○間違いやすい日本語を、静かに喝!
日本語は奥深いと思います。
この本に掲載されている慣用句や間違いやすい読み方の漢字を見てみても、まったく知らないものもあった。
言葉尻だけとらえて、意味が現代語風に変わってしまった部分も含め、一つひとつ解説がある。辞書には劣るかもしれないが、早引きとしては◎ではな
...続きを読むいか。
「敷居が高い」なんてそうだ。
”「敷居が高い」は、不義理をしたり、迷惑をかけたりして相手の家に行きにくいこと。高級すぎて入りにくい、ハードルが高い、という意味はありません。”(p25)
まさにこれこそ、言葉の通り解釈してしまい、その言葉の生まれた背景などを踏まえて使われなかった言葉の一つなのではないか。
くどくど・だらだらと解説してある書籍よりも、どの日本語がどう正しいのかであれば、Q&A方式で書かれるこの本の形式の方が、さっと理解したい人にとってはよいかもしれない。
個人的には、
・薀蓄(うんちく)を○○=傾ける
・雨模様=今にも雨が降りそうな様子
・気が置けない=打ち解けられる
がためになった。