エドワード・ケアリーのレビュー一覧

  • 穢れの町

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    やっぱり面白い! クロッドとルーシーがどうなるのか、アイアマンガー一族はついに動き出しちゃったし。三巻が待ち遠しいです! 早く読みたい!!

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    2017年07月28日
  • 穢れの町

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    テレビドラマで気になるところでCMになるあれ、次作が12月刊行というのが辛い。だんだん状況がわかってくると同時に思っていたより広い世界観にわくわくする。

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    2017年06月28日
  • 堆塵館

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    あぁ、失敗した…いや、良い意味の失敗です。三部作とは分かっていたものの、どうしても早く読みたくてつい手に取ってしまい、読み出したらどっぷりハマってしまいましたが、続きが気になる!!揃ってから読めば良かった〜。ヴィクトリア時代でダークファンタジー、作者のエドワード・ケアリーの不思議な世界。読まずに年は越せませんでした。この作家さんの『望楼館追想』も読んでみたいのだが密林では相当高値だわ…。

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    2017年05月18日
  • 堆塵館

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    子どもも楽しいし、もちろん大人だって楽しい1冊。
    怖くはないけど不気味な世界は好奇心をかりたてるね。
    あとがきを読むとなってるとなかなか言葉遊びがちりばめられていて、英語で読めればどんなにか!(もちろん古屋さんの考え抜かれた妙訳です)
    とんでもないところで終わっているので、どうぞどうぞ続きも出ますように。

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    2017年04月30日
  • 堆塵館

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    初めは何のことか分からず混沌とした感じで始まるも、ある程度情況が理解できてからは面白くなってくる。

    特に訳が素晴らしい。各章話者が変わり、話し言葉で語りかけてくるという形式なので、訳しやすいのかも知らないけれど、いかにも英文訳!ではなく、日本語としてこなれているので、すんなり理解できる。

    後半からは、スリルが加わり、あたかもハリーポッターの映画を観ているような雰囲気になる。

    アイアマンガー一族の描写には、ユダヤ人とその歴史を彷彿させる様に思ってしまう。

    3部作とはいえ、それぞれある程度の区切りがついて終わっているのかと思っていたのだが、やはり連続しているのですね…次を読まざるを得ない様

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    2017年04月07日
  • 堆塵館

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    この秋は海外ものが豊作…(私にとって)
    「望楼館追想」もいっぷう変わった話だったがこちらは三部作とあっていきなり梯子をはずされた結末にぼう然。
    モノが意思を持つのは日本古来の付喪神信仰も連想。
    結局クロッドはどうなったの?

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    2016年10月29日
  • 飢渇の人 エドワード・ケアリー短篇集

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    不思議な小説・・・
    子供のころ、集めた宝物箱を見せられているような懐かしさも感じた。結構はまる、好きな世界です。

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    2024年05月05日
  • 呑み込まれた男

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    物語のとらえ方が独特で、ハマる人にはたまらなくおもしろいお話だと思う。
    有名なアニメ作品「ピノキオ」のキャラクターで読むとまた楽しめた小説でした。

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    2024年05月05日
  • B:鉛筆と私の500日

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    小説家のケアリーがコロナ禍のなかで毎日一枚描き続けたさまざまな人や動物の似顔絵と、その日々の記録。

    ケアリーと同じく作家である奥さんのはにかんだ笑顔、カルヴィーノの好奇心にきらめく瞳、シュルツのパンクロッカーみたいな眼差し、息子とプーも一緒に描き込まれたA.A.ミルン、ディネセンの次の日にガゼルを描くこと。隔離期間の辛さやトランプ政権の醜さ、BLM運動などの社会的な動きも克明に描きとられているけれど、心に残ったのは瞳にキラッと希望を湛えたような人たちの肖像だった。

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    2024年05月03日
  • B:鉛筆と私の500日

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    クォリティの高い似顔絵のオンパレードで凄いんだけど、その中にも著者ならではの味がしっかりまぶされているのが素晴らしい。コロナ禍のモヤモヤを描いたエッセイも読み応えあり。

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    2023年12月14日
  • 呑み込まれた男

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    ピノキオに出てくるゼベット爺さんの話。幼少期の絵本じゃ気づかなかったけど、このお爺さん2年間も閉じ込められたんだね。ピノキオはハッピーエンドだった気がするけど、この話はなんだかとっても悲しかった

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    2023年03月15日
  • 堆塵館

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    期待して読んだ、ケアリー初読書です。おもしろいです。

    翻訳の古屋美登里さんが上手いのかな、読みやすい文章でした。登場人物が単純に2つの名前をもっていることになるお話しなので、ただで混乱しそうですが、分かり易いです。
    解説によると、これは子供に向けたお話だそうです。だから分かり易いのでしょうか。

    このプロットって、「シャドーハウス」そっくりだなと思ったのは私だけではないだろう。

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    2023年03月11日
  • 望楼館追想

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    ネタバレ

    最後まで頑張って読んだが、自分には残念だが全く合わなかった。決して読みずらい文体ではなく、主人公に
    ただただ共感できない。だれかの替わりに生きていて、成長過程も複雑で可哀想だとも思うけど、やってることはただの泥棒だし、悪質だと思った。愛されてないから、他人の愛の物品が欲しかったんだろうか?
    最後は、望楼館の終わりとともに主人公はどこにでもいる
    普通の人になってしまったんだろうか?
    好きな人は本当に大好きな本なんだと思う。
    自分は多分読み返しはしないが、色々思わされる本だと思った。

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    2023年03月03日
  • 呑み込まれた男

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    ピノキオのケアリー版アナザーストーリー。ピノキオを探して怪魚に呑みこまれたジュゼッペ爺さんの世界。どんどん創り出されるオブジェや物語が面白かった。

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    2022年09月17日
  • おちび

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    蠟人形館を設立したマリー・タッソーの生涯を小説化したもの。不勉強なもので、この主人公が実在の人物とは知らず。完全なフィクションかと思っていたら事実をもとにしたフィクションということ。挿絵がリアルすぎて目をそらしてしまうところあり。私はグロ耐性がないので、この仕事はできないなぁと思った。

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    2022年07月05日
  • 飢渇の人 エドワード・ケアリー短篇集

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    ありえないことをさも当然のように淡々と静々と描かれた物語が散りばめられた、作者だけが知っている空想世界が詰め込まれた短編集。全体的に、理解するものではなく、感じ取る物語たち、というイメージを持ちました。

    どういうことなの?という疑問をまったくほどけない作品もあれば、数奇なひとりの男の物悲しい運命をたどった表題作や、「私の仕事を邪魔する隣人たちへ」のようなシニカルで恐ろしげな作品もある。「おが屑」「毛物」はイメージしやすい不可思議さで、童話のような戯れを感じる。そういう起伏を読み取れる話に、幻想味の強い意図が解けない話が挟み込まれているという感じ方をしました。

    そういう印象だったもので、全体

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    2021年10月09日
  • おちび

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    おちびのマリー
    と風変わりなクルティウス先生との運命的な出会いから蝋人形を作る事になる。
    最初は人の臓器、やがて人間の顔を石膏で型をとり
    蝋人形の顔を作る。
    スイスを追われ、パリに行き2人は洋裁店の未亡人とその息子の家に間借りをしまた新たな運命が動きだす。
    フランスの歴史に絡め、おちび事マリーの長い長い
    人生模様にルイ16世、マリーアントワネット、
    ルイの妹のエリザベートその他色々な人物が登場
    しフランス革命までのマリーの喜怒哀楽を込めた
    不思議な物語が紡がれて行く。
    ロンドンに行き着く最後は、おちびのマリーの
    新たな名前は有名なマダムタッソーとなる。

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    2021年07月28日
  • おちび

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    マダム・タッソー → マリー・タッソー こと マリー・グロショルツの物語。
    実話ではなく、ケアリーの作り上げたフィクション。
    フランスの蝋人形作家。
    不気味で怖い挿絵だが、あちこちにたくさんあり、わかりやすい。
    幼い頃の話は、グロ恐い。
    恐い話なのか?と思いビクビクしながら読んだが、
    ヴェルサイユ宮殿に行ってからのマリーは見違える様に生き生きとして、
    というかものすごい下剋上だと思う。
    エリザベート王女と知り合えて本当に良かった。
    城を探検して、錠前師と友達になったおちびのマリー。
    なんとその錠前師はこのフランスの国王でルイ16世と呼ばれていた。
    マリーアントワネットも登場。
    「ベルサイユの

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    2021年07月27日
  • おちび

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    フィクションとノンフィクションの中間な
    マダム・タッソーの自伝的物語。
    結構なボリュームで中盤疲れたけど
    読み切ってよかったと思う。

    タッソーの蝋人形館がロンドンにあるから
    勝手にイギリス人かと思ってたけど
    大陸の生まれでフランス育ちだったのか。
    そして、フランス革命の時代を生きた。
    史実をうまく加えて書いてあるのでしょうが
    なかなかに激動の人生だな。

    人間の嫌なところも写し切る蝋人形。
    …怖いねぇ。

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    2021年06月23日
  • おちび

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    18世紀のフランスを舞台に、スイス生まれのマリー・グロショルツが、両親と死に別れ、師のもとで蝋加工や人体について学び、フランス王女の教師となり、革命期には王族や政治家のデスマスクを作り、投獄から生きのび、結婚して、ロンドンに渡って展示室を作る。

    臓器、スケッチ、服、デスマスク…と蝋人形に至る技術との出会い。孤児や野犬や死人や臭いやらで、花の都どころじゃないパリ、を感じました。

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    2020年10月09日