川口則弘のレビュー一覧

  • 芸能人と文学賞 〈文豪アイドル〉芥川から〈文藝芸人〉又吉へ

    Posted by ブクログ

    芥川賞、直木賞を極めて野次馬的な視点で観察した文学賞とは。及び芸能人との関わり。
    ふざけた文章が多いけど筆者は如何に文学が繁栄するかを第一義に考えているのは凄く判る。
    又吉さんが芥川賞を獲り漫画「響」がヒットする。
    いまほど芥川賞が身近に感じられる時代って無いのかも。
    文学の才能って異才だけれど芸能人だって異才だ。
    願わくば又吉さんに続く芸能人が現れる事を望む。

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    2017年11月06日
  • 直木賞物語

    Posted by ブクログ

    超絶氣合入つてゐるのは同作者による『芥川賞物語』と分厚さを比べてみれば一目瞭然だ
    直木賞の歴史から大衆文學の歴史はあまりわからないが大衆文學の歴史を知ると直木賞の特異さ異樣さがよくわかる! そしてつまりそこが直木賞の魅力なんだらう
    ところで所々で使はれてゐる『指を屈する』の意味合ひがすこし違ふ気がする…!

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    2017年10月12日
  • 芥川賞物語

    Posted by ブクログ

    今年の1月の16年下期芥川賞の時に新刊で出ていたので買って、しばらく積ん読になっていたところ、この7月の17年上期芥川賞発表のタイミングで読み終わるとか。
    なんというか芥川賞ってドラマだなぁ。作品はそんなに読んでなくても、賞そのもののドラマが面白い。
    とはいえ、この作者の作品紹介が素晴らしいので、紹介された受賞作や候補作はことごとく読んでみたくなるという…。

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    2017年07月22日
  • 芥川賞物語

    Posted by ブクログ

    本ばかり読んでいるように思われるかもしれませんが、別に暇なわけじゃあありません。
    大学2年の頃から深刻な活字中毒なんです。
    そのくせ、読み終わって2、3日もすると内容を忘れてしまうのですから、ホントしょーもないです。
    あ、こっちの話です。
    数多ある文学賞の中で、群を抜いてメジャーなのが芥川賞でしょう。
    本書は、「直木賞研究家」の肩書を持つ著者が、芥川賞の歴史について書いた著作。
    第1回の石川達三「蒼氓」から、第155回の村田沙耶香「コンビニ人間」までカバーしています。
    受賞作の内容そのものよりは、選評も含めて受賞作を取り巻く状況に視点を当て、その歴史を追っています。
    読後、感じたのは、この賞の

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    2017年03月19日