あらすじ
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☆場面や情景が一瞬で目に浮かぶ、リアルな作品が誰でもカンタンに書ける!☆
小説・ライトノベル・漫画・シナリオなど、
どの作品にも必ず物語を繰り広げている舞台や背景といった“場面”があります。
例えば、バトル漫画であれば、ヒーローと悪役が最後の戦いをする“場面”。
青春漫画であれば、主人公とヒロインが結ばれる“場面”。
そのような場面の設定は作品やキャラクターを、
より印象的に魅せるために欠かせない重要な要素のひとつ。
重要だからこそ、そのシーンを描写するために、
「見える景色をどう文章で表現すればいいのかわからない」
などと自身の創作活動で悩む人もいるかと思います。
本書はあらゆる場面や舞台がカテゴリ別に一覧でわかり、
それぞれの場面の見える景色や聞こえる音、漂うにおいなどを言語化して、
さらに文章で表現するコツをプロの小説家がわかりやすく解説します。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「プロの小説家が教えるクリエイターのための語彙力図鑑」シリーズの3冊目だそうです。これまで、「語彙力図鑑」「語彙力図鑑 性格・人物編」と出されており、「能力図鑑」という本もあるようです。(本書カバーより)
この本、面白いですよ~♪
PART.1は「自然環境」の場面。PART.2は「現実世界」の場面。PART.3は「ファンタジー」の場面という構成です。
例えば、「自然環境」の「海」なら、「見えるもの」浜辺に打ちつける白い波。「聞こえるもの」波が岩にぶつかる音。「におい・香り」ほのかに漂う磯の香り。と、表現が書かれています。
なので、
『みのりは、日本海を臨むある町に来ていた。冬の海には人影もなく風が強くて肌寒かった。目にするものは、ただ浜辺に打ちつける白い波だけ。そして、波が岩にぶつかる音が繰り返し、ほのかに漂う磯の香りが、みのりに郷愁を感じさせた。』とか、すぐ書けちゃうんですよww 面白いでしょ♪♪
で、また、例えば「現実世界」の「学校」なら、「広々としたグラウンド」が見え、「授業のはじまりと終わりを知らせるチャイムの音」が聞こえ、「教室の床のワックスのにおい」が香ります。
なので、
『その頃、みのるは、昨夜けんか別れしたみのりのことが頭から離れずに、職場の学校の廊下から広々としたグラウンドを見るともなく眺めていた。授業のはじまりを知らせるチャイムの音に気づくと、彼は担任する教室へと足を向けた。教室の扉を開けると、昨日塗ったばかりの教室の床のワックスのにおいがした。』とか書けます。ああ、おもしろ♪
みなさんも、この本で、ぜひ遊んでみてください♪
楽しいですよぉ~♡