仁平綾のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
表紙の「読んで旅するよんたび」というロゴが目に入り、読むだけでニューヨークを旅した気分になれると思い、手に取りました。
一週間ぐらいの旅かと思いきや、実際は作者の仁平さんが9年間、ニューヨークに滞在したお話でした
ฅ(º ロ º ฅ)オォ-
この本は、普段まわりの空気を読んだり、他人と同調するのに少し疲れている方にぜひ読んでほしいです。
日本は人と違うことをすると陰で笑われたりする事がありますが、ニューヨークは違います。
暗黙のルールのようなものはなく、どんなことも「私」が決めるのがニューヨーク。
例えば、どしゃ降りの雨が降っても傘をささずに悠然と歩く人がいる。
季節の変わり目に、ノースリーブの薄いワンピースを着ているギャルもいれば、雪山にいるみたいな完全防寒のおじさんもいるし、ダウンコートの下に素足でビーチサンダルを履いているマダムもいる。
わたしはちょっとした物をコンビニに買いに行く時に、パジャマから着替えるのが面倒に感じてしまうので、どんな格好でも恥じずに外に出られるというのは、羨ましい限りです。
特にもう一つ、ニューヨークで素晴らしいと感じた点は「相手を褒める事」です。
スーパーマーケットで、横断歩道で、電車の中、さらにはエレベーターの中で、急に褒められる街。それがニューヨークです。
洋服だったり、カバンだったり、爪や眼鏡などなんでも褒められます(そして相手を褒め返すのが作法)。
そしてレストランで注文しただけで「Excellent!」と言われた話を読んだとき、わたしは「コウペンちゃん」というキャラクターが思い浮かびました。
日常のささいな行動を全力で褒めてくれるキャラクターなのですが、このように何でも褒めてくれたらやっぱり嬉しいし、相手を尊重する幸せな世の中になると思います。
しかし実際はここに書かれていないニューヨークの闇などもありそうな気がするので、よしすぐに移住しよう!とはなりませんが、もし住んでみたら自己肯定感が爆上がりの日々を過ごし、対人関係のストレスは減るのではないかと思いました。
とりあえず日本のコンビニはパジャマで買いに行っても褒められることはなさそうですし、下手するとパジャマダムとか変なあだ名をつけられそうなので、着替えて買い物に行くことにします。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ旦那さんが美容師で、旦那さんにくっついてアメリカに移住したライターのエッセイ的な文章。エッセイというよりも、軽い日記みたいなもので、深い考察やらニューヨークで戦う家族それぞれの深い思いなどは全く届けておらず、どちらかというとサラッと撫でた感のある手記に仕上げている。敢えてなのか、長く住んでいた割に驚くほどローカルと馴染んでいないように見えるので、ニューヨークに行ってみた感じを味わうのにはいいのかもしれないが、住んだら全く違う印象である、という点を感じてしまった。たまたま住んでいるからなので、ある意味住んでいる人が読むものではなかったのかもしれない。。。
ゼイバーズで、ペットボトルを開けて飲んじゃっている人も、結局レジでお金を払う。それで全く問題ない。そんなシーンは確かによくある。自己判断で赤信号でも渡るし、雨で傘をささない人もたくさんいる、というか傘の方が少ないか。。。でもなんでろうね、というのをニューヨーカーと話してみると、その意外な答えにびっくりしたものだ。何度も出てくるのはブルックリン、住んでいるのはその北側ウィリアムズバーグで、確かに日本人美容師さんが多く住んでいる場所で、すぐ隣は完全なユダヤ系の住処となっている場所。おしゃれなカフェもあり、日本で見るおしゃればカフェもここを真似したのか、、というようなところもたくさんある。マンハッタンの真ん中は、決してそうではない気がする。極めて高いセンシティビティと、絶妙な配慮を持った英語を駆使する、非常に奥深い人たち。これがマンハッタンに住みつづけている人の印象だ。金融、弁護士、音楽家、出版関係者、大きなお金が動くからこそ、大きな仕事ができる、この戦いには、家族全員が挑み続けるしかない。甘くない、ニューヨーク、が現実ではあろうと思う。ブルースウィリスも、リチャードギアも見かけたけれど、それで何か?かっこいいね、くらいの一瞥程度がニューヨーカーのプライド。エミネムも近所にいるし、日本の芸能人もいる。彼らも、決して労せずしてここにいるわけではないんだろうと思えるのが、ニューヨークなのかもしれないなというのが個人的な感想だけど、もっと深掘りしてみたい。 -
Posted by ブクログ
ニューヨークでしたい100のこと、自身としてはそんなに少なくないのだけど、個人ではなく一般的な内容にする、面白いな。
セントラルパーク、マンハッタンの中にたたずむアートたち、いまはきっとハイラインも素敵だ。ドミノパークなどパークは充実。
あとは、カフェもベーグルもレベル高い。紹介されているのはブルックリンが多目だが、エッサベーグル、マレーズベーグルなどとくにそこまでベーグルは、、、という自分もこれは朝ごはんこれでよいなと思わせてくれる。
あとニューヨークで浸透していないのは、器の大切さだろう。プライマリーエッシャルズはブルックリンだったか、渋い西海岸の食器を置いている。楽しめることとは、文化や習慣の違いだけでなく、小さなところにも宿る。こちらでは大皿を多用するし、日本からもってきた食器がとても小さく感じる、、とか。