ともつか治臣のレビュー一覧
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購入済み
千代ママ
が若い頃「お勤め」をしていてダラさんとちょっとだけ
出会うエピソードが良い。ただ畏れるべきものではないのが
ママも解っていたのがその通りだったという。それが
子供たちにも伝わっているかのような。
こういうふわっとした「信心」が日本から失われているとしたら残念。 -
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ネタバレ待望の(4)!!
ほんと、(3)よりも面白くなっていて、ますます、この『令和のダラさん』が好きになった(4)だった。
しっかし、自分でも、どうして、ここまで、この『令和のダラさん』が自分の趣味にぶっ刺さっているのか、不思議なほど。
けど、面白い作品に感じる「好き」ってのは理屈じゃないから、直感に身を委ねるのが正解なんだろうな。
まぁ、あえて、それっぽい理由を付けるなら、私好みの姿形をした祟り女神が、ギリギリのラインを絶妙に弁えている姉弟たちに弄られ、それまでの「日常」をぶっ壊されているトコが良いんだろうな。
この(4)でも、主に薫の方が、ダラさんを大いに振り回している訳だが、ダラさんもダラさんで、日向と薫の、自分との距離の詰め方に難色こそ示しつつも、二人が生む喧しさを悪くない、と感じている。
このシリアスになりそうでならない感じで、とても好い。重すぎるのも良くないが、チャラすぎるのも、読んでいて、キャラに感情移入できなくなり、話も頭に入って来なくなるので、このバランス感覚が大事なんだな、と勉強になる。
以前にも書いたが、シリアスな部分を、話の最初に置いている過去編に任せているのが、上手いテクニックなんじゃないかな、と私は思っている。この過去パートには、笑いの要素が含まれておらず、だからこそ、コミカル感を強めにした本編の良さが、しっかりと活きている。こういう対比の使い方は、私も習得したいものだ。
この(4)で感じたのは、日向と薫の押しの強さっつーか、ネジが緩んだ感のある胆力は、母の千夜さん譲りだな、確実に、ってこと。千夜さんが屋跨斑を単なる荒々しい悪神と見ずに、自分達が節度を守っていれば、ちゃんと守ってくれる存在として接する姿を見てきたからこそ、日向と薫もダラさんに対して、近所のお姉さんみたいな感じで絡めるんだろうな。
この(4)で印象が強かった回は、まぁ、ぶっちゃけ、全部なんだけど、一つだけを挙げるなら、第三十三怪。詳しい内容は、未読の方のために伏せておくけど、今回も、谷跨斑さんは、やる事なす事が裏目に出てしまっており、不憫な感じになっておった・・・ある意味、この『令和のダラさん』の中で、「頑張れ」と言いたくなるキャラだな、谷跨斑さん。
全体的に大満足な(4)だったが、一つ、ちょっとだけ残念、と思ったのは、筆木先生の愛猫で、化け猫になる事を決めたアラレの出番がなかった事。なので、(5)では、第二十七怪で登場した村杜花子先生=マギレと同じく、出番があったら、実に嬉しい。
この台詞を引用に選んだのは、自分らしく生きていくには、これが大事なんだろうな、と感じたので。
自分に何が出来るのか、自分の長所は何か、と自分の頭で考えて、そこを活かす努力をしている者だけが、良い結果を出せるんだろう。
薫の場合は、あざといって言い方も出来るが、この面があるからこその薫ってキャラは、読み手の印象にしっかりと残れる。
実際、この『令和のダラさん』を読んでいなくて、この(4)の表紙を書店で見た人は、薫を女の子だ、と勘違いするだろうな。
この『令和のダラさん』がアニメ化する事は、作品の質的に、まず確定だと思うんだが、薫の声優、誰になるのか、楽しみだ。
「いや、お前、顔、出さなくて良かったのか?」
「行ってきたよ、朝9時からちやほやされに行ってきた」
(こいつ・・・自分の武器を、あまりにも理解しすぎている・・・)(byダラさん、薫) -
購入済み
シリアスとぶち壊しのカタルシス
それぞれのキャラがとにかくいいのよ
作者とは楽しく酒が飲めると思いながら、読んでます。
そこはかとなくたまらぬエロスもぐへへ -
Posted by ブクログ
ネタバレ今回の昔話パートは、ダラさんが屋跨斑として覚醒する前に眠りについていた頃、後に来る被害を最小限に抑えようと何年もかけて尽力する話。
痛そうなことになる描写はあるが、それで直接人死にが出るほどではない。
前巻までの展開に比べれば大人しい方と言える。
逆に、現代パートではダラさん以外の怪異に目をつけられて親子ともどもピンチになったり、ならなかったり。
古い商店街に住み着いた怪異から、成り行きで皆を守ろうとした谷跨斑の首は、ミミズ状態から辺りの瘴気とかを吸って一時的にパワーアップ。ところが決め手が「なんかデカい蛇が助けに来てくれてはる…」と言う信心とか信仰心だったので、当人は禍々しく…と行きたかったんだろうが、パワーアップ後の姿が妙に神々しいのが笑いを誘う。
他にも、ダラさんの童子への変化や、カレー初めて食べて電流走るほど感激するダラさんにほっこりする。
人類の叡智の結晶は伊達じゃないっ!? -
Posted by ブクログ
ネタバレほんと、このオカルトコメディは、私の癖に刺さりまくってくる。
あくまで、個人的な考えではあるが、小説や漫画などの創作物は、どうしたって、全員、平等に「面白い」と感じさせるのは難しい。基本、そういうジャンルが「好き」な人間のみに刺さるもんだ。
では、どうやったら、全人類の一部をファンにする漫画や小説を生み出せるのか・・・言うは易く行うは難しってのは、その通りで、作り手が本気の「好き」を、その作品にしっかりと詰め込む事だ。努力して、本気の「好き」が詰め込まれている作品であれば、確実に面白くなって、ファンが定着する。
この『令和のダラさん』には、間違いなく、ともつか先生の、本気の「好き」が詰め込まれている。だから、私らファンの心は、面白い、と昂る。(1)よりも(2)が、(2)よりも(3)のクオリティが上がっていれば尚更だ。
『足洗邸の住人たち』や『つぐもも』などが好きで、この『令和のダラさん』が未読って人は、結構、刺さると思うのでお勧めしたい。
この(3)でも例に漏れず、ダラさんは、可愛い見た目の中に、ド級の胆力を内包した姉弟の無邪気な我儘に振り回されまくっている。本来であればっつーか、マヂモンの祟り神である存在が、人間に振り回されるってのは、実に愉快痛快だ。
三十木谷姉弟の「お願い」が、ダラさんに、本気で愛想を尽かされるレベルじゃないってのも、これまた、絶妙。まぁ、これは、ダラさんが何だかんだで、お人好しの気が強いってのも大きいんだろうな。そもそも、そんな姉弟の母・千夜からして、我儘エロボディに見合って、押しが強いっつーか、物怖じしないタイプだから、日向と薫の性格もとい性質にも納得。
また、先巻から登場した、周と谷跨斑も良い味を出している、この(3)で。周の日向に対する愛は重く、濃く、粘っこい。そんな周に憑依してしまったもんだから、ツッコミ役が板についてしまい、気苦労も増した谷跨斑。やっぱ、人外が人間の身勝手さで右往左往させられる様は良いわぁ。
何より、この『令和のダラさん』が面白いのは、毎回、序盤に描かれている過去のシリアスパートと、現在のコミカルパート、その温度差がエグい点が大きい。グロ要素が結構、強めなので苦手な人は「うっ」と思うだろうけど、過去に何があったのか、徐々に明らかになっていく事で、今のダラさんの姉弟に振り回される楽しい日々が続けばいいなぁ、と願ってしまう。
この(3)は、どの回も面白かったけど、私的には、巻末のオマケとして描かれた「化け猫」が好き。(2)では、ダラさんと筆木先生の絡みがなかったので、実に嬉しい。まぁ、この(3)で、実際に絡んだのは、筆木先生の愛猫・アラレ(♂・去勢済み)だったけど、ダラさんから妖力を分け与えられ、化け猫になった彼が本編にも登場してくれたら、実に嬉しい。
この台詞を引用に選んだのは、メッチャ共感できるぅ、と声を大にして言いたいので。
ギャップ萌え、これは、現実でも、フィクションでも大事。
私も、この「ギャップ萌え」のテクニックを使いこなして、自分の書く小説に活かせれば、世に出られるのでは、と努力中。
「こういう人がこういうの売ってるギャップ、たまんねぇなあ!!!」(by三十木谷日向、三十木谷薫)
もう一つ、こちらを選んだのは、日向とダラさんの間に、「友情」と言っても差し支えない絆が結ばれているんだなぁ、と感じたので。
自分に対して悪意を向けてくる存在に対し、恐怖を抱きながらも、そのおぞましい異形が、自分の友達と同類にされる事に対する憤りが上回る。
改めて、友情パワァ、凄い、と思った。
しっかし、やっぱり、薫、ダラさんの舌を口腔内で執拗に舐るとは、小学生とは思えぬほど、ディープな性癖を拗らせてるわ・・・しかし、そこがいい。
「違う。ようわからんけど、これが、こんなのが、ダラさんと同じ類であるもんかい!!!!!」(by三十木谷日向) -
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右
腕がどうなったかは十郎太の献身によるということなのか。
あとやたらと姉弟への面倒見のいいダラさんは、元々優しい妹巫女の
性格が現れているということなのだろうな。 -
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守る
元々は自らが祟り神だったはずが、いつのまにかまだ力の残る災いから
人を遠ざける役目を持っていて、「家」のものはそれを理解している、
という設定がよい。「水」と「色恋」、それに「蛇」民俗学でもありそうな
要素の組み合わせなのもまたよい。 -
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ホラーとギャグの融合!?
表紙絵からもただのホラーではなさそうな雰囲気はあるけどまさかメインパートがほっこりギャグだとは!
web上で適当に始めたと作者は言っているが、シリアスパートと日常ギャグ、リアル絵とデフォルメのバランスといい、妙にただ者ではない主役、脇役の細かい設定といい、凄い。 -
Posted by ブクログ
相変わらず、陰惨な過去編と脳天気な現在編の温度差で風邪ひきそうな勢いで面白い。
近づくと致命的に障るとのダラさんの元の左手だが、谷跨斑の頭への封も担っていたとは…。
だが、果たして行方不明となってるダラさんの元の右手は何処に?
兄弟が親戚のウチに行った際には、当地の忌神と縁があったり。
しかし、海無し県から明石海峡大橋渡って学会のあるような都会の海あり県に行くって…。
奈良か滋賀から四国にでも渡ったんかな?
現在編では今んところ、もはや谷跨斑の首は即落ち2コマのギャグキャラと化しとるな。
見えてもチンアナゴか干からびたミミズ…。
巻末におまけ漫画。
カバー下にキャラ集合絵がある。
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