あらすじ
夫と子供の不在の一夜、強盗に踏みこまれた、一人の平凡な主婦と強盗との接点を、誰にでも日常的に起こり得る恐怖と描く心理サスペンス「赤い殺意」。貧しく不幸に生まれ、ただ一筋に男に尽くすしかない可愛い女を浮き彫りにする直木賞受賞「罪な女」。精細な心理描写の丹念な積み重ねと、定評のある女の情感描写の双方が響き合って、人間の哀しさと人間愛へと収斂されていく長短編の代表作を収録。
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主人公の本音は…?
「ストーカー」という言葉がまだ存在していなかった時代とはいえ、今にも充分通じている性犯罪。厳罰化されてきているが、今も途絶える事はない。でも昔の映画やドラマから入ってきた為か、主人公の家庭が果たして、相手の男を〇してまで守るべきものだったのかな…と疑問に思った。何より主人公が原作以上に、男に複雑な想いを抱くようになってたので余計に…。果たして一連の事件で、主人公にとって何が最善だったのか、これが本望だったのか、考えさせられた。