横田晋務のレビュー一覧
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ネタバレ最近興味深々の脳科学的な側面から見た子育て話。
スティーブ・ジョブズも我が子にはスマホを与えなかったという。
スマホが奪うのは時間だけではなかったのだなあ。
興味深いのは1時間未満の使用者はむしろ成績上昇傾向にあるということ。
なんだか、腹八分目がいい、というのと似ている。
もうちょっと、というところで律することができるか、そういうことなんどろうな。
うちの子はいつまでスマホを持たずに、ラインをせずに、成長できるのか…。
前読んだ本と合わせても、やっぱりゲーム脳はあった、ということだね。
トンデモ話と嗤っている場合ではなかった。 -
Posted by ブクログ
■パソコンやスマートフォンの使用習慣の強さと前帯状回という部分の小ささが関係していることが分かっている。
・これらを日常的に長時間使用していると脳の形が変わってしまう可能性がある
・前帯状回は注意の集中・切り替え,衝動的な行動を抑えるといった機能に関わる重要な領域の一つ
■長時間ゲームを行う子供は言葉に関する能力が低く長期的にもその能力が発達しにくいこと,脳形態からは記憶や自己コントロール,やる気などをつかさどる脳の領域における細胞の密度が低く発達が阻害されていると考えることができる。
・ゲームをすることにより神経伝達物質(ドーパミン)が過剰に放出され
・ドーパミンが過剰に放出されるとドーパミ -
ネタバレ 購入済み
SNSはほどほどに
一部ご紹介します。
・2時間以上勉強しても、スマホの使用時間が4時間/日以上なら、せっかくやった学習効果が消えてなくなる。
LINEなら、その傾向はさらに顕著だ。つまりLINEを使えば必ず成績は下がるということだ。
だからこそ、子供の場合、スマホやゲーム、パソコンは1日1時間以内に制限することが望ましい。
・社会不安の高さと、LINEでの集中力低下は相関する。
使うべき注意力や集中力が、LINEのほうに向かってしまい、勉強に身が入らなくなる。
・授乳の際に、母親が子供ではなく、スマホを見ているということは、
赤ちゃんにとって、母親とのコミュニケーションを取ることができなくなること -
Posted by ブクログ
樺沢紫苑先生の推薦図書で、読んでみた。
スマートフォン、特にラインは子供の脳の働きをいかに悪くしているかがよくわかった。
勉強時間に関わらず、スマホ使用時間が長い子供ほど、成績が下がる事実は驚きだった。特にライン使用が学力低下に強い影響があることも驚いた。
ラインを頻繁に使う息子と早急に話し合い今後の使い方を改めたいと思う。
子供の成績を上げるには内発的動機付けを高めることが必要。決して押し付け、やらせるのではなく、子供自らが進んで取り組むようにサポートすることが大事。それにより、子供は自信を付け有能感を得てさらに内発的動機付けが高まる。すごく腹落ちした。
そして、親は物理的報酬を与えるので -
Posted by ブクログ
長時間SNS(ラインやフェイスブック)をした後に、学習をすると集中できない。
というのは、以前から感じていました。
なので、できる限りチャット目的のSNSはしないように心がけてきました。
私の場合はゲームは、全くしません。友人がハマり破産しかけたからです。
長時間のSNS使用、ゲームが、学習に与える影響は深刻です。
その手法は、統計調査とMRIによる脳画像解析によるもので、
もちろん100%そうだとは、言い切れないレポートです。
ただ相関関係が強い(因果関係ではない)というのは、はっきりしています。
SNSの1時間以上使用で、2時間の学習効果が消えるとは、
なるほどなと、思いました。
また -
Posted by ブクログ
多くの調査データや脳画像の解析などから導き出された、衝撃の事実。
スマホ、特にLINEなどを使っていると、長時間勉強しても、まったく勉強していない子と同じ成績になるというが、どうしてそうなるのかが今一つわからなかった。
スマホやタブレットを使っていると、前頭葉の活動が低下するとのこと。また、着信音で勉強中の集中力が邪魔されたり、どんな会話がされているのだろう、返信しないと悪く思われるのでは、という社会不安が勉強効率を下げる。
それだけでなく、スマホやパソコンをよく使っていると、脳の前帯状回という部分が小さくなっているという。ここは、集中力の切り替えや、行動の抑制にかかわる部分らしい。
とはいっ -
Posted by ブクログ
半年ぶりに本と向き合う時間を確保。手にしたのはずっと読みたかったこの本。
急速に発達したメディアが脳に及ぼす影響を、仙台の小中高生7万人×7年間のデータをもとに明らかにした現実。
衝撃・・の一言。
スマホの利用は1時間未満に抑える。それ以上の使用は前頭葉の活動低下を招き学習効果が「消える」。LINEの使用は注意の集中や切替、衝撃的な行動を抑えるといった機能に関わる領域である前帯状回へ働きかけ、学力低下にさらに強い影響力が。
勉強する時間を盗られる、時間泥棒というレベルの話しではなかった!脳の各部位への悪影響が確実に出ているんだ!
ゲームも然り。脳内に興奮性の神経伝達物質ドー -
Posted by ブクログ
ネタバレスマホが学業成績に影響すると言うのはそりゃそうだと思いますが
ちゃんと脳の働きやなんやらを調べた上での議論となっており
それなりに納得しやすいようになっています。
ただスマホを触らずに勉強していない子とスマホしてるけど2時間勉強した子で
ほとんど学業成績が変わらないからと言って2時間の学習効果が消える
と結論付けるのは何となく乱暴だなぁと言う気もしました。
有意差は見られたのでしょうけれど結局勉強の成績と言う定性的な尺度で
分析してしまっている以上説得力が下がるのは仕方ないですね。
それでもスマホのアプリの中でもLINEのようなアプリに注目して
その影響を分析した実験は面白かったです。
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