照屋華子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
転職して1ヶ月、周囲のスピードに置いていかれている自分に上司が薦めてくれた本。
本書を通して学んだことは、ロジカルシンキングとロジカルなコミュニケーションだ。
ロジカルシンキングの基礎は、ある事象から抽出した課題に対して、その改善策といえる結論を定め、それに至る根拠と方法の3つの構造に分解して理解することだ。
そして、ロジカルシンキングの実践としては結論から根拠、根拠から方法へ漏れなくダブりなく分解していくことだ。
この分解作業において、私のようなバカは出来るだけ慎重かつ丁寧に回数を重ねた方がいい。自分の中では論理立っている因果は、意外と論理が通っておらず、上司の指摘で分解の余地がまだまだ -
Posted by ブクログ
問いに対して、結論 → 根拠 → 方法の順に考える。
根拠や方法を挙げる際はMECE(モレなく・ダブりなく)を意識し、論点の抜けや重複を防ぐ。
ピラミッド構造を使い、結論から始めて根拠と具体例を下に展開する。
論理の整合性を確認するために「So What?(だから何?)」「Why So?(なぜそう言える?)」の視点を使う。
これにより、論理が飛躍していないか、説得力があるかを検証できる。
主張を構造化して伝える際には、論理パターンを使う。
並列型では、理由や観点を同一レベルで複数挙げる。
解説型では、先に結論を述べ、後から補足や背景を加える。
ロジカルシンキングは、主張を伝えるための構造 -
Posted by ブクログ
「自分は論理的に考えることが出来ている」つもりで来たが、果たして本当にそうなのか?
もっと上手く相手に自分の考えを伝えることができるようになるにはどうしたら良いのか?
これらの問いに答えるために本書を読んだ。
書かれていた中で、「相手に期待する反応は何か?」、「どうなったらこのコミュニケーションは成功なのか」をまず考えましょうという主張は重要なポイントだと感じた。自分の実務に振り返ってみると、このポイントを意識的に出来ていなかった。
今後は検討作業に着手する前に、コミュニケーションの成功条件を明文化する。
初版発行は2001年なので記載事例には古臭さがあるかもしれないが、一見すると難しく、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ筆者らはロジカル・コミュニケーションを「論理的なメッセージを伝えることによって、相手を説得して、自分の思うような反応を相手から引き出す」ことと定義している。本書では、これは訓練により誰でも身につけられるものとして、「論理的に思考を整理する技術」と、「論理的に構成する技術」をそれぞれ2つずつ紹介している。本書の最初に示されていた、「課題(テーマ)と相手に期待する反応を確かめよう」というところが最も重要な点だと感じている。本書の内容は現在では新入社員研修などで教えられるような内容になっているかもしれないが、社会人の基本姿勢として意識せずともできるようになるべき基本がまとめられているものとして、価値
-
Posted by ブクログ
マッキンゼー出身のコンサルタントによるロジカルライティングの本.ロジカルシンキングに続いて今作も大変参考になった.ロジカルライティングはロジカルシンキングの実践編とはまさにその通りだと思う.
特に自省を込めて参考になったのは以下2点.
■コミュニケーションの設定を確認する
文書でのコミュニケーションは難しい.口頭でのコミュニケーションと違って,相手の表情に合わせて軌道修正をとることもできない.また,相手に正しく理解されたとしても,2次3次先の隠れた読み手と齟齬が生じる可能性もある.文書作成の前に5つの要素(書き手,読み手,テーマ,答え,期待する反応)を明確化しておくことが重要.
■具体的に表現 -
購入済み
ロジカルライティングを目指す
論文を書く機会があり、確認者から全く文章になっていない、と指摘を受け読みました。
今後、文章を書く際には、努力しようと思います。