中曽根康弘のレビュー一覧

  • 保守の遺言

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    「保守せんがために改革する」
    保守政治を続けるためには改革し続けなければならない。
    保守がただの守旧派になってはいけないと著者はおっしゃってます。
    歴史文化伝統を軽視する「改革派」に対する姿勢です。

    「不易流行」
    変わらない本質の中にあっても日々生まれ変わって行くというものです。
    川の流れは変わらないように見えてその水は常に入れ替わっています。
    まさに歴史文化伝統を守るために日々改革して行くということです。
    変わらない縦糸の中で様々な自分に出来る横糸を入れて行きたいです。

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    2017年03月29日
  • 日本の総理学

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    事実上の解散宣言を受けて、久しぶりに読みました。勢いも大事ですが、何をやるか、そのための手順は、と、哲学+準備をしておかないと。結局何もできずに終わってしまうのかな…

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    2012年11月17日
  • 日本の総理学

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    戦前の日本を知る数少ない政治家である中曽根元総理の政治家としての哲学が詰まっている本です。

    著者は、国のリーダーたるべきものは自らの国家についての哲学を国民に語らなければならないと説きます。

    今後首相選びの際に参考になるんじゃないでしょうかねぇ。
    読んで損はないと思います!

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    2009年10月04日
  • 日本の総理学

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    中曽根元首相が考える「総理とは」の真髄が注ぎ込まれた1冊。これを読むと総理は様々な事柄に大局的にビジョンを持っていないといけないなと思いました。

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    2009年10月04日
  • 永遠なれ、日本

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    「人間には生まれながらにして基本的人権がある」というルソーの天賦人権説がありますが、これは守ってくれる国家があって成り立つものです。共同体とか「公」というものがあって人間の権利とか自由は成り立つものです。(中曽根康弘)
    そんな当たり前のことが解っていない今の日本人。自由と我侭の区別もできない。。。。タカ派二人の対談。同じタカ派でも直情型の石原と物事を冷静に見ている知的な中曽根氏。なかなか面白い。10年以上前の対談だが、今の状況を言い当てているような内容。真の政治家の話は面白い。

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    2013年01月28日
  • 保守の遺言

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    中曽根さんってもう90過ぎてるんだな。しかし、激動の時代の生き証人(しかも最前線で)なだけあり、文化や哲学に対して日本固有であるべきという考え方をしているなと思った。経験だけは誰に引き継げないので、どうにか冷凍保存できないものかね。
    彼が原発を多いに推進した、というくだりは今は忌み嫌われるだろうけど、当時としては最善の策だったのであろう。問題は推進の仕組みは作ったけどチェックする仕組みを作らなかったことでしょう。
    2010年の本だけどネットや現代文化に踏み込めて無い点はあるけど、希代の政治家中曽根康弘の功績と思想を知る上ではわかりやすいと思った。
    しかし、中曽根さんが警鐘をならしている日本とい

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    2012年05月08日
  • 保守の遺言

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    いま、この民主党代表選の時期だからこそ、面白く読める。
    実は中曽根康弘は菅直人をあまりご存知ないのではなかろうか。
    彼の言う「保守」の範疇にはないのだろう。
    発行時期が5月だったためか、鳩山由紀夫、小沢一郎への言及が多い。
    小泉純一郎批判が面白い。すべてにおいて「空っぽ」だと。
    小鳩については幾分好意的。
    以前は、鳩山一郎を支持。東アジア共同体など共感する部分が多いのだろう。

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    2010年09月21日
  • 保守の遺言

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    中曽根さんのイメージが少し変わった。60年以上政治の中心にいたその経験から語られる言葉は、どれも重く、こういうしっかりとした保守が今の政治家にいるかなと、思うはず。
    ただ、東アジア共同体を構築するにあたり横たわる歴史認識の差異への言及が薄いところ、戦後の社会の失敗をマッカーサーに押し付けることの強引さ、多様性のある民主主義を認識していながら、国家による一定の価値観の(事実上の)強制を明示しているあたりの記述に、もう少し詳しく語って欲しかったなぁと。
    もっと長い著作で、自らの経験を語っていただきたいと感じました。

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    2012年06月04日
  • 保守の遺言

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    [ 内容 ]
    日本を死なせぬために―政治家の使命とは何か?
    迷走する政治への最終提言。

    [ 目次 ]
    第1章 自民党再生への道(鳩山首相と祖父・一郎;検証・民主党政治 ほか)
    第2章 保守主義とは何だったのか?(戦前の二大政党制;官僚主義はなぜ生まれたか ほか)
    第3章 世界における日本を再考する(冷戦構造の時代;世界の中における日本 ほか)
    第4章 これからの政治家に必要なもの(哲学と熱情;歴史に示唆あり ほか)
    第5章 今こそ「坂の上の雲」を追え(司馬遼太郎と戦後日本;現代における「坂の上の雲」とは ほか)

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    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆

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    2011年05月24日
  • 保守の遺言

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    今の政治家が求めるものはな何か、逆に私たち国民が政治家に求めることは何か・・・
    そもそもこの国を今後、どの道へ進ませていくべきか・・・
    そうした国家ビジョンを元首相が人生経験踏まえ訴えていました。
    歴史、文化、風土(宗教)などを継承し、相手への尊みを継ぐこと・・・
    そもそも保守とは何か・・・考えさせられました。
    「坂の上の雲」が人気があるように、明治期の開国から列強入りを志した若人のような政治家が今の日本には少ないのがざんです。
    もう、言葉だけでは政治は信用できませんよね。

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    2011年09月24日