【感想・ネタバレ】正しい日本語どっち? 500のレビュー

あらすじ

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「苦虫」は 噛む? 噛み潰す? 「姑息」の意味は その場逃れ? ずるい? 「未曾有」の読み方は みぞう? みぞゆう? 「ほうれん草」の数え方は 1把? 1本? あなたはどちらが正解かわかりますか?
私たちは、普段、特に意識せずに日本語を使っています。しかし、日本語というのは意外と難しいものです。あなたも、使っていた言葉が実は間違っていたと知り、恥ずかしい気持ちになったことがあるのではないでしょうか?
たとえば、「気が置けない」という言葉の意味は、「打ち解けられる」だと思っている人と、「気を許せない」だと思っている人がいるようです。また、「胡乱」や「剽軽」のように簡単には読めない熟語、使い方を間違えやすい慣用句があり、敬語もとっさには出てきません。
本書では、このような多くの人が戸惑う日本語を500個集めて解説しました。これ一冊あれば、もう日本語で困ることはありません!

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Posted by ブクログ

○間違いやすい日本語を、静かに喝!
日本語は奥深いと思います。
この本に掲載されている慣用句や間違いやすい読み方の漢字を見てみても、まったく知らないものもあった。
言葉尻だけとらえて、意味が現代語風に変わってしまった部分も含め、一つひとつ解説がある。辞書には劣るかもしれないが、早引きとしては◎ではないか。

「敷居が高い」なんてそうだ。
”「敷居が高い」は、不義理をしたり、迷惑をかけたりして相手の家に行きにくいこと。高級すぎて入りにくい、ハードルが高い、という意味はありません。”(p25)
まさにこれこそ、言葉の通り解釈してしまい、その言葉の生まれた背景などを踏まえて使われなかった言葉の一つなのではないか。

くどくど・だらだらと解説してある書籍よりも、どの日本語がどう正しいのかであれば、Q&A方式で書かれるこの本の形式の方が、さっと理解したい人にとってはよいかもしれない。

個人的には、
・薀蓄(うんちく)を○○=傾ける
・雨模様=今にも雨が降りそうな様子
・気が置けない=打ち解けられる
がためになった。

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2016年08月21日

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