ボーモン夫人のレビュー一覧

  • 美女と野獣(新潮文庫)

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    いろんな童話が入っている本でしたが、
    大好きな美女と野獣の原作が読めてとても良かったです。ディズニーや映画とは違う部分がありとても興味深く、改めてまた違う視点から見れて好きになれました。
    プリンセスの話が好きな人には是非読んでほしいです。
    美徳という言葉や意味をもっと考えたくなる物語でした。

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    2019年06月11日
  • 美女と野獣(新潮文庫)

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    コクトーやディズニーなどが映画化しているボーモン夫人が1756年に出版した異類婚姻譚。オリジナルは1740年にヴィルヌーヴ夫人が発表した長編ですが、広く知られている本作は「こどもの雑誌」用に改変・短縮したものです。映画を知っていると、あまりにもあっさりとしている印象です。他に収録された作品も外見の美醜よりも優しさや知性など内面を磨くことが大切だということを示す教育的な内容になっています。子供向けのため、キャラのパラメータを極端に振り分けているのが印象的。大人でもドキッとする部分が多々あります。

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    2019年03月17日
  • 美女と野獣(新潮文庫)

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    美女と野獣含め13編が収録されている。

    ディズニーの話に馴染みがあるから、実写のほうを脳内再生しながら読んでいた。そしたらあっさり終わったので、えっもう終わり?という感じで、ディズニーの細部に渡る世界観の作り込みすごいなと、本とは別のところに関心がいってしまった^^;
    訳者解説によると、ボーモン夫人の美女と野獣は、ヴィルヌーヴ夫人の版を下敷きに書き直したものらしく、だいぶんカットされたそう。

    他の物語も、「美徳」を説いた、まあ言ってしまえば似たようなパターンの話ではあるが、全体的に読みやすくて、人柄が何よりも大事だということが、身に染み渡ってきた。そりゃ13話も読むと刷り込まれるよな笑

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    2025年05月22日
  • 美女と野獣(新潮文庫)

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    ボーモン夫人の子ども向け短編集。
    表題作「美女と野獣」は、ヴィルヌーヴ夫人の同作を子供向けに再編したものなので細かいところで物足りないのと、ほかの作品も含めてご都合主義っぽいところが、時代だなあと思ってしまった。
    当時の階級社会では、このような教訓が必要とされていたということなのかなぁ。とも。
    おとぎ話ほどふわふわしておらずシュール。

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    2020年08月29日
  • 美女と野獣(新潮文庫)

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    教訓めいた話が多いと感じたが、果たして著者のボーモン夫人は教育者だったとのこと。底本はヴィルヌーヴ夫人作の同名のもの。白水社から出ている。2018.8.4

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    2018年08月04日
  • 美女と野獣(角川つばさ文庫)

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    森の奥の城に住むのは、呪いで野獣の姿に変えられてしまった王子様。彼の呪いを解くのには、誰かを心から愛さなければならなかった。城に迷い込んだ商人は野獣に脅され、その娘ベルを差し出したのだが、野獣とベルは次第に心を通わせていって――名作「美女と野獣」をはじめ七つの物語を収録。

    美女と野獣は今度実写もあるし(吹き替えキャストがすごいんだそう)ディズニーで一番好きで小さい頃は何度も何度もビデオを見ていたので一度原作読んでみたかったのですが、一般に知られている話とは結構違ってるんだなーと思ったり。改めてディズニーのアレンジの巧みさに感心したんだけど、これ以外の話も実に教訓じみてるというか寓話というか説

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    2017年02月04日