【感想・ネタバレ】家康さまの薬師のレビュー

あらすじ

幼いころに徳川家康の家臣・服部半蔵に命を救われた瑠璃。
その時、半蔵が見せた薬草の使い方に興味を持ち、
保護された村で出会った師匠から本草学の書籍をもらい受け、薬師になる夢を膨らませる。
その後、家康の祖母に小間使いとして仕え、本草学の知識を生かして体に良い茶を煎じる日々を過ごす。
半蔵もそんな瑠璃を気にかけ、何度も様子を見に来ていた。

一方、今川家での人質として暮らしに鬱屈していた松平元康(徳川家康)。
今川義元の姪(瀬名・築山御前)との望まぬ婚姻が決まり、その報告に祖母の家を訪れる。
そこで、出会ったのが小生意気な少女・瑠璃だった。

その後、時代は流れ、桶狭間の戦いを経て戦国大名へと昇り詰めていく家康。
しかし、決して安穏な日々ではない。武田信玄による三河侵攻、織田信長からの圧力・・。
そして重要性を増す瑠璃の師匠がもつ各大名の病状と処方箋を記した覚書の存在。
心労の絶えない家康の傍らで瑠璃は茶をそして薬を煎じて支える。

戦国乱世において、家康の体調や精神を支え、共に歩んだ女性の物語。

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Posted by ブクログ

面白かった。

「どうする家康」にややまごつき感を感じてるからか、苦難もすいすい進む感じがリズム感がよく感じられて読み進めた。

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2023年04月11日

Posted by ブクログ

お江戸安らぎ飯のシリーズが好きで拝読しました。安らぎ飯よりもメインは家康の周囲を囲む武将達が描かれ、知られていない家康の正室の築山御前の生涯が切なかったです。武将達や姫様や子供達の関係が歴史小説より繋がりが分かりやすかったです。あまり薬に関しての描写がなく寂しかったので星4つにしました。

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2023年05月11日

Posted by ブクログ

徳川家康から薬師としても側室としても信頼を置かれた阿茶局が主人公の時代小説、その第1巻です。
服部半蔵に命を救われ、半蔵の主である松平元信(徳川家康)に仕えることになった薬師を目指す瑠璃。
薬を受け付けない元信へ茶による治療を施し、松平家=徳川家にとり瑠璃は重要な人材となっていきます。
家康と瑠璃は戦の無い世を目指すことになるのですが、信長と秀吉との間で揉まれることに…。
全体としては薬師が活躍する場面が少なく、家康の伝記を元にしたフィクション小説といった構成です。
読んでいてハイライトだと感じたのも史実の場面であり、家康の正妻築山御前と嫡男信康の最期は素晴らしかったです。
2巻にも期待します。

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2025年10月23日

Posted by ブクログ

「人はいつか死ぬ、必ずな。だが、それまでは懸命に生きるのが、先に逝った者たちへの礼儀というもの。違うか」

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2023年08月04日

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