酒井雄哉のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ解説に定評ある池上さんですが、この本では比叡山の大阿闍梨である酒井さんとの問答のような形で、人生における様々なテーマについて意見をやり取りしています。明確な答えが提示されているわけではないので、何か具体的な答えを求めて読むというより、考え方のヒントを分けてもらう、ぐらいの心構えで向き合うのが、この本との正しい付き合い方でしょう。
池上さんが最後に簡単にまとめている通り、人生の苦労を重ね、酸いも甘いもかみ分けた人であれば、この本を通じて響く言葉はとても多いのだと思います。でも、この本をさらっと読み終えてしまえるからといって、人生が浅いという訳でもないでしょう。きっと、その時々で受ける印象や、心 -
Posted by ブクログ
お坊さんの本というので、生き方に迷ってる自分には
ちょうどいいかなぁ?と思い読みましたが
ちょっとイメージと違っていました。
各文章が、今までの実績・経験が書かれていて
最後に手本となる考え方が書かれていました。
でも、え?! そういうこと?! と思ってしまうような
締めくくり方が多く、最初のうちは非常に読みにくいです。
後半に入ると文章自体にまとまりが出てきた感じで
ウンウン、ソウソウ、そっかぁ!と様々なヒントが
受け入れやすく書かれてあります。
こと、第5章は、非常にわかりやすく
お坊さんらしい心がほぐれる内容が多く
非常に参考になりました。
また時間があるときに読み返してみるか