國田圭作のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ右肩下がりの市場。
モノ発想ではなく、行動で発想。
生活者のある行動の「行動量」を拡大することが行動デザインの本分。
「市場」とは、
同じ目的、同じ時間帯や気分の中で選ばれる可能性のある選択肢の集合体。
カスタマーは「好意よりも行動量」で特定する。
「ついでに」
ゼロから新しい行動を起こすより、
既存運動の途中に入り込む方が容易=エネルギー消費率が低い。
行動が変わると、意識が変わる。
AIDMAの落とし穴。意識と実際の行動の乖離。
「レーンチェンジ」「枠組み」でリスクを下げる。
正しいだけだは人は動かない。
人は得より損に敏感。
「未充足」が行動チャンス。
使 -
Posted by ブクログ
類書でいうと、「マーケティングの嘘」、「ビジネスマンのための『行動観察』入門」あたり。マーケティングに携わる人にお薦め。
「行動」で発想すると、市場とは「同じ目的、同じ時間帯や気分の中で選ばれる可能性のある選択肢の集合体」という規定になります。
「生活者は自分が思うほど動かない」
これこそが、私たち研究所が「行動デザイン」を標榜する最大の理由です。そもそも人は「動かない」、つまり今とっている行動を変えたくないのです。
これは認知心理学でも裏づけられている人間の性質です。なぜなら、今やっている行動を止めて新しい行動を始めることは、いまの行動をそのまま続けることに比べてはるかに大き -
Posted by ブクログ
マーケット・セグメンテーションは、市場が伸びているときの手法。
行動で市場をくくり直す。
AIDMAモデルの落とし穴。購入意向と実際の購入行動にずれが大きくなる。
悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しい=行動が先行している。
価格やクーポンで行動を誘発はできない。
すぐ行動する人は1~2割。
頭を使うコストを下げる簡便法=パッケージ化、おすすめ化。
得する、より損しない、に敏感。ポイントカードをもつと得をする、より持たないと損しますよ、のほうが効果が高い。
ペルソナの罠=理想の顧客像を描きやすい
お膳立てされると動きやすい。
コンビニのライン=一本の線で行動を変える。
成田空 -
Posted by ブクログ
博報堂行動デザイン研究所が、人を動かすマーケティングの新戦略として、「行動デザイン」について教科書として発刊。
消費者の行動を誘発するしかけについて事例を出して説明している。
コンビニの100円コーヒー、ハイボールの流行の理由など「モノ発想」から「コト発想」へ転換を行動で考える。
本書の中で、マルアイの「お盆玉」も取り上げられている。
「お盆」を「お正月」側にレーンチェンジ(リ・ピジショニング)してみると、お盆という伝統行事をお正月の中にあるモチーフを使って活性化するというコトの発想の中で、お盆玉が生まれた。お盆にも郷里に帰るという帰省行動の活性化につながっていると、題材に上げてもらった。
最