風カオルのレビュー一覧

  • 名前だけでもおぼえてください

    QM

    ネタバレ 購入済み

    温かくて切ない

    こんな感動的なラストだなんて、最後は思わず涙が、、、。お笑いが大好きな保美が、息子に心配されて家に閉じこもりがちな賢造を漫才の世界へゆっくりと引き込んでいくお話。元のコンビの解散や家族との衝突などいざこざはあったけれどとっても感動的なお話だった。温かいな。

    #感動する #泣ける

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    2024年03月26日
  • ハガキ職人タカギ!

    購入済み

    ラジオに興味ないなら読んでみて

    今やネットでクリアな音でチューニングもせずラジオを聴けたり、ポッドキャストやツイキャスで、一般の人でもラジオの真似事ができてしまう世の中なのに、タイトルがハガキ職人とはどういうこと?と思って購入しました。

    ラジオの楽しみ方やそれにまつわる事が描いてあるので、ラジオを聞いたことがなくても楽しめる内容でした。
    内容はラジオにまつわる事ですが、実際に推し活をしていたりSNSを活用していて、最初は自己満足で始めたことが、時が経つと承認欲求が芽生えて、同じ仲間でも方向が違う人を蔑んだり、そんな自分に嫌悪して全部辞めたくなったり。

    趣味を趣味で終わらせられない人は共感できる作品です。

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    2023年06月25日
  • 名前だけでもおぼえてください

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    ネタバレ

    ものすごく、素敵な物語でした。

    高校生のころ、「おもしろい」ヤツに憧れて新宿のルミネtheよしもとを度々訪れ、芸人さんたちの生の漫才を楽しんだ日々を思い出し、懐かしい気持ちにもなりました。

    売れない芸人が、新たな相方とスタートを切り、売れるようになってゆく、というサクセスストーリーは、決して珍しいものではありません。
    けれど、主人公のお笑いへの熱意、新たな相方として75歳という遅咲き過ぎるデビューをはたしたクセの強いおじいちゃんのキャラ、おじいちゃんの家族が抱える問題など、物語の中で描かれるそれぞれのエピソードがグイグイと本の中にひきこんでくれます。
    漫才のシーンも臨場感があって笑いを誘い

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    2022年10月30日
  • 名前だけでもおぼえてください

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    優しくも漫才に向かない相方と自分の才能を信じて売れたいと願う主人公の保美は行き詰まり、バイトもうまくいかず、ひょんなことから紹介された見守りのバイトで妻が亡くなって家族もばらばらになり表情がなくなって痴呆症を疑われ孤立する賢蔵さんに出会う。賢蔵さんに真面目に向き合う中で次第に賢蔵さんの表情にも、周りが痴呆と決め込んでいた偏見にも変化が見られ、新しい世界への扉を開くべくコンビを結成する。順調に売れっ子になっていったその先に訪れる最後の決断。賢蔵さんの斜に構えながらも素直な言葉がほとばしる感動のフィナーレだ。

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    2022年03月19日
  • 漫画ひりひり

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    夢にむかって頑張る専門学校生を主人公とし、その成長過程の物語。成長のためには人間関係が大事だと思わせてくれる本。成長していく姿、人から得られる学びが描かれ、物語にひきこまれていきました。

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    2022年03月02日
  • ハガキ職人タカギ!

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    友達は一人しかいなくて、クラスでも目立たない存在の高校生。
    そんな彼が輝くのが深夜ラジオの世界。
    現実とラジオの世界と、悩みながら進んでいく青春ストーリー。


    解説が古市憲寿さんだからという理由だけで買ったんですが…読後感の爽やかさ。
    こういう感覚久しぶり。
    良い本に出会えました。

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    2017年06月11日
  • 名前だけでもおぼえてください

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    心温まる作品を2作続けて読めて、良い時間を過ごせた。
    相手を知ること、大変な時こそよく笑うこと、生きる根底にある「人の幸せ」をもっと楽しまなきゃなあ。映画化されてほしいな。

    めいどのみやげのティーチャさんを想い浮かべながら。

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    2024年02月28日
  • 漫画ひりひり

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    ネタバレ

    献本いただきました。ありがとうございます。

    手塚治虫に憧れた主人公【歩】が専門学校に入学し漫画家を目指すお話。
    専門学校で研鑽を積んだからといって漫画家になれるわけではないという厳しい現実をつきつけられる。
    歩は夢を実現することができるのか?

    面白かった。
    なぜか読む前から勝手に『最後は挫折して漫画家とは違う道を歩むんだろう』と思ってました。
    簡単に漫画家になれない、というわりに 思ったより早くにデビューしてしまったような印象をもったんですが(ダラダラ何冊も続くよりかはいいのかも)
    方言も人間味が増して感情移入してしまい、涙が出てしまう場面もあり。
    ただひたすらに漫画を描いているという、派

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    2021年11月27日
  • 漫画ひりひり

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    青春モノ。なのだがかなり変化球投げてきたなあと。漫画家を目指すデザイン学校の生徒たちが主人公。
    漫画は、当然ながら読者の目線でしか見たことがないため、この本で描く側の苦悩に少し触れることができた。舞台が大分なのでみんな大分弁でしゃべるが、読みやすい。それと、登場人物が多すぎないのも○。情景をイメージしやすい上に、会社の昼休みや就寝前に毎日少しずつ読み進めても「あれ?この人誰だっけ」的なことがないのでストレスなし。
    どっぷり浸かって一気読みする時間はないけど趣味の読書も諦めたくないし読書で感動やドキドキを味わいたい、という自分にはとても良かった。


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    2021年11月21日
  • ハガキ職人タカギ!

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    ネタバレ

    ラジオ番組にネタを投稿し、頻繁に番組に取り上げられる人たちのことを、「ハガキ職人」と言うそうです。
    私はラジオに縁遠かったし、芸人好きな夫と知り合う前はお笑いにも全く興味がなく、笑いどころも分からない人間でした。
    だからラジオ投稿に情熱を燃やす人々や、お笑い番組の放送作家を目指す人の存在に新鮮な驚きを感じます。
    人が興味を持ち夢中になる対象は十人十色。自分が見つけた魅力ある対象に注ぐ情熱と愛情は、青春そのものです。
    オタクで学級ヒエラルキーの最下層にいるような彼らが、懸命に夢を追う姿は素敵でした。

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    2019年06月11日
  • ラーメンにシャンデリア

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    少女チックな装丁。何を思って手に取ったのか。得体のしれない引力に抗いがたく吸い寄せられてしまう。全然期待していなかったのに、これが実におもしろい。こんな下らないベタな読み物のどこがおもしろいのかさっぱり分からない。とてつもなく引き込まれる。ひとつ注意しているうちに次々と注意点が生まれ。いろいろ仕事を教えても要領を得ない。繊細で不器用なくせにあきらめないから生きづらい。死への意識が耽美の世界に趣く覚悟を決める。不思議な耽美に耽溺。

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    2018年04月07日
  • ハガキ職人タカギ!

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    広島県在住の高校二年生高木は、ラジオ番組のハガキ職人。学校内では地味な存在だが、ラジオ界では有名人。人生の転機が訪れた時、彼が選択した道は?王道じゃないからこそ見えてくるリアルな青春小説。
    ハガキ職人にスポットをあてるという着眼点がただ者ではない。誰も知らない知られちゃいけないハガキ職人たちの知られざる世界が独特だ。帯には「オタク」とあったけど、それは違うと思うなあ。彼らの自ら築く発想力と表現力と継続力は万人に真似できない。

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    2017年10月21日
  • ハガキ職人タカギ!

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    大分出身の作家さんということで、読んだ(笑)ハガキ職人という題材を用いながら、高校時代の甘酸っぱい、複雑な、なんとも言えない感情を、絶妙に表現されてると思った。共感できる一冊でした。

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    2017年09月29日
  • ラーメンにシャンデリア

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    耽美な世界観が好きな夢の世界に住んでいるような不思議系女子。ラーメンすら胃が受け付けない体や、汚いラーメン屋すら受け入れられない価値観が、逆にラーメン屋の内装自体を改造することによって逞しく成長していく様が良かった。

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    2021年01月27日
  • ラーメンにシャンデリア

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    ネタバレ

    少女漫画のようなラブコメ小説。
    読みやすく面白かったけど、
    こんなラーメン屋さんには行きたくないです。
    登場人物の名前もユニークすぎます。
    主人公は高卒で、両親とラーメン屋を営む蓮華(れんげ)くん。ヒロインは、ファンシー雑貨店の面接に行って不採用になった短大卒の山田トメ。向かいのラーメン屋の前で泣き続けていたので、店の中に入れてそれがきっかけで店員になる。

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    2019年04月17日
  • ラーメンにシャンデリア

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    博多とんこつラーメン店を舞台にした青春小説なのかな?耽美を愛するトメとの出会いがもたらした変化を少しコミカルに描いた話。面白かったけど、数時間ですぐ読み終わってしまって物足りなさも残りました。

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    2019年03月12日
  • ハガキ職人タカギ!

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    ラジオに投稿することを趣味とする人を「ハガキ職人」というのを初めて知った。
    確かにラジオを聞いていると、よく聞くラジオネームがあり、あれがハガキ職人なのか。
    パーソナリティに自分の投稿を読まれる快感、それをリスナーが聞いて喜んでくれる快感。
    一度知ったら、やみつきになる。
    そして、いつもネタを探し続ける。
    タカギ少年もまさにそんな感じ。
    趣味「ラジオ」。
    いいんじゃないですか!

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    2019年01月18日