【感想・ネタバレ】ニューヨーク、雨でも傘をさすのは私の自由のレビュー

あらすじ

思いがけずニューヨークに住むことになった筆者。ある日、自宅に突然ターミネーターがやってきたり、街中でやたらほめられたり、スーパーでおせっかいな地元民に忠告されたり。地下鉄で歌う人、踊る人、ドラァグクイーンの英会話講師、ヴィーガンの友人、ダウンコートにビーサンで闊歩する奔放な街の人々――そんなニューヨーカーたちと触れ合い、生活するなかで、いつしかのびのびと生きられるようになっていった。ニューヨークがきっと好きになる。人生が今よりちょっと自由に感じられる、書き下ろしエッセイ。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

とても読みやすく面白かったです!
海外の生活に興味があるので日常を書いている書籍は好きなのですが、文章が読みやすく頭で想像できるような本でした。
海外に行った時に感じた事(ちょっと料理しただけで火災報知器がなる、レジ係のnextという声、気さくに話しかけてくる、自由)本当に共感しました。

ヴィーガンの方との話も興味深かったし、私も知人にイスラム教の人がいて何となく読んでいて気持ちがわかりました。

サイレントディスコは、初めて聞きました。おもしろい。

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2025年10月22日

Posted by ブクログ

自分のこだわりや、自分の意志を持って決めることは難しい。そうしているつもりでも、いつも何かに流され、何かを気にしているような気がする。
本を読んで感じたのは、私はもっともっと知らないものに触れた方がいい。何かを選べるほど、たくさんの物に触れていない。もちろん選択肢が多いほど迷ったりもするけれど、もっともっと知らない物に触れて、自分の好きや嫌いをしっかり表現できるようになりたい。

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2025年05月04日

Posted by ブクログ

初めはなんで著者がニューヨークにいるんだろとか著者のことが分からずうわべだけで読み進めた(どこかに書いてあったかな)。
読んでるうちにニューヨークの人懐っこさや自由さ、人を尊重する姿勢がとても心地よく私もニューヨークにいきたいとおもった。私みたいな窮屈な思考になりがちな人には解放された気分になりそう

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2025年02月13日

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ネタバレ

多様性という自由。著者のニューヨークでの経験が沢山書かれていました。私もニューヨークに長く住んでいたらもっと面白く、共感できる部分があるんだろうなって思いました。(住んでみたいなぁ)
インテリアの話好きです。私も考えてみようと思いました。

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2025年02月01日

Posted by ブクログ

ニューヨークと言えば、「人種の坩堝」、大都会でちょっと怖いけど、洗練されていてお洒落な街、多種多様な美味しいお店、美術館、自然豊かな公園……と、キラキラしたイメージ。
そんなニューヨークのリアルな日常が綴られていました。

日本ではあまり見られない、外を歩けば誰とでも気軽に挨拶を交わし合う文化が好ましい。
街で隣り合っただけの見知らぬ者同士が交わす会話、スーパーでもらうアドバイス、ちょっとしたことで褒められる体験……
特別なことはなくても、日々をちょっとご機嫌に、ちょっといい気分に過ごせる幸せの種があちこちにある。
こういうの、いいなぁ。

人から受け取った小さな言葉にも心を傾けて、機会を大切にする。それで一喜一憂したり、じっくり考えてみたり、新しい一歩を踏み出していけたら、今よりもまた少し毎日が楽しくなっていく気がする。
年齢に関係なく、いくつになっても軽やかに楽しんで人生を歩んでいきたい。

読んでて楽しかった。何だか人恋しくなって、誰かと話したくなるエッセイでした。
ニューヨークは、いつか行ってみたい!


『行動を起こさなければ、誰の目にもとまらない。なにごとも、やってみなくちゃ、わからない。だから自分の“好き”に蓋をしないで生きていく。そして、くよくよ考え悩むぐらいだったら、行動にうつす。』

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2025年05月27日

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海外の生活が書かれているエッセイは、場所や食べ物など想像するのが楽しくて好きです。そして、ニューヨーカーの生き方として、“私”に全権があるという状況も生きていきやすいのかな、とも思う。そして自分が自由なら、周りの人達の多様性も受け入れる、というのがいい。

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2025年04月29日

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ニューヨークのリアルな自由さと温度感、「私」と言う自分自身の価値の置き方、人との距離感が、いろんなエピソードを通して感じられて、とても楽しかった。簡単には行ける場所ではないけれど、この本のおかげでニューヨークに親しみを持ったし、いつか行ってみたい。もっともっと自由に生きれる私になりたいなぁと思わされました。

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2024年09月04日

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私も海外で暮らしたいけど、いざ暮らそうとするとあれやこれやと不安が絶えないな〜と思いながら読みました。英語頑張ろっと。

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2024年08月04日

Posted by ブクログ

★4.5
ページをめくるたびワクワクが止まらない、素敵な本でした  楽しい時間でした
写真が白黒だったの、、、だから少し減点
モノクロの良さももちろんあるんだけど、カラーの写真で見たかったな

この本を読んで、自分らしさを大切にし、他の人の目を気にしすぎないニューヨークの人たち、本当の自由を感じまし
 
ニューヨークって怖いイメージだったけど、知らない人に話しかけられる事も当たり前で、フレンドリーなコミュニケーションが素敵だなと思いました

もっと日本人も『私』を出していいのにね!!

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2024年05月19日

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ニューヨーク、とんでもなく自由なんだな。ある意味他人の目を気にしないのはうらやましくもある。多様性で、自分をしっかり持っていて、褒めあって。こういうところは狭い日本で暮らしている私には眩しくもあった。

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2024年04月17日

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ニューヨークの事を少しでも知れたと思う。
いつも判断基準は自分がとうしたいかで、自由な国ニューヨークにとても行ってみたいと思えた。
「大切なのはどれだけ与えられるか、お返しができるか。人間は与える事で幸せになれるんだ」と言う言葉が響いた。

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2023年04月23日

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表紙の「読んで旅するよんたび」というロゴが目に入り、読むだけでニューヨークを旅した気分になれると思い、手に取りました。
一週間ぐらいの旅かと思いきや、実際は作者の仁平さんが9年間、ニューヨークに滞在したお話でした
ฅ(º ロ º ฅ)オォ-

この本は、普段まわりの空気を読んだり、他人と同調するのに少し疲れている方にぜひ読んでほしいです。
日本は人と違うことをすると陰で笑われたりする事がありますが、ニューヨークは違います。
暗黙のルールのようなものはなく、どんなことも「私」が決めるのがニューヨーク。
例えば、どしゃ降りの雨が降っても傘をささずに悠然と歩く人がいる。
季節の変わり目に、ノースリーブの薄いワンピースを着ているギャルもいれば、雪山にいるみたいな完全防寒のおじさんもいるし、ダウンコートの下に素足でビーチサンダルを履いているマダムもいる。
わたしはちょっとした物をコンビニに買いに行く時に、パジャマから着替えるのが面倒に感じてしまうので、どんな格好でも恥じずに外に出られるというのは、羨ましい限りです。

特にもう一つ、ニューヨークで素晴らしいと感じた点は「相手を褒める事」です。
スーパーマーケットで、横断歩道で、電車の中、さらにはエレベーターの中で、急に褒められる街。それがニューヨークです。
洋服だったり、カバンだったり、爪や眼鏡などなんでも褒められます(そして相手を褒め返すのが作法)。
そしてレストランで注文しただけで「Excellent!」と言われた話を読んだとき、わたしは「コウペンちゃん」というキャラクターが思い浮かびました。
日常のささいな行動を全力で褒めてくれるキャラクターなのですが、このように何でも褒めてくれたらやっぱり嬉しいし、相手を尊重する幸せな世の中になると思います。
しかし実際はここに書かれていないニューヨークの闇などもありそうな気がするので、よしすぐに移住しよう!とはなりませんが、もし住んでみたら自己肯定感が爆上がりの日々を過ごし、対人関係のストレスは減るのではないかと思いました。

とりあえず日本のコンビニはパジャマで買いに行っても褒められることはなさそうですし、下手するとパジャマダムとか変なあだ名をつけられそうなので、着替えて買い物に行くことにします。

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2025年09月27日

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「自分」を判断基準とするニューヨーカーの姿を描いたエッセイ。

空気を読んだり、他人に同調しない。
個人の意志を尊重し、想像力と柔軟性を持ち、常に変化し続けるニューヨークに住む人たちの魅力が詰まっていた。

この本を読んで、私がたまらなくニューヨークに惹かれるのは、自由なところだと気付いた。

発想の柔軟性が低くなった時に再読したい1冊。

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2025年08月14日

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ニューヨークに行ったこともなければ海外生活の経験もない私にとって面白く読めた本だった。
知っている話が大半だったけれどなんだかニューヨークのことを少し覗いた気がして楽しかった。いつか行ってみたい。
旅行ではなく異国で暮らすって分からないことだらけ慣れないことだらけで大変な面もあるだろうけどそのぶん刺激的で楽しくもあるだろうな。

私もニューヨークの褒める文化とか他人でも気楽に話しかける所とか年齢を聞かないところが好き。実践してみよう!

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2025年01月26日

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読みやすくて面白いエッセイ。ガレージセールで堂々の試着や返品天国に驚愕。最後の使命の部分がカッコいい。

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2025年01月13日

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著者は9年か。多少、普通の人より自由だと思っていても、比較対象が普通の日本人で、ニューヨーカーとだと思いつつ、読みました。最後の使命の部分、考えさせられるよね。

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2024年12月20日

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ニューヨークの良いところを、詰め込んだような本。汚い、臭い、うるさい、犯罪、不便な事、それを超えてもニューヨークに住み続けたいと思わせるんだから、凄い。読んでいて、生(せい)、を味わえるんだなぁとなんとなく感じた。私も、自己主張と言うか、自分に正直に生きたいなぁと思った。

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2024年12月12日

Posted by ブクログ

日本でニューヨーカーのように個人主義を貫くのはなかなか難しいと思いますが、何事も恐れず、一歩踏み出して自分の可能性を拡げようとする姿勢は、真似して取り入れたいと思いました。

挨拶するときに、さらっと相手を褒めるのを忘れないのもいいなと思いました。

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2024年01月30日

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自由ってなんだろうって考えちゃうなあ。
どこの国でも暮らしてみなきゃ分からないことたくさんあるけど、自分が基準の国って過ごしやすそう。

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2023年04月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

旦那さんが美容師で、旦那さんにくっついてアメリカに移住したライターのエッセイ的な文章。エッセイというよりも、軽い日記みたいなもので、深い考察やらニューヨークで戦う家族それぞれの深い思いなどは全く届けておらず、どちらかというとサラッと撫でた感のある手記に仕上げている。敢えてなのか、長く住んでいた割に驚くほどローカルと馴染んでいないように見えるので、ニューヨークに行ってみた感じを味わうのにはいいのかもしれないが、住んだら全く違う印象である、という点を感じてしまった。たまたま住んでいるからなので、ある意味住んでいる人が読むものではなかったのかもしれない。。。
ゼイバーズで、ペットボトルを開けて飲んじゃっている人も、結局レジでお金を払う。それで全く問題ない。そんなシーンは確かによくある。自己判断で赤信号でも渡るし、雨で傘をささない人もたくさんいる、というか傘の方が少ないか。。。でもなんでろうね、というのをニューヨーカーと話してみると、その意外な答えにびっくりしたものだ。何度も出てくるのはブルックリン、住んでいるのはその北側ウィリアムズバーグで、確かに日本人美容師さんが多く住んでいる場所で、すぐ隣は完全なユダヤ系の住処となっている場所。おしゃれなカフェもあり、日本で見るおしゃればカフェもここを真似したのか、、というようなところもたくさんある。マンハッタンの真ん中は、決してそうではない気がする。極めて高いセンシティビティと、絶妙な配慮を持った英語を駆使する、非常に奥深い人たち。これがマンハッタンに住みつづけている人の印象だ。金融、弁護士、音楽家、出版関係者、大きなお金が動くからこそ、大きな仕事ができる、この戦いには、家族全員が挑み続けるしかない。甘くない、ニューヨーク、が現実ではあろうと思う。ブルースウィリスも、リチャードギアも見かけたけれど、それで何か?かっこいいね、くらいの一瞥程度がニューヨーカーのプライド。エミネムも近所にいるし、日本の芸能人もいる。彼らも、決して労せずしてここにいるわけではないんだろうと思えるのが、ニューヨークなのかもしれないなというのが個人的な感想だけど、もっと深掘りしてみたい。

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2022年09月12日

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