花村太郎のレビュー一覧

  • 思考のための文章読本

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    思考のための文章読本
    著:花村 太郎
    出版社:筑摩書房
    ちくま学芸文庫 ハ 44 2

    むずかしかった。文章読本というのにだまされてはいけない。
    いろいろな思考を試みて、文章におとしていくのがいいたいことかとおもいました。

    読み書き、考えるための話題や手法を提供するのが本書とある
    そして、実用と探求の二段構えの文章読本である

    思考しているときには言葉はかき消え、言葉に注目すると、思考がすり抜けてしまう
    思考と言葉とは同時にとらえることができない、不確定の関係にある

    記憶のストックの中から、方法的にヒントになりそうなものを例文として切り取ってまとめたものが本書である

    単語の思考とは、語義

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    2025年09月01日
  • 知的トレーニングの技術〔完全独習版〕

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    読書会で紹介されて興味を持った本。その方は卒論を書くために読んでいたけれど、そうでなくても面白かった。
    わたしが特に好きな章は「思考の空間術」

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    2022年09月23日
  • 思考のための文章読本

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    ネタバレ

    「知的トレーニングの技術」の応用編。文章例に見る、10の思考のパターンを筆者なりの視点で解説

    単語の思考
    語源
    確実
    全部と一部
    問い
    転倒
    人間拡張
    擬人法
    特異点
    入れ子

    思考のための文章読本を読んでいて興味深いフレームワークは以下の3つ。
    ・ラングーエクリチュールースタイル
    ・論理ー思考ー思想
    ・一般ー特殊ー個別。

    なぜ興味を引くかいうと、、

    社会×個人を考えると、人間が自分個人の個別の状況を 理解するということや表現するということ、は人間が社会全体の状況を、普遍的に理解するということや表現するということと並列に捉えられる。その中心にあるのが言語だということだと常々考えてきた。こ

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    2021年04月28日
  • 知的トレーニングの技術〔完全独習版〕

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    ネタバレ

    だいぶ前に一度読んだが、改めて仕事での「思考力プロジェクト」をきっかけに再読した。理路一貫した内容で、かつ語り口が味があって、ポジティブに知的生産に臨む態度が促される。松岡正剛よりカジュアル、立花隆よりシステマティックな印象。

    立志:志を立てる
    青春病克服:人生を設計する
    ヤル気術:やる気を養う
    気分管理:愉快にやる
    発問・発想:問いかける
    基礎知力測定:自分を知る
    知的交流:友を選ぶ・師を選ぶ
    知の空間:知的空間をもつ

    知的生産過程のモデル:論文を書く
    蒐集:あつめる
    探索:探す・しらべる
    知的パッケージ:分類する・名づける
    分析:分ける・関係づける
    読書:読む
    執筆:書く
    思考の空間:

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    2020年09月07日
  • 知的トレーニングの技術〔完全独習版〕

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    インプットからアウトプットに至るまで微細に、歴代の知の巨人たちの英知をちりばめながら事例を紹介してくれるとてもありがたい本。
    独学で、学び続けたい人はすでに読んでいるはずである本になっているはず!
    読書案内にもなっているので、より深みを求める人は、本書に引用されている原本を手に取ってほしい。
    これほど、体系だって知的好奇心を刺激するノウハウを語ってくれる著者の力量がすごいと感心せずにはいられない。
    常に向上心と、社会への貢献を目的に学び続けることが大事だということを、今一度再認識することができた。

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    2019年07月08日
  • 知的トレーニングの技術〔完全独習版〕

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    まだ読んでいるところであるが、じつは大学時代にすでに読んでいる。それが改訂され現代にあわせたと聞いたので、購入して読み返してる。自分の勉強法の原点ともいうべき本。

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    2019年05月02日
  • 知的トレーニングの技術〔完全独習版〕

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    流行りの自己啓発本は、人間が作り上げた高度化社会(先進国)でいかに効率よく(かつ可能な限り楽しんで)喰っていくかが大命題である。しかし本書はその域を超えて、効率と大量消費を核とする現代社会のその先をどうするか、ひいては、地球システム全体のために、何をどう考えなくてはならないのか、これが知的生産が直面する大命題と捉えている。

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    2019年03月11日
  • 知的トレーニングの技術〔完全独習版〕

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    みんな知ってる名著。いわゆる勉強術については、これ一冊読めばことが足りる。ここまで広範かつ深度のある勉強術の本はなかなかにない。10代のうちに読んでおけば、その後の学生生活はまったく違うものになると思う。また、20代以上でも、インプット・アウトプットの技法としても優れているのでホワイトカラーの仕事術の本としても使える。

    とくに、初めて論文書こうという人には「知的生産過程のモデル」の章は必読だと思う。研究プロセスの全体像を整理・単純化し提示することで、雑多な要素が交錯する研究・論文執筆の作業に見通しを与えてくれる。こういうアカデミズム(≒知的生産)の作法を知ってるかどうかで、最終的な到達点は大

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    2017年07月03日
  • 知的トレーニングの技術〔完全独習版〕

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    新宿駅構内の本屋で見つけ、タイトルに惹かれて購入した。
    この本を買うまで著者のことを知らなかったが、読み終えて、膨大な知識量に圧倒された。
    最も示唆を得たのは、「科学的思考」に対する考え方だ。
    科学は世界を切り取る一つの手法だという認識はあった。しかし、科学的思考は究極、「考えないこと」が目的だという。これには目からウロコが落ちた。
    科学が世界の一部しか記述できないとしても、アプローチの仕方は間違っていないと信じていた。しかし、そのアプローチの仕方そのものに矛盾をはらんでいるとは思っていなかった。
    イマイチピンとこない章もあった。
    2回、3回と再読することを誓う。

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    2017年03月28日
  • 知的トレーニングの技術〔完全独習版〕

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    この本は、猿読書にて紹介されていたので、興味を持った本である。猿読書でも紹介されている通り、素晴らしい本だった。今までなんとなくわかっているけど、言葉に出来ないようなことについて、適切な言葉を用いて明晰に説明がされている。この本は、何度も読み返して本当に自分の血肉としたい。この本を血肉に出来た時、自分の世界をさらに拡張してくれるだろう。

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    2015年11月29日
  • 知的トレーニングの技術〔完全独習版〕

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    【由来】
    ・読書猿

    【期待したもの】
    ・無条件で買います。

    【ノート】
    ・「知的」ハウツー本が数多く出回っている昨今、源流であり、真打と言える数少ない1冊だと思う。オリジナルは別冊宝島で1980年に出版されていた本書が、昨今のブームのおかげか、文庫本としてこの度復活。学生時代に引越しのドサクサで紛失していたので、復活を知って即買いでした。

    ・「本を読む」ということに限って言えば、佐藤優の「読書の技法」が具体的で役立つのだが、本書では、そんな技術が、読書に限らず、情報の収集から整理、私淑の心構えに至るまで、実践可能な具体的な手法として提示されている。さらには、それらの技術がゲーテや森鴎外、

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    2018年10月28日
  • 知的トレーニングの技術〔完全独習版〕

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    方法論だけでなく、古今東西の人物の事例を紹介しているのが参考になる。

    ポール・ヴァレリーは、毎朝夜明け前に起床し、数時間思索・瞑想して想を練り、その時々の思いつきをノートに書きとめる日課を23歳から死ぬまで続けた。朝のみそぎは、自分の精神を読むことにあったと明かしている。「手帖」と呼ばれているノートは、254冊、3万ページに及ぶ。

    高級官僚だった森鴎外は、役所から戻った数時間をフルに利用して、1日平均原稿用紙400字3枚書いた。

    湯川秀樹は、漢学者の祖父から幼少期に漢文の素読を叩き込まれ、それがのちに素粒子理論の発見に役立ったと言っている(本の中の世界)。

    井原西鶴は、人と世間話をして

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    2018年10月31日
  • 知的トレーニングの技術〔完全独習版〕

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    私が実践してる知的生産・知的創造のための手法・考え方が書かれている。

    あれこれと書かれているが、私はこのようにするのが良いと考えている以上のものは無いので腑に落ちたら真似たら良いし、そうでなければ別の手法考え方を模索するのがいい話。
    帯に「核心を説く決定版」なんてたいそうに銘打ってるけれど、誇大広告だなとw

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    2020年06月16日
  • 知的トレーニングの技術〔完全独習版〕

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    今や40年ほど前の書物、ニューアカ全盛期とは言え、現在から見れば「学は力なり」という勢いの伝わる書物。宝島に面白いライターが揃っていた時代。

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    2019年04月07日
  • 知的トレーニングの技術〔完全独習版〕

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    いいことがたくさん書いてあるが、過去の知識人の話が断片的に出てくるため、ついていけなくなった。
    著者の知識量、思考力はすごいと思うが、『トレーニング』と銘打って書籍化するには無理があると思う。別のやり方があろう。
    自分にはまだ読み切れなかった。
    もう少し読書や思考で苦労したら(成長できたら)、再読にトライしたい。

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    2018年01月22日
  • 知的トレーニングの技術〔完全独習版〕

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    読むのに時間がかかり、強引に読み進めた箇所も多くある。でも、付箋をたくさん貼ったように書き留めておきたい文章、引用が多くあった。また改めて読みたい。

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    2016年08月16日
  • 知的トレーニングの技術〔完全独習版〕

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    ◎古典名著から学ぶ「考え方」一覧

    読んでみると少し冗長に感じますが、中身はとてもしっかりしていて(しっかりしすぎているかも)、学ぶ・知識を入れるということに関してどのような方法があるのか、古典の名著を紐解きながら解説してくれている。

    オビに書いてあった「あの伝説のテキストがよみがえる」という意味はいまいち伝わってこなかったが、、、

    ちょっと読むには忍耐が必要かも。

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    2016年01月16日