藤原審爾のレビュー一覧

  • 総長への道 後篇
    渡世の世界は、仁義がなければやはり
    渡ってはいけないということ。
    人望がなければ、あっという間に
    信頼をなくします。

    そう、いい気になっていた信次郎のように。
    そして、いい気になりすぎて、
    総長の座を狙うある男に
    妻をかどわかされてしまうのです。

    そして、最後は悲惨なものです。
    仲間は失ってから...続きを読む
  • 総長への道 前篇
    一人の商人の若旦那が
    女との争い合いの罠にかかり、
    不可抗力ながらも殺人を犯してしまい
    それゆえに住んでいる地を追われ、やくざの世界へと
    入っていくのです。

    そこで待ち受けていたのは
    憧れの人間とそして、女にだらしない
    いかさま男や、さらに腹黒い、やくざたち。

    だんだんと彼は冴える頭によって
    ...続きを読む
  • 赤い殺意/罪な女

    主人公の本音は…?

    「ストーカー」という言葉がまだ存在していなかった時代とはいえ、今にも充分通じている性犯罪。厳罰化されてきているが、今も途絶える事はない。でも昔の映画やドラマから入ってきた為か、主人公の家庭が果たして、相手の男を〇してまで守るべきものだったのかな…と疑問に思った。何より主人公が原作以上に、男に複雑な想...続きを読む