鷹井伶のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
徳川家康から薬師としても側室としても信頼を置かれた阿茶局が主人公の時代小説、その第1巻です。
服部半蔵に命を救われ、半蔵の主である松平元信(徳川家康)に仕えることになった薬師を目指す瑠璃。
薬を受け付けない元信へ茶による治療を施し、松平家=徳川家にとり瑠璃は重要な人材となっていきます。
家康と瑠璃は戦の無い世を目指すことになるのですが、信長と秀吉との間で揉まれることに…。
全体としては薬師が活躍する場面が少なく、家康の伝記を元にしたフィクション小説といった構成です。
読んでいてハイライトだと感じたのも史実の場面であり、家康の正妻築山御前と嫡男信康の最期は素晴らしかったです。
2巻にも期待します