秀島迅のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「プロの小説家が教えるクリエイターのための語彙力図鑑」シリーズの3冊目だそうです。これまで、「語彙力図鑑」「語彙力図鑑 性格・人物編」と出されており、「能力図鑑」という本もあるようです。(本書カバーより)
この本、面白いですよ~♪
PART.1は「自然環境」の場面。PART.2は「現実世界」の場面。PART.3は「ファンタジー」の場面という構成です。
例えば、「自然環境」の「海」なら、「見えるもの」浜辺に打ちつける白い波。「聞こえるもの」波が岩にぶつかる音。「におい・香り」ほのかに漂う磯の香り。と、表現が書かれています。
なので、
『みのりは、日本海を臨むある町に来ていた。冬の海には人影もなく風が強くて肌寒かった。目にするものは、ただ浜辺に打ちつける白い波だけ。そして、波が岩にぶつかる音が繰り返し、ほのかに漂う磯の香りが、みのりに郷愁を感じさせた。』とか、すぐ書けちゃうんですよww 面白いでしょ♪♪
で、また、例えば「現実世界」の「学校」なら、「広々としたグラウンド」が見え、「授業のはじまりと終わりを知らせるチャイムの音」が聞こえ、「教室の床のワックスのにおい」が香ります。
なので、
『その頃、みのるは、昨夜けんか別れしたみのりのことが頭から離れずに、職場の学校の廊下から広々としたグラウンドを見るともなく眺めていた。授業のはじまりを知らせるチャイムの音に気づくと、彼は担任する教室へと足を向けた。教室の扉を開けると、昨日塗ったばかりの教室の床のワックスのにおいがした。』とか書けます。ああ、おもしろ♪
みなさんも、この本で、ぜひ遊んでみてください♪
楽しいですよぉ~♡ -
Posted by ブクログ
僕だって小説の賞に受かりたい。賞金だって欲しい。小説を書いて金を稼ぎたい。いっぱしにそんな野望を持っている。
そのためには、受賞するような小説を書かなければならない。では、どうすればいいのか。本を商売道具にしている編集者に聞くのが手っ取り早いだろう。そう考えて、本書を手に取った。
本書は、小説家と編集者がタッグを組み、賞を勝ち獲るための小説の書き方を指南する一冊だ。とりわけ、編集者が作品のどこに注目し、どのような基準で評価しているのかという「編集視点」が丁寧に解説されている。
結論から言えば、期待に反しない内容だった。
書評サイトでは「こんなことは誰でも知っている」といった低評価も見かけたが、少なくとも僕には知らなかったことがたくさんあった。大いに勉強になった。
キャラクターの造形や世界観の整合性はもちろん、登場人物の名前の付け方に至るまで、編集者は実に細かなところを見ている。作家が推敲を十回は繰り返すという話には、身が引き締まる思いがした。
なかでも収穫だったのは、一次審査と二次審査で、下読みがそれぞれ何を重視して作品を評価するのかを知ることができた点だ。これがわかっただけでも、お釣りが来るというものだ。
ただ、一つだけ気になったことがある。
受賞したければ編集者の視点を持て、という主張には大いに納得できる。実際、それこそ僕が求めていた情報だった。
しかし、編集者の視点を持つことまで作家に求められるとしたら、編集者の仕事の一部が作家に割り当てられてしまうことにはならないだろうか。
作家と編集者には本来それぞれの役割があるはずだ。その境界が曖昧になっていくことには、ほんの少し危うさも感じた。
とは言っても、僕が本書から得たものは大きい。
自分の書きたいものを書く。それだけではなく、自分の作品がどのように読まれ、評価されるのかを考える。賞を目指すのであれば、そうした視点も必要なのだ。
これまで見えなかった編集者の頭の中を、少しだけ覗くことができた。僕にとっては、それだけでも読む価値のある一冊だった。 -
購入済み
ページ数はあまり多くないが、図説が豊富でわかりやすい。
当時の人々の生活について、あまり知られていないことや
創作に流用できそうなことがたくさん載っていて面白く読めた。 -
Posted by ブクログ
様々な語彙の紹介と、ストーリーテリングの基礎を解説する本。
プロの小説家ってこんなことまで考えて書いてるんだなーと、なかなか楽しめた。
なんとなく文章を読んでいるだけでは気づかないけど、その裏には色々と意図や計算があるんだな、と感心した。
さすが本職だと思う。
紹介されているようなセオリーは、現代の「ラノベ」や「なろう小説」には当てはまらないことも多いと思うけど……。
それでも文章表現の基礎として、参考になるだろう。
これらの語彙を全て覚えるのは到底無理だと思うけど、辞書のように、必要になったら参照するという使い方でも十分役に立つと思う。 -
購入済み
思ってたのと違った
語彙力を上げるコツがわかるのかと思ってたが、ただの類語辞典みたいなものだった。
悲しい
ボロボロ泣く
みたいな感じで、他にどいう表現があるかと、言語解説がずらずら並んでるだけ。図鑑というよりは辞典でした。
文字数