メアリー・バフェットのレビュー一覧
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永続的競争優位性を持つ企業は3つに分類できる
①他にはないユニークな製品を売っている会社
②他にはないユニークなサービスを売っている会社
③一般大衆からの安定した需要がある製品orサービスを低コストで仕入れて低コストで売っている会社
あらゆる富を生む出す永続的競争優位性の内、重要なのは「永続的」(=一貫性)の部分である
・一貫して高い粗利益率を保持しているか?
・一貫して負債をゼロor低水準に保っているか?
・研究開発投資の必要性を低く維持しているか?
・一貫して収益を上げ続けているか?
・一貫して収益の成長を保っているか?
一般的には、粗利益率が40%以上の企業は、何らかの永続的競争優位性を持っている可能性が高く、20%以下の企業は、たいていの場合、競争の激烈な業界に属しており、決して長いスパンで我々を金持ちにしてくれない
→少なくとも過去10年間の粗利益率を追跡し、一貫性の有無を確認しなければならない
一般的には、純利益率が20%以上の企業は、何らかの長期的競争優位性から恩恵を受けている可能性が極めて高く、10%以下を示し続ける企業は過当競争気味の業界に属している可能性が高く、10〜20%の間はまだ誰も見つけていない長期投資の金の卵の可能性がある
業界によって異なるが、永続的競争優位性を持つ企業は、販管費も一貫している
多額の研究開発費を必要とする企業は、競争優位性に先天的な欠陥を内包しており、長期的経済性が危険にさらされていることを意味する
永続的競争優位性を持つ企業は、過酷な競争に苦しんでいる企業と比べ、粗利益に対する減価償却費の割合が低くなる傾向がある
その業界においても、営業利益に占める支払利息の比率が最も低い企業は、競争優位性を持っている可能性が一番高い
資産売却損益などの経常外のできごとは、会社を判断する際には純利益から除外せよ
永続的競争優位性を持つ企業を探し出したいのであれば、10年間の1株あたりの利益の推移をみて一貫性と上昇トレンドを示している企業を探す
大量の現金を保有していながら、借入金が少量orゼロで、株式発行や資産売却をしておらず、長期的に収益の一貫性が確認できる場合は、永続的競争優位性を持つ優良ビジネスの可能性が高い
永続的競争優位性を持つ企業は、棚卸資産と純利益がともに増加する傾向がある。※棚卸資産の急激な増減は要注意
総売上高に占める売掛金の割合が、同業他社よりも一貫して低い企業がある場合は、(支払い条件を緩和する必要がないため)、ある種の競争優位性を持っている可能性が高い
変更の必要がない製品を一貫して生産し続けることは、一貫して収益をあげ続けることに等しい
※競争力を保持する為に生産設備の更新に莫大な資金を注ぎ込む必要がなくなる為
あまりにも高い総資産利益率は、競争優位性の脆弱さを表している場合がある
永続的競争優位性を持つ企業はほとんどの場合、長期借入金が少額orゼロ
自己株式調整済み負債比率
=負債合計÷(純資産+自己株式)
0.8以下の企業は永続的競争優位性を持っている可能性がある
永続的競争優位性の有無判定には内部留保の指標重要性は1、2を争う
各年度の純利益の内、内部留保にまわされる額
=当該年度の税引後純利益ー(配当&自社株買いの支出)
永続的or長期的競争優位性をもっている企業は、株主資本利益率が平均より高くなる
競争優位性の質と永続性を評価するとき、巨大なレバレッジを使って利益を創出する企業は避けるべき
※長期的には必ず化けの皮が剥がれてくる
年間の資本的支出が純利益の50%以下、を長年維持してきた企業は永続的競争優位性がある可能性が高い※25%以下なら更に高まる
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投資を考える上で企業の現状を財務諸表から理解し、
特に永続的価値をしっかり見抜いていこうというスタンス。
そしてそれを見抜く観点が書かれている。
とはいえ、投資や企業分析のことを学んだことがある人にとって、
決して真新しい観点があるわけでもない。
特別な観点があるわけでもない。
ただ愚直に丁寧に情報をとらえ、
理解(分析)せよという、
投資に王道なしというメッセージと捉えた。
とはいえ、一般的に言われる指標でも
バフェットの「実地経験」上あまり参考にならないことがあるなどの記載もあり、
投資ではこの指標に注意せよ、
などといわれるところをじっくりと自分の頭で考えるきっかけになり、腹落ちに繋がった。
個人的には投資の観点に限らず、
自社、競合、取引先の特性や状態の
捉え方も研ぎ澄ますきっかけにできた。
一定の会計知識を知ったことを前提に展開されている印象なので、
会計の知識や経験に自信のない方は、初学者向けの別の書籍を通ってから読むのがよさそう。 -
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オマハの賢人と言われる人が行っていることを無視し、なぜ自分はそれ以上のパフォーマンスを出せると誤解してしまうのだろう。
これまで短期売買やチャートの上がりだけをみて、割安だと判断して損をしてきたことが何回もありました。そして総じてそれらの銘柄に言えることが、どういう会社かきちんと把握せずに投資対象としていたことです。この本を通して、改めて自分の行動は愚かであったと再確認し、「なぜ自分がその銘柄を買うのか」というところを考えるようになりました。また現金として持っておくことに「チャンスを逃している」と感じるところがありましたが、それらが一切なくなりました。現金は来たるべき時に使える資金として持っておくものだと痛感です。確かにこれまでもチャンスがあっても、現金がなく逃してきたことがありました。下手に相場に流されず、長期目線で運用していく大切さを改めて確認させてくれました。 -
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バフェットの教訓
メアリー・バフェット&デビット・クラーク峯村利哉 訳
・リッチになりたいなら、財産を複利で運用する必要がある。
・悪い人と良い取引はできない。
・トラブルから抜け出すよりもトラブルを避ける方が簡単だ。
・信望を得るには25年かかり、信望を失うには5分とかからない。
・優良ビジネスの株を適正価格で買い、長期保有によって事業の価値向上を待つ。
・会計はビジネスの言語。
・悪いビジネスが優良ビジネスに変貌する確率は皆無と言って良い。
・製品の不変生は収益の不変生に等しい。
・恩師:ベンジャミン グレアム。
・経験は最良の教師である。
・愛と敬意を与えよ、さすれば愛と敬意を与えられん。
・ミスが許される労働環境
・人間の主要資産が自分自身だとすれば、必須なのは心身の維持と強化である。
・みんなが強欲なときには臆病に、みんなが臆病なときには強欲に、だ。
・他人にうまく説明できない場合は、自分で理解してないという意味。
・偉大な投資家に求められるのは、他人の資質を見極める才能だ。
・常識と自己責任の範囲内。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ投資については
・良い企業の株が過小評価されていて、安いときに購入して長期保有する
・自分のわからない分野には手を出さない
・みんなが強気なときは、臆病になりなさい。みんなが弱気のときには強気になりなさい。
書き出してみると至極単純なことばかり。
これを完璧に出来るからこそ、バフェットのバフェットたる所以なのだろう。
また、投資に限らず人生訓として勉強になることが沢山載っていた。
何点か私が感銘を受けた言葉を自分の備忘録として抜粋。
・100万ドルで愛が買えるなら安いものだ。しかし、現実には誰かに愛されたいと思ったら、愛すべき人物になるしかない。見返りを求めてしまうのは人間の性だが、あなたが何かを与えなければ、おそらく、あなたには何も与えられないだろう。
・自分の望む仕事を始めるべき潮時が訪れたら、逃してはならない。好きな仕事に就いていれば、あなたは毎朝うきうきベットから起き出せるようになる。
・あなたが、車を一台持っていて、一生その車にしか乗れないとしよう。当然あなたは、大切に取り扱おうとするだろう。必要以上オイル交換をしたり、慎重な運転を心がけたり。ここで、考えてほしいのは、あなたが一生にひとつの心と、ひとつの体しか持てないということだ。常に心身の鍛錬をすべし。決して手入れを怠ることなかれ。
人間の主要資本が自分自身だとすれば、必須なのは心身の維持と強化である。
心身を大切にする。愛される人になる。好きな仕事に就く。どれも、簡単に思えて難しいことである。
バフェットのように何億円の寄付は無理でも、自分が影響を与えることのできる範囲では「与えよ、さらば与えられん」の精神で与えられることをただ待つのではなく、自分から行動することができるように常に気を配っていきたい。
とても、読み易く2・3時間あれば、読むことができる。
しかし、一回だけではなく、手元に置いて、人生の転機ごとに読み返すと、また違った視点から読むことのできる本である。
投資をされている人でなくても、勉強になることが沢山書いてあり、読み応えのある本。 -
Posted by ブクログ
どこまでもバフェットの言葉を聞いていたい気持ちになれる教訓ですね?
実際に身銭(ホントは出資者達からなる資金)を投じて財を成した最大の成功者の声だからこその真実の言葉です
市場関係者の相場格言ではなく市場参加者の格言なのだから重みが違います
この本はバフェットの直筆本ではなくバフェットの言葉を間近で聞く機会のある人からの解説付きの本です。その解説もわかりやすい表現で好感が持てます
バフェットの言葉は投資に限らず・・・そして経営についても限らず・・・
人生についての教訓とも思えるような気持ちになれます。その辺りが世界中の投資家から愛される理由のひとつだと感じずにはいられません
経営者でもあり言葉はどこか哲学的なのだ
投資家に限らず読んで欲しいと願う一冊であるしバフェットを知らない個人投資家ならば一読する価値は十分にある教訓、格言集です -
Posted by ブクログ
大切なのは58の内の7割くらい。たぶん。
・no4
優れた企業は消費者の心の一部を所有している
・no8・
利益そのものの数字より、利益の源をさぐること
・no11・
永続的競争優位性を持つ企業は高い粗利益率(粗利益÷売上高)
・no13・
販売及び一般管理費は一貫して低い方が良い。
たとえば自動車などは販促に多額の資金を使う
・no14・
多額の研究開発費を要する会社は競争優位性に先天的欠陥を内包する
・no15・
減価償却費は極めて現実的なコスト。利益を計算するときに除外するべきでは無い
永続的競争優位性を持つ企業は粗利益率に対する減価償却費の割合が低くなる率が高い
・no16・
営業利益に対する支払利息の利率は企業の危機レベルを示す
・no17・
資産売却益といった経常外のでき事は会社を判断する枠外でとらえる。
・no18・
税引き前の数字で様々な投資条件を同条件で比較できる。
・no19・
法人税は会社の発表する税込利益が真実かどうかがわかる。
・no20・
一株当たりの利益の長期的推移から勝者を見極める
・no24・
流動資産のサイクルに注目。金はこうして生み出される
「現金および短期投資」「棚卸資産合計」「売掛金純額」
・no25・
大不況が来たとき、現金は最大の武器になる
・no26・
棚卸資産が急激に増減するときには要注意
バブルとバブル崩壊の波
・no27・
総売上高に占める売掛金の割合が一貫して他社より低い企業はある種の競争優位性を持つ可能性が高い
・no28・
前払い費用は流動資産に分類される
・no29・
流動比率で企業の優劣を決定することはできない
流動比率=流動資産÷流動負債
・no30・
変更のない製品を一貫して生産し続けることは一貫して収益を上げる事に等しい
「土地及び生産設備」
・no31・
どんな企業を買収しているかのれん代を注目。
・no32・
無形資産はこれまでの積み重ねの評価額
・no33・
ありふれた会社でも永続的競争優位性を持つ企業に投資していれば、いつしか秀でた存在になる
「長期投資」
・no34・
一年超のちに払い戻される税金はその他長期性資産に分類される
・no35・
あまりに高い総資産利益率は競争優位性の脆弱さを示す
・no36・
流動負債とは一年以内に返済すべきお金
・no37・
買掛金。未払い費用。その他流動負債の三つから企業の現状がわかる
・no38・
長期尺入金より短期の方が多い場合は投資対象から排除
・no40・
優良なビジネスは流動性のクッションを必要としない
・no41・
永続的競争優位性を持つ企業の場合、ほとんどの場合、長期尺入金が少額もしくは0
・no43・
われわれが求める会社は自己株式調整済み負債比率は0.8以下
・no44・
純資産は企業の正味の価値
・no45・
優れた企業は優先株を発行しない傾向にある
・no46・
内部留保の確実な増加は永続的競争優位性を持つ企業の特徴の一つ
・no47・
自己株式の存在は豊富なキャッシュの存在
マイナスの資産として計上されるが、とんでもない!
・no48・
ROEで経営者の手腕を測る
しかし、投資銀行は異常なレバレッジで稼いでるので、いつか化けの皮が剥がれる。
≪成長に大量の資本を必要とする企業と、成長に資本を必要としない企業とでは天と地ほどの違いがある≫
・no51・
企業の創出するキャッシュフローの送料を追跡する
・no52・
永続的競争優位性を持つ企業は資本的支出が低くなる傾向がある
・no53・
配当アップより自社株買いを続ける企業の方が株主を富ませる
株式売却まで税金がかからない!!!
・no54・ -
Posted by ブクログ
1.最近財務諸表の基本を勉強し、実際に表も見てきたので、応用を知りたくなった
2.誰でもわかるくらいシンプルなルールなのに、実行できてる人が少ないことから、このルールを破り、欲に負けてしまうのだなと思いました。この58コのルールは財務諸表を見るべきポイントを述べています。ただ、実際分析するとなると、社会事情を知っておく必要があります。そのため、本書ではあくまでも「諸表の分析」がテーマです。この通りにやったら必ずうまくいくということではありません。今の社会事情を「風が吹けば桶屋が儲かる」理論で現実を分析した後にやった方がいいということです。
3.応用とはいえ「健全な企業とは」という疑問に素直に答えてるような感じでした。なにかを隠そうとしてるいる企業は数年で追えば必ず綻びが出てきますし、バフェットの経験からも倒産することがわかっています。
この58のルールは極めてシンプルで自分(社長)がその企業をしっかりコントロールできているのかを知るための指標です。