博報堂買物研究所のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
国内屈指の広告代理店である博報堂が書いたマーケティング本。
読み物として非常に面白く、参考になる。
戦後の白黒テレビ、洗濯機、冷蔵庫の「三種の神器」から始まって、現在のインターネットを使った「Eコマース」まで、消費者の行動原理が心理学的側面や実証実験結果などを踏まえて分かりやすく解説されている。
現在は、商品の選択肢がありすぎて逆に消費者が物を買えない時代に突入している。
例えば本書で紹介された実例では、あるスーパーチェーンで「6種類のジャムの試食コーナー」と「24種類のジャムの試食コーナー」を設置し、どちらのコーナーのジャムの方がたくさん売れるかという実験が実施された。
結果は、圧倒的に -
Posted by ブクログ
★買い物はストレス★家電や旅行、スマホアプリなど「関心はあっても選ぶのは面倒」な商品が増えていると指摘する。情報が多すぎて、買うと損をしそうで動けなくなるという。非常に納得。そうはいっても消費者は選びたいとは思っているのだから、「消費者が自分に合いそうと思う枠」に入る商品開発が企業にとって重要だという。
こだわりすぎずに一定の質を確保する、消費者を参加させる、というポイントを提示する。分析はそのとおりだが、実現するのは簡単ではない。例示した商品開発の物語は言いたいことはよく分かりイメージはしやすくなるが、かえって軽い印象を与えてしまう。 -
Posted by ブクログ
お客様に「なぜ、それを買ったのか?」と問いかけても「なんとなく」という答えがほとんど。この「なんとなく」の背景に流れる文脈をいかに発掘し、お客様の「なんとなく」を掻き立てることができるかが重要。但し、この「なんとなく」が曲者。お客様にいくら調査をしても、調査時の答えはあくまでも「想像」の世界。実際に調査時に良いと回答したコンセプトや商品スペックの製品が出来たとしても、購入するかどうかはわからない。
自分がお客様の立場になり、製品を購入するシーンに身を置き、何故その製品を購入するのか、お客様の中にある文脈をイメージすること。どうやったら売れるか?ではなく、どうしたら楽しんで買い物が出来るかという -
Posted by ブクログ
ネタバレ【メモ】買い手目線のマーケティング本。買い物欲とモノ欲を定義。BtoC業界は買い物欲を刺激することが肝要。理由は4点。1、モノ余りの時代(必要な物は大概揃っており、購買により買い替えるだけの時代)。2、ネットで情報がわかる時代(口コミなので効用を把握することが可能であり、買ってみなければわからないという感覚が減ってきた)。3、小売業態の多様化(チーズ専門店などニッチ化、ヴィレッジバンガードなどPOPで売る)。4、買い手の売り手化(フリマやネットオークション。
買い物欲を刺激するのは、何よりコミュニケーションであるという内容。
【所感】ちょうど今日、プレゼント用にキャンドルをまとめ買いした。店員 -
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