三宅秀道のレビュー一覧
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「知らない人と最後に友達になったのはいつですか」。
目から鱗の問いでした。日本企業の現状を説明するのに、十分に説得力のある分析でした。
個人的には、組織から与えられた仕事をこなす事で、いっぱしのビジネスマンになったつもりでいた自分に気づかされました。
テレワークのおかげで会社や社会との距離感が変...続きを読むPosted by ブクログ -
ひとつひとつの事例は産業史の有名事例が多いので知ってたりもするんだけど、どんな人柄の人物がそれを為し得たのか、美辞麗句にまとめずルポのように書いてあるのが面白い。そして「どうしたらできるのか」と「なぜ難しいのか」がバランス良く散りばめられている。難点は「忙しい人が読まなそうな程度に寄り道が多いこと」...続きを読むPosted by ブクログ
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どこか楠木建と通じるところがある。と思って検索したら、やっぱり対談していた。久しぶりのヒット!面白かった。
・市場創造の4フェーズ
?問題開発:トイレでお尻を洗いたい!
?技術開発:温水器とポンプをつくろう!
?環境開発:トイレに電源をつなごう!
?認知開発:社会に良さを広めよう!
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どこか楠木建と通じるところがある。と思って検索したら、やっぱり対談していた。久しぶりのヒット!面白かった。
・市場創造の4フェーズ
①問題開発:トイレでお尻を洗いたい!
②技術開発:温水器とポンプをつくろう!
③環境開発:トイレに電源をつなごう!
④認知開発:社会に良さを広めよう!
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日本企業の製品開発や、支援者の持つべき視点について、経営学者というより「開発マニア」として本質をとてもよくとらえていると思う。「技術開発だけでなく文化開発が必要」「問題発見ではなく問題発明」「産学官連携のメリットは、メガネをかけ替えること」Posted by ブクログ
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専修大学 三宅秀道先生の新書『なんにもないから知恵が出る』を拝読中。目からウロコの連続。サブタイトルの「驚異の下町フットマーク社の挑戦」の言葉のとおり、製品開発でなく、ライフスタイルを“発明”しているフットマーク社は“驚異”です。これまでも三宅秀道先生からフットマーク社のお話しをお聞きしていましたが...続きを読むPosted by ブクログ
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商品・サービスの開発論.日本の技術神話および大企業を始めとする商品開発組織・プロセスの抱える問題点を指摘.新市場(=価値)の創造は新たな生活習慣・価値観の創造(=文化開発)であると具体例を豊富に織り交ぜながら述べている.
本書では以下のような事例が紹介されている.
・人工衛星向けジャイロをクルーザー...続きを読むPosted by ブクログ -
「商品開発にもよい方法があるはず。それが知りたい」という問いの立て方そのものを否定した本。
改善活動や、課題・問題発見は「理想形」が存在している前提での問いの立て方なので、「理想形」そのものを構築する商品開発で同じ手法は使えない。
商品開発は、いわば新しい便利さ、良さといった価値観そのものを創造する...続きを読むPosted by ブクログ -
メモとりながら読んだのでけっこう時間がかかりました
たぶん相当な人数の方々にお会いしてるのだろうなというのが伝わってくるし うまく咀嚼して著者自身の言葉で書かれているのがわかる
やー がんばろPosted by ブクログ -
発売から1年以上経ってた、もっと早く読んでおけば。。(悔)。
これほどポジティブに、これほど根本的に、モノづくりの本質を捉え、これほど愉しく、これほど重厚な論理で、商品開発を語った書物があったろうか。
普段マーケティングに携わっているビジネスマン達に、根源的な問題提起と希望、そして叱咤をくれる一冊。...続きを読むPosted by ブクログ -
とても良い本だと思う。
良く研究されているし、面白い事例もたくさん記載されているので、読んでいるのが苦にならない。
それでいて、伝えたい事が明確なので、何が言いたいのかが良く分かる。
現代日本に必要なのはまさしく新しい市場であると思う。Posted by ブクログ -
街で知らない人と仲良くなったのはいつですか?
面白そうな人
予想の範囲外の人、事(自分の気づかない世の中の課題かもしれない)
あらかじめ得しそうな人と会うのとは違う。未知との遭遇的な。
顧客創造って結局なんでしょう?
開発って結局なにするの?
そうか、幸せってもっと自分で決めて良いものなんだ。
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紙の本を買って、今後も何度も読み返したい、と思った。最近の本ではないが、普遍的な市場創造の概念をとても理解し易い形で示してくれている。
おススメ!Posted by ブクログ -
新しい市場の作り方は、技術開発ではなく、文化開発であるとの説明にとても興味を持った。
新しいビジネス企画や商品企画の考えるヒントが実例を元に満載されている。Posted by ブクログ -
2021年。コロナ禍で生活スタイルが一変した現在に読む。2012年には書かれた本であったが再認識させられることが多かった。
・軍事用のジャイロをクルーズ船に活用出来た
・日本の大企業は失敗を恐れて技術は発展するが製品化のチャレンジが出来ない
これら提示されている事を見事解決してビジネスにしたのが...続きを読むPosted by ブクログ -
職場の上司に勧められて読んだ本。
わかりやすくて2時間程度でざっと読めた。
かつて大成功を収めた大企業にありがちな、「高度な技術をどうお客様に売っていくか」という考えを否定している。
商品の価値を創造するには、生活文化、価値観からまるごと開発することが必要。
すでに取り上げられている課題に対して...続きを読むPosted by ブクログ -
技術神話に日本が溺れているという話は納得がいきました。自分の分野以外に目を向けるというのも共感できます。
事業の決定権を握る人こそ、業界の外に出て、色んなところを歩くべきだという話が書かれているのも多くの会社がそうなっていないことの表れですよね。本書の例を参考にして、もっと日本の会社が明るい未来を築...続きを読むPosted by ブクログ -
はじめのほうは「それなりのことは書いてあるが新味がないし、もったいぶった書き方でタルい本だな」と思いながら駆け足気味に呼んでいた。技術神話を捨てて新しいニーズを発明しろって、それができれば結構だけれど実際できるかは別問題。顧客思考が大事だとか、マーケティングができてないと技術があっても云々なんて話は...続きを読むPosted by ブクログ
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◯私たちは意図せずめぐり逢う知識との出合いを確保しなければなりません。(305p)
◯どういう世界が望ましくて、自分はそれにどうやっていまの世界を近づけていきたいのか(中略)という意識なくして何かしらの新しい価値を創造できるものでしょうか(335p)
◯私たちは何かに名前を付けてしまうと、それ自...続きを読むPosted by ブクログ