野澤千絵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
都内に住んでいると分からないが、地方都市では車が無いと生活できない。
では公共交通機関はないのかというと、大体のところはバスが走っている。
しかしながら、たいてい誰も乗っていない。
公共交通機関が撤退していったとき、車があるから大丈夫だといつまで言っていられるのか。
本書は住宅過剰社会の末路というサブタイトルが付いている。
少子高齢化で人口減少の未来は確定しているのに、住宅の新規着工件数が増えている。
これは、ホント酷い話だと思う。
特に、相続税圧縮の話に乗ってサブリースで田舎の畑にアパート建てちゃうっていう話は。
駅からも、市街地からも遠い田舎に次々に着工するアパート群。
いったい、誰が住むんだよって。
都内タワーマンションとか、それにオリンピックで施設も税金投入していろいろ作るけどさ。
それを10年、20年、ずっと先に果たしてそれレガシー(遺産)って言えるの?負債じゃなくて。
水道も、道路も、公共交通機関も、インフラ崩壊が現実味を帯びているのに、近視眼的利己的な開発に待ったをかけなくていいのか。
都市計画には長期的視野と、行動できる決断力を持った人材が必要だ。