高木芳徳のレビュー一覧
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### **要約:『トリーズ(TRIZ)の発明原理40』**
本書は、発明や問題解決に役立つ「TRIZ(トリーズ)」の40の発明原理を解説し、実践的な応用方法を示す。TRIZは、技術的課題を体系的に解決するための科学的思考支援ツールであり、「ある分野で新たに解決された問題の9割は、他の分野で既に解決されている」という考えに基づく。
### **TRIZの基本概念**
- **問題解決の一般化**:TRIZでは問題を「矛盾」として捉え、それを解決する方法を導き出す。
- **矛盾マトリクス**:39種類の課題から矛盾を抽出し、特性パラメーターを当てはめて解決策を導く。
- **創造的 -
Posted by ブクログ
とても面白く、為になりました。
本として気に入った所は、なんといっても発明原理40点分、それぞれに発明事例が図入りで6件、言葉で10件以上紹介されているところです。
これらは発明原理の説得力や応用力の補強になっているだけではなくて、単純に知らない知識に出会わせてくれる良い教材としての側面も持っており、とても読んでいて楽しい本でした。
藍染、ミウラ折り、鳥の骨の構造など、本を見ずとも印象的だった事例がポンポン思い浮かびます。
NO.39だけ色々よく分からなかったのですが、それでも有り余るくらい楽しく勉強になる本でした。
40こ、原理全部覚えてみてくれとのことだったので、素直に覚えてみよう -
Posted by ブクログ
ネタバレ特許のアイデアを考える際に困ったので,体系的に考える方法はないか探してTRIZという方法を見つけたので,学びたくて読もうと思った.
2019/7/5読破.少しずつ読んでも一気に読んでも大丈夫.日常にアイデアを得るヒント(発明原理)は沢山隠れているけど,それらを発見するためには体系だった例を知っていると便利(ないし知らないと気づかない)なので,その代表例40個をまとめてくれている点で良著.
いい習慣を早く取り入れられるので早く読んだ方がいい本という印象(こういうの幼稚園や小学生位のときに読めたら最強だったのではと思う).
また発明原理のアイコンが非常に分かりやすい点が素晴らしい. -
Posted by ブクログ
ネタバレ【読書メモ】『トリーズの9画面法』(高木芳徳 著/ディスカヴァー・トゥエンティワン)
ざっくり要約/コメント
描いて考えるのが大好きな私カエルンからすると、この本は「考える枠を先に描いてしまおう!」という楽しい提案に満ちあふれていた。9画面法=“井の字”フレームをノートにサッと描く、その一点で「迷い」が「整理」になる。仕事・日常・企画・自己紹介まで何でも使える“万能のキャンバス”発見、という読後感。
注目ポイント
1. 9画面フレームは「描きながら思考」を加速させる
横3画面(時間軸)×縦3画面(空間orシステム軸)=合計9マス。
まず9マスを描いて課題やアイデアをポンポン入れるだけで -
Posted by ブクログ
トリーズ(TRIZ)の発明原理とは、ロシアの特許審査官だったアルトシューラーが、数多くの特許に触れる中で、「分野を超えて、同じような問題と、同じような解決策があらわれてくる」こと、「ある分野で新たに解決された問題の9割は、実はほかの分野で既に解決されている問題である」ことに気づき、ここから、問題解決プロセスを一般化したものである。
「創造力」を鍛えるための創造技法の多くは、分類、整理、比較、ロジカルシンキングで、いままでの自分の経験を別視点で考えるというものである。自分の経験ベースでは、限界があり、画期的なアイデアを生むためには、異分野を学ぶ工夫や、異分野の知見を活用する創造技法が必要である。