末浦広海のレビュー一覧
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序盤は、旦那が浮気をし、妻はそれを知りながらモヤモヤしつつスポーツジムで知り合った男にときめいている。
娘は、突然周りからいじめを受け暗い毎日を送っている。
そして突然の息子の事故。
このまま家庭は、崩壊していくのだろうか…
展開が気になり、ここからは一気読み。
中盤は、認知症の老人が家の前に何度も現れて
まさか夫の父親なのか…
似てはいるが…と探り合い…
老人とふれあううちに料理の腕が一流であり、割烹料理中心のレシピが目白押し。
妻と娘だけがわかる気づき。
そのうち夫も。
そして確信する。
終盤になると何度も涙する。
不思議な世界観なのだが、こういう展開だったとは…
新たな感動を覚え -
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ネタバレ不眠探偵第三弾。
誘拐された女性を取り戻す依頼の中で、
白崎の元婚約者を殺した男の手掛かりをつかむ。
覚せい剤の流通をコカインに置き換える動きに加えて、
密告屋の死体が見つかったことに元主任が調査に加わる。
コカインの情報を求めて、
康平はまた白崎とともにセレブのパーティに潜入することに…。
もはや不眠は関係なくて、コスプレ探偵?
調査の方は元主任が活躍しているし、
田端は罠に落ちた康平と白崎を救出するため
ロープづたいにベランダに入りガラス窓を切って侵入するし、
肝心の康平は途中で奥さんの転勤でアメリカに行ってしまうことになってしまうし、
誰が主人公なのかわからなくなってしまう。
ここ -
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ネタバレ不眠刑事改め不眠探偵第二弾。
前作のラストでどさくさ紛れに探偵事務所のキャップになってしまった康平。
その康平を元警視庁捜査一課の刑事だと尊敬はしているが、
坊主頭で小柄な村井は、パトカーをぶっちぎれるぐらい凄腕のドライバーで、
動画編集もお手の物、バットを持たせれば敵なし。
変装の名人の女探偵白崎は、中国武術の名手。
康平の「無眠者」という特技がかすむぐらい有能な探偵そろいだが、
七十を超えていそうで事務員にしか見えないスーパー総務野に田端にいたっては、
中国武術の師匠にして、高級服から車まで調達する人脈が凄すぎないかと思っていたら、数ケ国語が話せる元スパイだったとは。
前作ではちょっとご -
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ネタバレ書架で見かけて。
現場主義、呼ばれてもいないうちから現場に現われる警視庁捜査一課のベテラン刑事が主人公かと思いきや、
まだ捜一に来たばかり死体を見て吐いてしまうような新米刑事康平が主人公だった。
ところがあっという間に康平は警察を辞めて、
妻の転勤に伴って神戸に引越してしまう。
退職理由に謎を含ませたまま、
神戸で探偵事務所にリクルートされ、
あれよあれよという間に探偵に。
一日に1時間も寝れば大丈夫という張り込みにはうってつけの体質、
寝なくていい夜中に凝った料理を作る趣味、
腕っぷしもいまひとつ、
老女を助けてしまい就職早々尾行に失敗と、
康平はちょっと軽い感じ。
警察を辞めた理由 -
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末浦広海『訣別の森』講談社文庫。
第54回江戸川乱歩賞受賞作。北海道を舞台にした冒険小説ミステリー。こういうタイプの作品が江戸川乱歩賞を受賞するのは珍しいのではないだろうか。
元陸上自衛隊のエースパイロットだった槇村は自衛隊を辞め、ドクターヘリの機長を務めていた。ある日、バイク事故の怪我人搬送に臨場した槇村はオーバートリアージだっため、ヘリで引き返す結果に。しかし、帰路で山腹に墜落した取材ヘリを発見し、怪我人の救助に当たる。
次第に槇村の陸上自衛隊時代の過去と、北海道で暗躍する良からぬ輩とが交錯し、予想外の展開を見せる。
後半は、柴田哲孝の『WOLF』に似ている。 -
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東京五輪対策室、シリーズ化されるんですよね?
きっとどんどんチームワークも良くなり、
実績を上げていくことでしょう。楽しみです。
期待しちゃいます。
実際、今後、軽微な違反から凶悪な犯罪まで
色々起きるんでしょうねぇ・・・
治安の悪化も心配です。
警察官の数は足りてるんでしょうか?
足りないようなら今のうちに警察官の数を
増やした方が・・・(できることなら)
ギリギリの人数で疲労困憊のまま任務に当たっても、
ケガしたりミスしたり等、良い働きができないと
思うのですが・・・。
とても頼りにしているので、警察内部の縦割りとか
縄張りとか手柄がどうのこうのとか言わずに
組織一丸となって協力体制