鈴木哲也のレビュー一覧

  • セゾン 堤清二が見た未来

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    堤清二が作り上げたセゾングループ。

    最終的に収益化に成功し、帝国を反映させることはできなかったものの、時代の最先端を直走り、今でも残る企業を複数立ち上げたとんでもないグループ。

    西武百貨店を皮切りに、西友、ロフト、無印良品、ファミリーマート、クレディセゾンと、今でも別法人の傘下で日本を支える企業が多数ある。

    吉野家も一時、この傘下にあり当時のこのグループの実力には脱帽の思い。

    このグループを率いた堤清二。彼の数奇な運命はメディアの格好の餌食ではありながらも、根本にあるのは反体制。常に自らに対するアンチテーゼを探しながら、新しいものを作り出し続ける。

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    2021年09月15日
  • セゾン 堤清二が見た未来

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    衣食住足りた次にみんなが求めるものを、ぼんぼんで既に衣食住足りてた人が少し先に考えていたのかな。

    ハングリー精神から生まれたものではないよなー。

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    2019年07月11日
  • セゾン 堤清二が見た未来

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    モノからコトへ。渋谷の文化をつくった男。常に自分のやってきたことすら、否定し、新しいものを生み出し続けた堤清二氏の話。

    西武をやりながらブランドは求められていない、と言って、無印を作ったり。。

    自分自身のやってきたことを疑うことが大切。

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    2019年05月03日
  • セゾン 堤清二が見た未来

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    無印良品やロフトなど現在でも業界のトップを走るブランドを数々立ち上げたセゾングループの堤清二氏の半生や功績について関わりのあった関係者の取材などを通して書かれた一冊。

    大資本家の一族として生まれ、父も経営者というなかで無印良品やロフト、パルコといった斬新なブランドを次々に誕生させ、画期的な戦略で他とは一線を画したルーツには父や異母弟との確執が大きく影響していると本書を読んで感じました。
    高度経済成長がひと段落し、国民が充実したライフスタイルを求めていることを察知し、様々なブランドを作っていった時代を読む眼は読んでいて何度も凄いと感じました。
    80年代にキャッチーなコピーで当時の小売業界では他

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    2019年03月14日
  • セゾン 堤清二が見た未来

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    「商売を通して、生活や文化を作ることに貢献する」という小売業の醍醐味ややりがいといったものを改めて考えさせられた。
    無印、西武だけでなくチケットセゾン、J-WAVE、パルコ、クレディセゾン、このあたりが面白かったな。

    無印良品とは、消費者の自由を確保すること
    生活の要求の多様性、意義のある生活を送りたいという願望、生活の知恵を得たいという願い、そういう人々の要求に応えるように売場が作られ、商品が提供されているということ
    自分の頭でものを考え、判断することが質販店なのである
    米国の様子を見ていると、その地域に住んでいる人に合わせて品ぞろえを変えている。その変え方がチェーンオペレーションのスピリ

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    2019年01月16日
  • セゾン 堤清二が見た未来

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    自己矛盾の経営と、生活者を真に豊かにするためにセゾン文化とあう1つの時代を作ったことは大きな功績であり偉業だと思う。バブル崩壊後のセゾングループ解体からは経営者として優れていたと評価することは難しいかもしれないが、戦後物が充足する中でまず個々の豊かさをいかに提供するか、ライフスタイルや街をつくっていくという文化的な消費行動を促した点では、優れたアーティストだったのかもしれない。

    無印良品、ロフト、パルコ、WAVE、リブロ。どれもが堤清二から生み出されたということに驚き。

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    2019年01月06日
  • セゾン 堤清二が見た未来

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    セゾン全盛期の雰囲気を知っている世代としては、懐かしく読んだ。堤清二の人となりは何冊か読んでいるので知っているが、もう少し掘り下げないと何故このような経営をしたのかという核心に迫れていないと感じた。

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    2019年01月01日
  • セゾン 堤清二が見た未来

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    グループ全体で4兆円を売り上げる時期もあったものの、解体されることとなったセゾングループの堤清二について記載されている書籍。セゾングループが関わっていた企業というと、良品計画、パルコ、ロフト、ファミマ、吉野家、リブロなど多岐にわたる。それらのビジネス展開に関する堤氏のこだわりや各関係者の考えなど、リアルに記載されている。

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    2018年12月29日
  • セゾン 堤清二が見た未来

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    アベノミクスも株価にしか影響を与えず「失われた20年」は「失われた30年」にならんとしている今、では「失われていなかった時代」、いや「得ようとしていた時代」を確かめてみたい、ということで80年代を考える読書が続いています。そこには80年「じぶん新発見」81年「不思議、大好き」82年「おいしい生活」という糸井重里のコピーで突然、地上に現れたセゾン文化という大河が滔々と流れているのです。そしてその源流としての堤清二という変わった経営者に興味を惹かれて「闘争と叙情」「ユートピアの消滅」「わが記憶、わが記録」などを読み続けているのでいるので、新聞広告の「これはおもしろいぞ。糸井重里」の惹句で即読み。と

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    2018年10月28日