪魔を尊敬し、崇拝し、悪魔のために寺院を建て、多くの供物を捧げる」といったように、おそらく密教系の仏像に対する崇拝をひときわ多く書き残している。

    特に興味を惹いたのは、風俗に関する記述だ。

    「われわれはスープが無くとも食事することができる。日本人は汁(xiru)が無いと食事ができない」

    「ヨーロッパ人は焼いた魚、煮た魚を好む。日本人は生で食べることを一層よろこぶ

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    2013年05月09日
  • ヨーロッパ文化と日本文化

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    戦国時代の日本を訪れた宣教師・フロイスによる日欧文化比較論。「われわれの間では~~、一方日本では、・・・」という手法で手記を書いている。当時の日本の習慣がよく分かって面白い。

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    2011年06月07日
  • ヨーロッパ文化と日本文化

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    学生時代に、講義で受けていた日本文化史のテキスト。 江戸時代に日本人が、いったいどんな生活をしていたかを、ヨーロッパから訪れていたルイス・フロイスが書き記したもの。 普段の食生活から、身の回りのことなど、「はぁ〜 こんな生活してたのね…」と感じてしまいます。

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    2009年10月04日