「選択」編集部のレビュー一覧

  • 日本の聖域(新潮文庫)

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    眠れぬ夜にお薦め。この本を読めば、、、、腹が立って眠れません(^_^)b 市民がさほど意識しない領域が、一部の限られた関係者に食い物にされている事例が多数提示されている。NHK、相撲協会、原子力安全・保安委員会等々。情報量の多さを感じさせない簡潔かつ軽快な筆致は、背後にある膨大な取材記録を感じさせる。あの池上彰さんも巻末の解説で「慧眼に頭が下がる。」としている。
    会員制雑誌「選択」の連載記事を、ライバル誌である新潮社が書籍化。こんな雑誌、こんな本があったんですね~。まだまだ、不勉強です。

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    2017年06月22日
  • 日本の聖域 アンタッチャブル(新潮文庫)

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    日本の聖域 シリーズ 第二弾

    ★厚労省「薬系技官」 薬害はまた起こる
    ★児童相談所 虐待死防げぬ「社会の暗部」
    ★「法螺吹き」気象庁 誰も責任取らない「技官の園」
    ★新聞休刊日 「一斉は偶然の一致」で押し通す
    ★東海道新幹線 「安全神話」に陰り
    ★犯罪被害者の会 「厳罰化」に走るのは果たして健全か
    ★日本赤十字社 血液事業「独占」で利権の巣窟に
    ★米軍「横田空域」 返ってこない空
    ★偽装農家 日本の農業を蝕む元凶
    ★公安調査庁 存在意義のない「無能官庁」
    ★箱根駅伝 歪んでしまった「国民的行事」
    ★NHKと相撲協会 腐敗の「共同正犯」
    ★「地震予知」という大嘘 科学者の「良心」が問われている

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    2017年02月09日
  • 日本の聖域 ザ・タブー

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    都政や医療、スポーツ、行政といったところにある聖域の特集本。そこにあるのは己の利権の最大化。自組織だけでなく、その利権にすり寄る外部の組織も巻き込んだ醜さがよくわかる。

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    2017年02月06日
  • 日本の聖域 ザ・タブー

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    特にスポーツマフィアの章にはぞっとさせられる。からくりを知ってしまうとコマーシャルを無邪気に観られなくなる。

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    2016年11月19日
  • 日本の聖域(新潮文庫)

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    私利私欲で国民の税金を掠め取ろうとする人々がいる。知らないところで何が行われているのかを浮き彫りにする。2016.10.17

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    2016年10月17日
  • 日本の聖域 アンタッチャブル(新潮文庫)

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    「ダムなら二千億、空港は五千億、原発なら一基で六千億だ」日本の原発利権をよく知る中堅ゼネコン元会長の発言(P188参照)国民の総意とは裏腹に、利権に巣くう闇の力を阻止することはできそうにない。民衆のなんと非力なことか…

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    2016年02月26日
  • 日本の聖域 アンタッチャブル(新潮文庫)

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    時期的に原発関連(原子力,医療,地震)が多い。仕組みとして澱みが生じるのが官僚組織か。人の質を上げれば良くなるのか,そもそも仕組みが腐敗を生じさせるのか。どちらもか。仕組みを守ろうとすれば変えようとする力は早めに摘みとろうとするだろう。義はどちらにもある。どちらに説得されるかが問題か。
    自然が時に猛威をふるい全てをご破算にするのは,システムを固定しない自然の仕組みなのかもしれない。
    個体レベル,社会レベル,歴史レベル,宇宙レベルで同じことが生じているのだと思う。

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    2014年09月19日
  • 日本の聖域(新潮文庫)

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    日本の中にはうんざりするほどの聖域という名の利権がある。無力感ではなく、何とかしなきゃいけない、と思うエネルギーとしたいものだ。

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    2013年05月06日
  • 日本の聖域(新潮文庫)

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    読み進むうちに暗澹たる気分になってきたので、この辺りで止めておこう。
    原子力安全・保安院は今思えば慧眼だったね。

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    2013年02月16日
  • 日本の聖域(新潮文庫)

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    雑誌『選択』記事の文庫化。表層化する前の記事などはさすがと思わせる。1テーマ毎のページ数が少ないのでポイントのみの記述になってるのがやや不満だが、雑誌記事だからしょうが無いかな。

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    2013年01月18日
  • 日本の聖域(新潮文庫)

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    問題点を発見する取材力は確かなものがあるが、一つのテーマについて掘り下げが少し弱いように感じた。
    また、書いているうちに筆が滑ったように感情の迸りが見えるところや、問題点を指摘したうえでの改善すべきポイントの提案が少ないところが気になった。
    ただ、一般メディアが触れにくい巨大な組織・業界にも気兼ねなく不正を暴き続けるこの雑誌は、社会を少しでも改善するために不可欠ではあるように感じる。

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    2012年11月29日