北田博充のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ梅田蔦屋書店のイベントで知って、実際に購入→即読破した作品。
最初手に取ったパラパラとページをめくったときは、(ちょっと難しい本かもしれない)という印象でしたが、イベントで作者である北田さんの話を聞いているととても興味が湧いてきました。
この作品は本のタイトルにもなっている「本屋の未来」について真面目に考えていく本となっています。
この「本屋の未来」って何かというと、コアな読者をもっと育てていくのではなく、今本を読んでいないような新規顧客を増やすこと。
これってなかなか難しいんじゃないか、そう思ってしまいがちだけど、「コアなファンやリピーターを増やすよりも、新規顧客やライトユーザー増やすこ -
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Posted by ブクログ
『唯一無二のブックマーケティング本』
「本屋とは何か」というシンプルで深い問いの答えを探すための本。出版不況が叫ばれる昨今において読書人口を増やす、つまりは未来の読者を創るにはどうすれば良いかを考え抜いている。
本書は主にインタビューと考察で構成される。出版業界の中の人(書店員や出版関係者など)や、本とは関係のない外の人(国語教師やプロレス業界)の話をヒントに本屋の未来のありかた・可能性を模索し、最終的に著者なりの答えを出しているところに読み応えを感じる。
一番興味深く感じたのは、本を売るためにはペルソナの設定が大事だということ。当たり前だが本屋は本を買うための場所である。しかし本が欲し -
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Posted by ブクログ
「なぜ本好きは、本を読むことを“ゴール”にしてしまうのか。」
言われてみると、たしかに不思議な話です。
この本に登場するマーケティングサイエンティストが語るように、本を読むことは、 ”ゴール”ではなく、”ゴールを目指すための手段”のはず。
ふと、作家池澤夏樹さんの言葉を思い出しました。
「本を読みふける子どもを、親は信じていい。」
その真意はきっと、子どものピュアな好奇心や冒険心、
そして、そんな衝動に生きる人生そのものを信じよう、
ということなのでしょう。
つまり、読書とは、”善い人生を送るための手段”でありながら、”善い人生そのもの”でもある。
だからこそ私たち本好きはつい、その -
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