米田衆介のレビュー一覧

  • アスペルガーの人はなぜ生きづらいのか? 大人の発達障害を考える

    ネタバレ 購入済み

    よかった

    アスペルガー当事者なので自分の経験を頼りに理解できる部分が多かったです。
    アスペルガーはいじめが出来ない、本当にそうだと思います...人間が出来てるという意味では決してなく、徒党を組めないんですよね。組みたくても。
    いじめが出来るって、目的のために集団を形成できるってことですものね。
    仮に組めたとしても、いじめるほど他人に興味もないんですけどね。

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    2019年06月23日
  • アスペルガーの人はなぜ生きづらいのか? 大人の発達障害を考える

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    「アスペルガーの症状によって、どんなことに困るのか?」「普通の人との間にどんな溝があるのか?」が解説されていて、タイトル通り「なぜ生きづらいのか」がわかりやすい。

    ①職場で「何でそうなの!?」と呆れられたり、叱られたりする内容についての解説があり、納得できた。
    ・一部のことは上手にできるのに少し種類の違うスキルになると途端に不器用になる。
    ・社会的な規範(日常生活レベルでの弱い社会規範)からの小さな逸脱の結果が予測できない。
    ・言語性知能が低くなくても動作性知能が低いと作業能力が低くなる→物事を直感的に把握できない・経験が積めない・新しい概念の形成にも困難がある
    ・感情はどこまでも個人的なも

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    2016年09月05日
  • アスペルガーの人はなぜ生きづらいのか? 大人の発達障害を考える

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    発達障害の本は幾つかある。
    しかし、どうも似たようなものばかり。
    二三冊読めば、飽きてしまうだろう。
    しかし、そんな中で、本書は別格である。
    するどい分析と観察で、
    よく書いてくれたと思う。
    当事者としても、救われること、多いと思う。
    アドバイスは適切で、応用ができる。
    症例も参考になり、
    何も言う事がない。
    発達障害について、具体的な一般職で、
    本書は他の追随を許さないだろう。

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    2013年03月09日
  • アスペルガーの人はなぜ生きづらいのか? 大人の発達障害を考える

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    ASの人たちの現実を、ありがちな通り一遍な表現ではなく、非常にわかりやすく具体的に書いていて好感が持てる。
    当事者が読んでも「そうそう、そうなんだよ」とよく共感できるのではないだろうか。
    自分自身のASに悩んでいる人、その周囲の人々、また単に興味をもっているだけという人でも是非読んで欲しい。
    ASを理解してくれる人が増えてくれたら、と切に思う。
    当事者たちは、本当に苦労しています。

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    2012年04月28日
  • 日常診療における成人発達障害の支援:10分間で何ができるか

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    一般人です。

    発達障害者の定義と、医療による改善は難しいのだなというのとを、理解できたように思う。
    医師によって発達障害について、「障害」と考える医師も、「個性」と考える医師もおり、当然対応もことなることもわかった。
    ASDについても多くの情報があったのも参考になった。

    具体的な手法としては、なかやまメンタルクリニックの粳間医師のLooping技法が参考になった。

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    2024年05月23日
  • 日常診療における成人発達障害の支援:10分間で何ができるか

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    近年、臨床現場で増加している発達障害、主にASDの方への日常的な外来診療について、現場で第一人者として活躍されている著者が書かれた著書。ASDと一言言っても、それぞれのバリエーションがあり、個別性が必要な部分があり、診断の意味も考えながら進めていく必要性を感じた。個別性もあるので、難しいかもしれないが、このような工夫をしているといった事例(架空でも)を提示しながら説明していただけるとより日常臨床にすぐに活かせるかと思った。

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    2024年01月31日
  • アスペルガーの人はなぜ生きづらいのか? 大人の発達障害を考える

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    アカデミックな記載、ではなく、より臨床の立場からの解釈や対応について、筆者の見解も入れながら書かれています。筆者の向き合い方に対する信念も伝わってきます。

    私はPFやアジャイルが、この分野と折り合いをつける時期が近いうちに必ずやってくると考えているので、本書のような実践を背景とした洞察は参考になりました。

    「異なった世界の見え方に対する敬意と尊重が求められてしかるべきである」との言にはハッとさせられたよ。

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    2019年01月20日
  • アスペルガーの人はなぜ生きづらいのか? 大人の発達障害を考える

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    アスペルガーに対して、ある程度の知識がないと理解できない部分が多少あるが、非常に参考になる一冊。作った料理をストレートにまずいと言ってしまう論理は非常に腑に落ちた。

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    2017年04月18日
  • アスペルガーの人はなぜ生きづらいのか? 大人の発達障害を考える

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    テレビでは色々見るが実際のところがよく分からなかったアスペルガーについてストンと理解できる本だった。

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    2012年12月24日
  • アスペルガーの人はなぜ生きづらいのか? 大人の発達障害を考える

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    著者がネット上で公開している『高機能広汎性発達障害者への就労前支援に向けて』が大変に興味深かったので、その方の近著ということで手にしました。

    「はじめに」に書かれているとおり、第1〜5章が「不適応の要因となっている障害の本質や、不適応のパターンの解説」、第6章で「アスペルガー者への支援における具体的な注意点、環境調整の仕方」、第7章で「アスペルガー者の主観的世界とはどのような世界なのか、そこから見えてく新たな価値観の提示」となっています。

    アスペルガー者ではない人にとって、アスペルガー者がどのように周囲を捉え、どのように考えるのかは、想像するのが非常に難しいようです。しかし、少しでも多くの

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    2012年02月06日
  • アスペルガーの人はなぜ生きづらいのか? 大人の発達障害を考える

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    保団連の機関紙に連載されている物を読み深めたいと思い購入。保団連の特集をより詳しく書かれている。氏の言う「情報処理過剰選択特性」は中核特性と周辺的特性に分けて図示されているが、認知症の中核症状と周辺症状の図に似ていて、わかりやすいが、認知症とは違い、特性が様々に絡み合っていて、詳しく説明はしてくれているが、かえって複雑な説明になりすぎている嫌いも否定はできない。「認知心理学」的に説明されているのか、論理的には理解しやすいものではある。なぜ、このような理論を考え付くように至ったのかを知りたいが、残念ながら参考文献があげらていないので、不明である。できれば文献を載せてほしかった。

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    2013年01月30日