瀬崎圭二のレビュー一覧

  • 関西フォークとその時代 声の対抗文化と現代詩

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    新宿騒乱事件がベトナム戦争の米軍への軍事物資輸送をJR新宿駅が絡んでいたのが原因だったのは、初めて知りました。

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    2024年12月17日
  • 関西フォークとその時代 声の対抗文化と現代詩

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    60年から70年のフォーク・ロックは憧れの風景だった。高田渡やはっひいえんども素敵だったが、唄をうたう原点は友部正人にある。
    難解で孤高な言語表現はなじまなかった。現代詩でも中原中也、金子光晴、谷川俊太郎がしっくりする。
    うたうことばが必要だった。やさしくても高揚することばが。

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    2024年04月08日
  • 関西フォークとその時代 声の対抗文化と現代詩

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    ネタバレ

    関西フォークとその時代
    声の対抗文化と現代詩

    著者:瀬崎圭二(同志社大文学部教授)
    発行:2023年10月27日
    青弓社

    音楽史の本ではない。60-70年代の現代史の本とも言いがたい。歌詞、詩としての関西フォークの文学論で、学術書。タイトルで判断して、読んでみると難しくて投げ出す人も多いかも。著者は日本近代文学、文化研究が専門で、この本は2020-2022年に発表された4本の論文を土台にして書かれている。

    数日前、あるSNSでこの本が出版社アカウントにより紹介されているのをたまたま見たが、恐らく「関西フォーク」という言葉を聞いたことがない誰かがコメントを書き込んでいて、音楽はワールドワイ

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    2024年02月04日
  • 正しい日本語どっち? 500

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    ○間違いやすい日本語を、静かに喝!
    日本語は奥深いと思います。
    この本に掲載されている慣用句や間違いやすい読み方の漢字を見てみても、まったく知らないものもあった。
    言葉尻だけとらえて、意味が現代語風に変わってしまった部分も含め、一つひとつ解説がある。辞書には劣るかもしれないが、早引きとしては◎ではないか。

    「敷居が高い」なんてそうだ。
    ”「敷居が高い」は、不義理をしたり、迷惑をかけたりして相手の家に行きにくいこと。高級すぎて入りにくい、ハードルが高い、という意味はありません。”(p25)
    まさにこれこそ、言葉の通り解釈してしまい、その言葉の生まれた背景などを踏まえて使われなかった言葉の一つな

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    2016年08月21日
  • 海辺の恋と日本人 ひと夏の物語と近代

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    海水浴の歴史から、太陽族、湘南、南国リゾート、POPEYE 創刊の話等。学術論文をエッセイとして書き直した作品。今までありそうでなかった夏の海辺と恋愛をテーマとして時代毎に追い、日本の若者文化の歴史の流れを知る私にとって興味深い一冊でした。

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    2013年09月16日