ナサニエル・ポッパーのレビュー一覧
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現在進行中のテクノロジーを中心とした革新的な社会実験が立ち上がりから2016年までの軌跡として書かれてる書。今後のこのプロジェクトはどこに向かうのか、どんな発展を遂げるのかは、現在進行中で誰も知る由がないけれど、少なくとも、2016年までの歴史はそのヒントになると思った。個人的にはマウントゴックス破...続きを読むPosted by ブクログ
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ビットコインという謎の通貨(あるいはコモディティ)に対して、その技術と発展に関わった人物の群像劇が展開される。
技術的な解説本ではなく、ビットコインに関わる人々の活動が時系列順に、かなり詳細に記載されている。
ビットコインにリベタリズムを感じる思想家や、純粋な投資対象として先見の明を持つ投資家、は...続きを読むPosted by ブクログ -
ビットコインが登場した背景、歴史が本当によくわかった、通貨とは何か、から始まり、仮想通貨が描き出す未来を想像する事ができた。銀行員がいうのも変だけど既存の金融システムを壊しうる代替手段となりえるだけの力を持っている。銀行が本当に変革を望むのならば排除する選択肢ではなく共生する選択を選ぶべきではないか...続きを読むPosted by ブクログ
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2009年から2014年までにビットコインに関わった人物のストーリー。暗号通貨に興味がある人は必読だと思います。
本書を読んで、ビットコインは「通貨」というよりもむしろ「デジタルの金」であるという思いがさらに強くなりました。
ギャビン・アンドリーセン氏やロジャー・バー氏、チャーリー・リー氏など、現在...続きを読むPosted by ブクログ -
[架空の実金]ある者はインターネット以来の最大の発明と賞賛し,またある者はいかがわしいシステムとして懐疑の眼差しを送る貨幣通貨。その中でも代表的なビットコインとその初期の参画者に焦点を当て,ドキュメント風に貨幣通貨の実体化までを綴った作品です。著者は,ニューヨーク・タイムズ紙の記者として活躍するナサ...続きを読むPosted by ブクログ
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非常によく調べて、インタビューして書いたのだなと思う。
ビットコインの今日に至るまでの変遷だとか、裏側にある数々のドラマが記されている。
「事実は小説よりも奇なり」とはよく言ったもので、重厚な小説を読んでるようだった。Posted by ブクログ -
読んでよかった。
Bitcoin自体が「お金として優れた特性」を持ったものだったとしても、それを社会に溶け込ませる努力が、ナカモトサトシから始まっていろいろとなされてきた。その群像劇を感じられたPosted by ブクログ -
ビットコインの歴史について物語風に書かれた本。
この本を読めばビットコインの歴史がわかります。
どのように生まれ、どういう人がかかわり、どのような事件があり、どのように発展してきたか。
非常に良書で映画にしてもよい本である。Posted by ブクログ -
ビットコインソフトウェアの立ち上げ黎明期の話から、現代まで。
ビットコインの仕組みがなんとなくおぼろげだったが、歴史を疑似体験することはやはりビットコインソフトウェアの理解の助けになったように思う。Posted by ブクログ -
ビットコイン誕生の裏側について、読み応えのあるルポ。通貨が人類が創り出した最大の発明であり、最大のフィクションであるというのは、そこに働いている力学の勢いの強さが物語っていて、暗号通貨についても渦巻いている力学の凄まじさをひしひしと感じますね。Posted by ブクログ
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言われて初めて分かったが、ビットコインは初めは使い道がなく、買えるものもなかつたのだ。そこから、有象無双の人たちが集まって、使える通貨にしていった。初期の大口ユーザーが麻薬等を売るサイトであったことは、インターネットの軌跡と重なるものである。ビットコインの歴史が良く分かった。Posted by ブクログ
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ビットコイン創成期から現在に至るまでの、エンジニアや投資家、採掘者などの関わり、思想、信念といったものが丹念に書かれている。
対象者が命の危険にさらされる可能性があるのに自分のことしか考えないメディア関係者もいれば、ビットコインを浸透させるために献身する人もいたり。一人ひとりの個性(良くも悪くも)が...続きを読むPosted by ブクログ -
ビットコインの誕生ドキュメンタリー
特に第一章のいろいろなプログラマーやエンジニアがボランティアでプロジェクトに関わり始めて進化していったところが面白かった。
The Social Networkとか近い時代、人物たちの事前情報を映画など見てから読むのがおすすめ。サクッと読むエンタメとしてどうぞ...続きを読むPosted by ブクログ -
【感想】
ビットコインがどのようにして創られ発展していったか、その歴史と背景が分かる1冊でした。
現在、「ビットコイン」という言葉自体が死語になりつつあり、結局「仮想通貨」とは名ばかりで、通貨どころか投機対象としても発展しなかったのではないかと思う。
このまま「過去のもの」として終わってしまうのか、...続きを読むPosted by ブクログ