野崎幸助のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この本の内容は帯のこの一文に表れている。
「いい女を抱くためだけに、私は大金持ちになった」
50歳下の愛人に大金を持ち逃げされ話題となった著者が自らの半生を語る自伝である本書は、とにかく全ての文章が冒頭の一文に収斂するという点で、究極のミニマリズムを感じさせる傑作となっている(本書がゴーストライターによる作品であるかどうかはどうでもいい。STAP細胞はあるという人がいれば、この世にあるのだ)。
僕は、自らがスケベジジイであることを、中学生レベルの文章でひた隠しにしようとしつつ、その低能さが露呈する渡辺淳一よりも、著者の方が人間として1,000倍は真摯で素晴らしいと思う(余談だが、札幌市にあ -
Posted by ブクログ
ワイドショーで、遺産目当てに殺害された?という話題を会社の人たちがしていて、更に、色々な背景がありそうだとのことで、本も出してるじゃないかと手にとってみた。ワイドショーも見ないので、先入観がほぼ無かったが、唯一、既に本を読んだ友人曰く「ただのエロじじいのくだらない本だよ」と、期待値を最低にしてくれたせいもあって、読後感は「思ってたより良かったw」。
人生のテーマが、「良い女を抱く」だけという非常にシンプルな所が、並行して読んでいた、脳科学とか反脆い哲学本と比べて、気楽というか、娯楽本という感想。
おそらく、お金を積んで良いライターさんに書いてもらったであろう、立身出世の道や、金融業での成功話 -
Posted by ブクログ
ついに”イッて”、もとい”逝って”しまった紀州のドン・ファンの辞世の作。第一作があまりにも面白く、続編である本作が出版された直後に読んでいたら、すぐ本人が亡くなられるというスピード感に驚いてしまった。
著作としての完成度は残念ながら前作には劣り、前作のヒットにより、「こう書けば読者は喜ぶだろ」という本人(もしくはゴーストライター?)の意図が透けてみえてしまい、紋切り型の表現が多発する点には多少辟易させられる。
とはいえ、これでドン・ファンの姿が見えなくなってしまうというのは、一ファンとして大変悲しい。例の事件は未だ真相が不明であり、一刻も早い解決を望む。 -
Posted by ブクログ
一代で資産をきずきあげた紀州の男。山口さん。
その原動力は、いい女と寝たい、だった。
その破天荒な一代記。
現場の経済学ともいうべき至言がおおい。
少し紹介すると
「資本主義社会では労働者より資本家になったほうがこの社会では金がたまる」
「商売は成果が大事。早朝から汗水垂らして足を棒のように歩き回っても自己満足にすぎない」
「誰にもきずかれずにこっそり儲けるのが大事」
「儲かってるものに対して羨望と嫉妬心を持つのが人間の性。儲かっていても決して本当のことはいってはいけない」
「どこに金儲けのチャンスがあるかわからない、人との出会いは大切に」
「目はしがきいて小賢しい者よりも、多少は不器用で